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ツヴィリングトゥルムの黄金(2024/04/30 16:00 〜 05/21 3:59まで)

概要 †

公式ニュース
■期間限定イベント SIDE STORY「ツヴィリングトゥルムの黄金」
期間限定イベント、サイドストーリー「ツヴィリングトゥルムの黄金」、4月30日からスタート!
本イベントでは、イベントアイテム「
調律の追憶」を集めることで、様々な報酬を入手することができます。
また、イベントアイテム「
レッシングの書類入れ」初回入手時にイベント限定オペレーター「
★6レッシング」が加入します。
2個目以降は入手時に自動消費されレッシングの潜在能力が1段階強化されます。
▼開催期間
・通常ステージ「双塔を仰ぐ」
2024年4月30日(火)16:00 〜 5月21日(火)3:59
・EXステージ「恩寵は永遠に」
2024年5月7日(火)16:00 〜 5月21日(火)3:59
・Sステージ「大権に情なく」
2024年5月14日(火)16:00 〜 5月21日(火)3:59
※ 「恩寵は永遠に」「大権に情なく」は高難易度のステージです。無理のないよう挑戦してください。
※ 「恩寵は永遠に」「大権に情なく」では、初回クリア以降、イベントアイテムをドロップしません。
※イベント開始時間になってもイベントステージが出現しない場合は、ゲームへの再ログインをお試しください。
■交換ショップ
イベントで集めた
調律の追憶で、様々な報酬と交換しよう!
▼交換期間
2024年4月30日(火)16:00 ~ 2024年5月28日(火)3:59
オススメの周回ステージ †

ステージ | 素材 | 消費理性 | ドロップ率 | 理性期待値 | 備考 |
ZT-7 | 中級異鉄 | 21 | 77.32% | 27.16 | |
ZT-8 | 中級装置 | 21 | 57.91% | 36.26 | |
ZT-9 | 合成コール | 21 | 91.33% | 22.99 | |
ドロップ率はペンギン統計の大陸版データより
いずれも最高クラスの周回効率なので周回しよう。
基本事項 †

- 参加条件:
「1-10 残留」クリア
- EX・Sステージでは「調律の追憶」はドロップしない。
- 「心境究明」
今回の特殊システム。ツヴィリングトゥルムの裏側で行われたストーリーを調査しよう。
対応した「心の楽章」を演奏することで調査を完了し、報酬として「
レッシングの書類入れ」や「調査補給」を獲得出来る。
イベント紹介 †

前提知識 †

本イベントのシナリオは複数人の視点が交差しながら進行する群像劇形式である上に、主役級の登場人物それぞれが過去のイベントで描かれた物語と強く繋がったストーリーを繰り広げる。そのため、過去に開催されたイベントの内容をある程度知ってから読む事が望ましい。
「必要な前提知識が多すぎて全部把握するのは大変」という人は、下記の「登場人物」の項目で過去のイベントストーリーを軽くつまみつつ、「それぞれの登場人物は今、何をするために動いているのか」に焦点を当てながら読むと、理解の助けになるだろう。
イベント塵影に交わる残響、空想の花庭と公式コミック序言組曲:自由への奏音を読んでおくことを推奨する。余裕があれば、ニアーライトを読んでもよい。
- 塵影に交わる残響はエーベンホルツが主役のイベント。彼の過去や、当イベントの舞台であるリターニアの歴史に深く触れる。常設化済み。
- 初回開催時に公式Youtubeに投稿された特別PV「リターニア:余燼」は、巫王統治時代の空気感を掴める。復刻開催時に公式Twitterに投稿された【離艦申請添付資料】、およびΔモジュール「朽ちた伝承」では、当イベント直前の時系列の彼の行動を把握できる。
- 空想の花庭はフェデリコが主役のイベント。彼が「正義」の意味について再考するきっかけとなった出来事が起こる。当イベント開催時点では常設化されていないため、内容を知りたい場合は動画サイトなどで履修する必要がある。
- フェデリコは吾れ先導者たらんにも登場するが、当イベントと関連する要素はない。
- ただし吾れ先導者たらんを見ておくと、空想の花庭のストーリーの理解が大きく深まる(必須ではない)。また当イベントのストーリーの理解にはぜんぜん必要無いが、吾れ先導者たらんの話題が当イベントに少しだけ登場する。
- 当イベントの終了後でいいので読んでみるとよい。ラテラーノ・サンクタへの理解も深まる。
- 公式コミック序言組曲:自由への奏音は、上記2つのイベントの前日譚を、アルトリアを主軸に描いている。
- ニアーライトはヴィヴィアナが初登場したイベントだが、当イベントで描かれるのはヴィヴィアナのニアーライトで取り上げられなかった側面であるため、履修優先度は少し低いか。めちゃくちゃ長いし。
- メインストーリー12章・13章でちょこっとだけ登場したNPCが再登場する。
- ストーリーの理解に必須ではないが、樹影にて眠るおよび統合戦略「探索者と銀氷の果て」に登場する世界観要素への言及がある。
- 当イベントよりも時系列上では後となる将進酒には、当イベントの顛末について触れたセリフが一言だけある。
- 劇中のセリフにて、シラクザーノの歴史背景を補完するちょっとした情報が提示される。小ネタ程度のものでありイベントシナリオとの関連性はない。
登場人物 †

- ヴィヴィアナ
かつてカジミエーシュ騎士競技にて「燭騎士」の称号を冠した強豪。
ニアーライトに登場し、マーガレット・ニアールと試合やプライベートを通じて親交を深めた。
実はとあるリターニア貴族の私生児。
商業連合会の息がかかったメディアの記事によって騎士競技引退に追い込まれた彼女は、「木漏れ日と職人の都」オグニスコへ向かったはずだったが……?
- エーベンホルツ
かつてリターニアを強大なアーツと恐怖政治で支配した独裁者「巫王」の末裔である青年。幼い頃に巫王の狂信者から施された邪悪な儀式が原因で、故郷のウルティカでは飼い殺し状態に置かれていた上に、「頭の中から聞こえる声」に今も苦しみ続けている。
塵影に交わる残響では、自由を求めて訪れたリターニアの感染者地区アフターグローにて陰謀に巻き込まれ、親友との再会、そして別れを経験した。
大きすぎる代償の果てに自由を手に入れロドスに加入した彼が、突然に離艦申請を提出し、再び忌々しい故郷に戻った理由とは……?
- アルトリア
黒い光輪と翼を持つチェロ奏者のサンクタ。フルネームはアルトリア・ジアロ。後にコードネームをヴィルトゥオーサと名乗る。
演奏を聞いた者の自制心を失わせ、欲望のままに行動させる強力なアーツと、「心を解放して自由を取り戻すこと」を至上とする危険思想の持ち主。
テラの各地を放浪しながら、演奏を通じて数々の事件へ関与したと考えられているため、ラテラーノ教皇庁からは指名手配を受けている。しかし、現在の彼女はリターニアの有力貴族の庇護下にあるため、外交問題への懸念から手出ししにくい状況にあった。
塵影に交わる残響、空想の花庭では傍観者として振る舞っていた彼女が、当イベントでは物語の中心に立つ。
- フェデリコ
黒い光輪と翼を持つ公証人役場法定執行人にしてラテラーノ聖徒のサンクタ。フルネームはフェデリコ・ジアロで、アルトリアとは義理の姉弟。
プレイアブルキャラクターとしてはイグゼキュターと聖約イグゼキュターの2つの姿を持つ彼だが、空想の花庭より後の時系列である当イベントでは後者の姿で登場する。
幼少期の出来事を機に姉であるアルトリアと決裂し、以降は執行人の立場から、指名手配犯となった姉を追っている。
コーデ「無題の密命」説明文などで以前から示唆されていた姉弟の因縁に、ついに決着が訪れる……?
余談 †

大陸版でのシナリオ文字数カウントは孤星をも超えて過去最長を更新。
日本語では孤星は超えなかったが、極めて長いことに変わりはない。心して読もう。
※文字数カウントはArknights Story Text Readerのデータ使用
| 文字数(日本語) | 文字数(中国語) |
ツヴィリングトゥルムの黄金 | 210,845 | 148,804 |
孤星 | 211,243 | 143,893 |
ニアーライト | 206,224 | 140,843 |
8章 | 198,477 | 142,397 |
Q.長ったらしい単語が読みにくいんですが・・・。
A.単語をどこで区切るかを教えます。
- ツヴィリングトゥルム
- ツヴィリング・トゥルム(Zwilling stürme)。「双塔」「双子の塔」を意味する。
- ツヴィリングはツインテールとかのツインと一緒。
- ヘーアクンフツホルン
- ヘーアクンフツ・ホルン(Herkunfts horn)。
- ヘーアクンフツで一単語だが、音で無理やり分解するとヘーア/クンフツ。ヘーア/クンフツ・ホルン。
- 英訳するとOriginal horn。シナリオでは「始源の角」と和訳されている。
- イーヴェグナーデ
- イーヴェ・グナーデ(Ewige gnade)。
- 英訳でEternal grace、「永遠の恩寵」を意味する。
楽曲元ネタ †

BGM | 元楽曲 | 作曲者 |
戦闘BGM (ZT-4ほか) | 魔王 | フランツ・シューベルト |
楽の章 | バレエ組曲『コッペリア』 第1幕第2曲 ワルツ | レオ・ドリーブ |
怒の章 | 練習曲作品10-12 『革命のエチュード』 | フレデリック・ショパン |
哀の章 | ハープシコード組曲第2集第4番 『サラバンド』 | ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル |
恐の章 | Bajka Iskierki (ポーランドの子守唄) | 不詳 |
明日の章 | Rhodes Island (アークナイツ タイトル画面) | Catfeeeeeet |
TIPS †

- 「功績勲章」がある。
- 新たな敵やギミックが登場する。
- 難易度は標準〜やや低め。
新たなギミック †

今回の作戦は終日コンサートが開催されているリターニアが会場であり、その楽曲は今回初登場の敵や施設に影響を与える。
演奏内容には「無変奏」、「トーンアップ」、 「トーンダウン」の3種類の変奏がある。
ステージ毎に決まった長さと配分で演奏スケジュールが設定されており、作戦開始と同時に画面上部のゲージの通りに演奏が開始される。
無変奏区間では何の変化も起こらないが、トーンアップ区間では敵に「移動速度・攻撃速度の大幅増加、防御力の減少」、トーンダウン区間では敵に「移動速度・攻撃速度の減少、攻撃力の大幅増加」が発生する。
強化の傾向こそ敵全種類でおおむね同じだが、受ける効果の上昇・下降幅には敵の種類によって若干の違いがある他、一部の敵にはさらに特定の変奏時にのみ有効化される特殊能力を所持している。
この特殊能力を持った敵は発動条件がトーンアップであれば四つ角の黄色い星、発動条件がトーンダウンであれば紫色の満月が頭上に表示されており、能力が有効化されると頭上の表示も明るい色になる。
調律器
マップ内に味方が攻撃可能な施設として「調律器」が配置されていることがある。
攻撃してSPをチャージすることで、すべての調律器が準備完了状態になると手動発動で起動可能。
起動すると現在の変奏区間の内容が「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転し、さらに反転後の変奏内容により、配置中の味方全員に20秒続く強化効果が付与される。
反転後の変奏がトーンアップの場合は「攻撃速度+50」、トーンダウンの場合は「攻撃速度-10、攻撃力+60%」で、さらに調律器の数だけ同じ効果が重複する。
要チャージ | 準備完了 |
 |  |
一部の調律器は特殊な「指向性シールド」によって保護されている。
指向性シールドのかかった調律器は左右のうち、保護されている側に配置されている味方からの物理・術ダメージを遮断してしまうため、もう一方からの攻撃でのみSPをチャージ可能。
ただしアズリウスの素質、イーサンS1、ヘドリーS3の継続ダメージは発生源を持たないため指向性シールドを無視する。
攻撃方向とはダメージ発生者の位置を参照するため、リィンS3や炎獄ラヴァS2のような味方を経由して行う攻撃は経由先の味方ではなく、ダメージ発生元のオペレーターの位置で判断される。
保護された調律器 |
 |
「湮滅の相」と「創世の相」
もう一つの新ギミック。
一部の作戦ではマップ内に「創世の相」と呼ばれる施設が初期配置されており、セットで待機エリアに何度でも再回収されマップ内に1個だけ配置可能な「湮滅の相」を持った状態で作戦が始まる。
「湮滅の相」は空いている配置可能マスにのみ配置可能で、配置後20秒間維持され、その間に受けた味方からの攻撃を全て吸収する。
「創世の相」は0.5秒毎に吸収したダメージを向いている方角へ一発の弾として発射する。弾は「湮滅の相」が吸収したダメージの合計と同じ物理攻撃力を持ち衝突半径は0.5、最初に触れた敵や調律器にダメージを与える。
特記すべき点は0.5秒間の総ダメージが一発になるということだ。例えばエクシアS3で700×5を吸収させた場合は3500の物理攻撃力で発射される。
範囲攻撃に「湮滅の相」を巻き込むことで別の定点に対しても高火力をお裾分け出来る強力な味方ギミックだが、「創世の相」は定期的に2地点間を往復転移する形で場所を変える。
湮滅の相の再配置時間は5秒で配置コストも5と軽いが、肝心な強敵を巻き込めない事態を防止するためにもある程度計画性を以って運用したいところ。
新たな敵 †

全体的に高HPかつ高術耐性・低防御の敵が多く、術攻撃の通りが悪め。
トーンアップ中は共通して防御力が減少するが、素の防御力が低いのであまり劇的な与ダメージ増加は起こらない。
残党のフルート奏者
| 楽団志望フルート奏者 | 巫王楽団フルート奏者 |
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特性 | 【狂熱】(攻撃回復/必要SP2) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加 |
トーンダウン 攻撃力+20%、攻撃速度-50、移動速度が50%に減少 |
HP | 4000 | 5000 |
攻撃力 | 280 | 320 |
防御力 | 150 | 150 |
術耐性 | 10 | 10 |
- 【熱狂】(攻撃回復/必要SP2)
- 攻撃時、対象に攻撃力の130%の物理ダメージを与える。
変奏の効果を受ける、強撃スキル持ちの近距離攻撃敵。またこの人たち、楽器で人殴ってる……
しかし他に変わった点はなく、今回の新規登場的の中では最もシンプルな量産型雑魚枠。
残党のトランペット奏者
| 楽団志望 トランペット奏者 | 巫王楽団 トランペット奏者 |
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特性 | 【凱歌】(攻撃回復/必要SP2) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加、攻撃が術ダメージを与える |
トーンダウン 攻撃力+20%、攻撃速度-50、移動速度が50%に減少 |
HP | 6000 | 7000 |
攻撃力 | 200 | 250 |
防御力 | 200 | 250 |
術耐性 | 15 | 15 |
- 【凱歌】(攻撃回復/必要SP2)
- 攻撃時、対象とその周囲4マスの味方全員に攻撃力の100%の物理ダメージを与える。
トーンアップ:与えるダメージが術ダメージに変化する。
トーンアップ中の攻撃が術ダメージになる上、強撃スキルで周囲4マスにダメージを拡散させて来るトランペット奏者。
素の攻撃力こそ低いものの、フルート奏者同様に数が出てくる非エリート敵なので高台が巻き込まれると意外と洒落にならない被害が出る。
残党のホルン奏者
| 楽団志望ホルン奏者 | 巫王楽団ホルン奏者 |
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特性 | 遠距離/物理攻撃 |
【劈音】(攻撃回復/必要SP2) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加、攻撃が術ダメージを与える |
トーンダウン 攻撃力+20%、攻撃速度-50、移動速度が50%に減少 |
HP | 8000 | 9000 |
攻撃力 | 150 | 200 |
防御力 | 200 | 250 |
術耐性 | 15 | 15 |
- 【劈音】(攻撃回復/必要SP2)
- 攻撃時、最大2体の味方にそれぞれ攻撃力の100%の物理ダメージを与える。
トーンアップ:与えるダメージが術ダメージに変化する。
遠距離攻撃を行ってくるホルン奏者。
トランペット奏者と同じくトーンアップ中は術攻撃になる特性を持っており、定期的に2体同時攻撃も行ってくる。
なお、下位種・上位種ともに非エリートにもかかわらず、何故か出てくるステージが異様に少なく妙に影が薄い。
残党の詩篇作家
| 楽団志望ハープ奏者 | 巫王楽団ハープ奏者 |
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特性 | 遠距離/術攻撃 |
【「癒しの箴言」】(攻撃回復/必要SP1) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加 |
トーンダウン 攻撃力+20%、攻撃速度-50、移動速度が50%に減少 |
HP | 13000 | 15000 |
攻撃力 | 250 | 300 |
防御力 | 250 | 300 |
術耐性 | 50 | 50 |
- 【「癒しの箴言」】(攻撃回復/必要SP1)
- 攻撃時、対象に攻撃力の100%の術ダメージを与え、自身を攻撃力の200%分回復する。
トーンアップ:自身の居るマスとその周囲8マスの敵全員も同時に回復する。
2回に1回、攻撃時に自身を治療する敵の呪癒師。
攻撃間隔や射程は並みの術師のそれだが、回復頻度が高い上にトーンアップ中は他の敵もまとめて回復されるため群れに混ざられると意外と面倒。
全体的に高HPの者が多い今回の新規敵の耐久を更に底上げされてしまうので、優先的に執行者などで処理してしまいたいところ。
残党のクラリネット奏者
| 楽団志望 クラリネット奏者 | 巫王楽団 クラリネット奏者 |
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特性 | 近距離/術攻撃 |
非ブロック時、0.5秒毎に次の攻撃の最終攻撃力+30(30回まで累積) |
トーンアップ 攻撃速度+25、防御力-50%、移動速度が200%に増加 |
トーンダウン 攻撃力+150%、攻撃速度-25、移動速度が70%に減少、攻撃対象をスタンさせる |
HP | 13000 | 15000 |
攻撃力 | 500 | 600 |
防御力 | 700 | 700 |
術耐性 | 60 | 60 |
能力無効化に耐性
ブロックされていない間は少しずつ次回の通常攻撃の威力が増していき、トーンダウン時には大幅に攻撃力が向上する術剣士。
累積バフが溜まった状態の初撃は威力が洒落にならないので、直接受けるのは避けたい。シールドや高速再配置ユニットへの無駄打ちで誤魔化そう。
残党のドラム奏者
| 楽団志望ドラム奏者 | 巫王楽団ドラム奏者 |
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特性 | 遠距離/術攻撃 |
【重奏】(攻撃回復/必要SP2) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加、攻撃範囲が2.2に拡大 |
トーンダウン 攻撃力+20%、攻撃速度-50、移動速度が50%に減少 |
HP | 10000 | 12000 |
攻撃力 | 250 | 350 |
防御力 | 250 | 300 |
術耐性 | 50 | 50 |
- 【重奏】(攻撃回復/必要SP2)
- 半径2.0範囲内の味方全員に攻撃力の100%の術ダメージを与える。(範囲内に味方が居る場合のみ発動する)
トーンアップ:攻撃範囲が半径3.0に拡大。
定期的に自身の周囲広範囲へ術ダメージをばら撒いてくるドラム奏者。
トーンアップによる移動速度増加が合わさり、高台を含めた複数人がすぐ攻撃範囲内に収まってしまいやすい。
残党のチェロ奏者
| 楽団志望チェロ奏者 | 巫王楽団チェロ奏者 |
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特性 | 挑発レベル+1 |
トーンアップ 攻撃速度+25、防御力-50%、移動速度が200%に増加 |
トーンダウン 攻撃力+150%、攻撃速度-25、移動速度が70%に減少 |
トーンダウンの開始時、味方からの攻撃を10回まで無効にするシールドを獲得する。シールド存在時に攻撃を受けると、ダメージ源に攻撃力の20%の物理ダメージで反撃する(トーンダウンの終了時にシールドは全て失われる) |
HP | 15000 | 20000 |
攻撃力 | 600 | 700 |
防御力 | 900 | 1000 |
術耐性 | 60 | 60 |
【エリート】能力無効化に耐性
挑発レベル増加とシールドにより、こちらからの攻撃を受け止めるタンク型チェロ奏者。
トーンダウン中は跳ね上がった攻撃力でシールドの枚数分反撃してくるので、低防御力かつ攻撃回数の多い速射手等は事故死を起こしやすい。
トーンアップ中であれば防御力半減により一気に対処しやすくなるので、調律器も使ってトーンダウン中の交戦を避けたいところ。
残党の調律師
| 楽団志望調律師 | 巫王楽団調律師 |
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特性 | 遠距離/術攻撃 |
【調律】(自動回復/必要SP15/初期SP5) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加 |
トーンダウン 攻撃力+100%、攻撃速度-25、移動速度が70%に減少 |
トーンアップかトーンダウン、どちらか決められた方に対応した状態で出現。現在の変奏と合致している場合、攻撃対象が10秒間受ける物理・術・確定ダメージが130%に増加(重複せず、効果時間のみ上書きされる) |
HP | 12500 | 15000 |
攻撃力 | 450 | 550 |
防御力 | 300 | 350 |
術耐性 | 50 | 50 |
【エリート】能力無効化に耐性
- 【調律】(自動回復/必要SP15/初期SP5)
- 攻撃範囲内に存在する、SPが最大かつスキル発動不可状態の調律器に対して詠唱を行い、0になるまで毎秒SPを1減少させ続ける。
対象の調律器のSPがゼロになる前に状態異常等で行動不能になった場合、スキルを中断し3秒以内に対象の調律器のSPを最大まで回復させる。
他の蓄積を待つだけとなっている調律器のSPを、スキルで空にしようとしてくる調律師。
スタンなどの状態異常でスキルを中断させると、一度減らされたSPもすぐ元通りになる。
常にどちらかの変奏マークが頭上に表示されており、変奏合致時には攻撃に対象者の被ダメージ上昇デバフ効果が付与される。術師型の敵としても単純に強い。
残党の指揮者
| 楽団志望指揮者 | 巫王楽団指揮者 |
画像 |  |  |
特性 | 遠距離/術攻撃 |
【調律】(自動回復/必要SP15/初期SP5) |
トーンアップ 攻撃速度+50、防御力-50%、移動速度が200%に増加 |
トーンダウン 攻撃力+100%、攻撃速度-25、移動速度が70%に減少 |
トーンアップかトーンダウン、どちらか決められた方に対応した状態で出現。現在の変奏と合致している場合、攻撃範囲内の敵全員のHP上限+50%(上位種は+70%) |
HP | 23000 | 25000 |
攻撃力 | 350 | 450 |
防御力 | 550 | 550 |
術耐性 | 60 | 60 |
【エリート】能力無効化に耐性
- 【調律】(自動回復/必要SP15/初期SP5)
- 攻撃範囲内に存在する、SPが最大かつスキル発動不可状態の調律器に対して詠唱を行い、0になるまで毎秒SPを1減少させ続ける。
対象の調律器のSPがゼロになる前に状態異常等で行動不能になった場合、スキルを中断し3秒以内に対象の調律器のSPを最大まで回復させる。
ただでさえ高い今回の新規敵のHPを、変奏合致時にさらに増加させる指揮者。
基本的な特徴は調律師と近いが、こちらは敵の集団に対する耐久力補助特化型。処理能力が追い付かずブロック漏れを起こさないようにだけは注意したい。
蘇るリターニアの支配者
【ボス】能力無効化・スタン・睡眠・凍結・浮遊・バインド・強制移動に耐性
遠距離/術攻撃、ブロックされない、自身以外の全ての敵ユニットが受ける物理・術ダメージを20%軽減する
形態共通技
- 【造物滅亡】(強制敗北技/一定時間経過で発動)
- マップ内の味方全員に攻撃力の100%の術ダメージを与え、耐久値を100減少させ、自身を退場させる
制限時間が残り20秒を切ると、足元に徐々に収束する円が表示される。
- 【庸劣の懲戒】(必要SP45/初期SP10/攻撃範囲内に味方ユニットが存在時のみ使用)
- <庸劣の印>の影響を受けた味方ユニットを強制撤退させ、その周囲4マス(第二形態は周囲8マス)の味方全員に攻撃力の100%の術ダメージを与える。
さらに攻撃範囲内の味方2人(第二形態は1人)に<庸劣の印>を付与し、自身の半径3.0範囲内(第二形態はマップ全体)の味方全員に攻撃力の100%の術ダメージを与える。
- <庸劣の印>
付与された味方ユニットは挑発レベルが+1され、通常攻撃とスキルの使用を行えない。味方が5回攻撃を加えることで破壊出来る。
- 【痴愚の懲戒】(HPが50%減少する毎に発動)
- マップ内に配置されているオペレーターを最大2人まで、ランダムな方向でランダムな配置可能位置に移動させる。
第一形態
自身の通常攻撃時、対象とその周囲4マスの味方全員を同時に攻撃する
- 瞬間移動(必要SP30/初期SP5)
- 無敵状態になり、次のチェックポイントまでワープする。
最初にHPがゼロになった時、【痴愚の懲戒】を発動し、10秒かけてHPを完全回復
マップ内の味方全員に攻撃力の50%の術ダメージを与え、スキルのSPをリセットし、第二形態へ移行する。
第二形態
攻撃範囲がマップ全域に拡大し、自身の通常攻撃時、対象とその周囲8マスの味方全員を同時に攻撃する
攻撃力-50%、防御力+50%、左右どちらか一方からの物理・術ダメージを無効化するシールドを獲得
第二形態移行時に特定の地点へワープし、マップ内の調律器が全て無効化され、【君主の指揮】を発動する
第二形態中、全ての敵がトーンアップまたはトーンダウン時に追加効果を得る
トーンアップ:攻撃速度+10
トーンダウン:攻撃力+10%
トーンアップまたはトーンダウン中にスタンした敵ユニットは記録され、その変奏終了時に5000(EX・Sステージは8000)の術ダメージを受ける
Herkunftshorn・「巫王」の退場時、即座に現在の変奏が終了する
- 【君主の指揮】(必要SP50/初期SP10)
- 現在予定されている演奏内容を上書きし、一定時間持続するトーンアップかトーンダウンどちらか単一のみで編成された演奏を開始する。
再発動された際は必ずもう一方の変奏となり、以降交互になるように変奏内容が決定する。
心境究明 †

対象者の当時の心を再現し、記憶を呼び起こし、調査を進めよう。
作曲
①:作曲の儀
4種類の感情音符の中から3つ選択し、配置する。感情音符は「双塔を仰ぐ」ステージでの戦闘で確率でドロップする。
組み合わせ方によって4種類の情感の章のどれかに分類された情感の曲調となる。
楽の章 |
 バラの詩 An die Rose |
咲き誇るは春の歩みをも留める花 この大地のものとは思えぬそれが、垣根越え枝を覗かせて揺らめいてはかぐわしく香る ああバラよ、あなたの笑顔は万人を魅了する 方々で響く音はいずれも、人々を惑わし奔走させるが あなたのアーツだけは皆の忙しない歩みを暫し休ませ あなたのツルは零れ落ちた詩篇を拾い集めてはそれをなぞり 一枚一枚の花びらへと書き換えて 人々にそれを摘み取らせ、笑顔の花をも咲かすのだ |
満足 | 楽 楽 哀 | | 期待 | 楽 楽 怒 | | 緊張 | 楽 楽 恐 |
狂喜 | 楽 楽 楽 | 興奮 | 楽 怒 怒 | |
怒の章 |
 ヴィドゥニアの楽器職人 Vedunien Geigenbauer |
いかに傷だらけであろうとその木芯は折れることを知らず よろめきながらも彼らは一心に礎を築いた ならばヴィドゥニアよ、我らはあなたのための棺に彫刻を施さん 我らは運命の琴線を強く張り 黒と金の鍵盤を彫り出して 凋落の旋律を刻み―― 一心に彫り、刻み続けよう |
苦悩 | 楽 怒 恐 | | 警戒 | 楽 怒 哀 | | 不敵 | 怒 怒 恐 |
憤慨 | 怒 怒 哀 | 激怒 | 怒 怒 怒 | |
哀の章 |
 哀角の夜想曲 Trauerhorns Nachtlied |
群立つ高塔は静まり返り 噴水より湧き出るは生気なき夕暮れの色 ひしめく双角の民は黙して公園に集う ああ背を向けよ、頬濡らす涙は見せられぬ |
哀切 | 楽 哀 哀 | | 憂慮 | 哀 哀 恐 | | 後悔 | 哀 恐 恐 |
慟哭 | 哀 哀 哀 | 悲憤 | 怒 哀 哀 | |
恐の章 |
 螺旋の塔 Der verdrehte Turm |
永遠なる宮殿は天幕の上 あなたは混沌の階段を這い 震えながら上へと登っていた 始源の言葉が壁に沿い絶えず巡り続けては あなたをきつく縛りつける あの隙間に見える岩などは長き夜の如き命を全うするだろう 安らぎは腕這う血脈の如くして 空に浮かびし階段は深淵臨む高みにあり 霧晴れし先の塔へと通ず 耳を傾けよ、あの塔は果ての景色を一度とて外界と分かち合ったことはない |
懸念 | 楽 哀 恐 | | 恐縮 | 怒 恐 恐 | | 驚愕 | 恐 恐 恐 |
畏怖 | 楽 恐 恐 | 痛恨 | 怒 哀 恐 | |
明日の章 |
 旅路 Die Reise |
生命の足跡すらもいずれは 時間の塵に埋もれていくとしたのなら…… 我々はなおさら歩みを止めてはならぬ ――永遠に |
出現条件 |
30回目の作成が自動的にこちらに置き換わり、対応した特別な訪問者が出現する。 |
②:欲望洞察
「欲心の曲想」を3つのうちから1種選択することで、使用した感情音符が消費されて「鍵の旋律」が完成。「楽譜」に保存される。
欲心の曲想 |
 |  |  |
俗世の欲 俗世と現実たるもの | 権力の欲 権力と高塔の影 | 知識の欲 知恵と形なき光 |
調査
調査には「通常調査」と「密命調査」の2種類が存在する。
「通常調査」は日替わり。毎日3人の調査対象に正解の「鍵の旋律」を使用することで中級素材の入った
調査補給を1個獲得出来る。
対象者に質問をすることで、会話中に適切な情感の曲調と欲心の曲想のヒントが与えられる。
調査対象に合致した情感の曲調と欲心の曲想が組み込まれた「鍵の旋律」を使用することで、調査を完了出来る。
情感の章(楽怒哀怖の4種類の章)と欲心の曲想(俗世・権力・知識の3種のテーマ)が合っていれば成功。3回失敗すると答えが表示されるため、闇雲に選択しても良い。
その日の「通常調査」を全て完了させると「密命書簡」を1枚獲得出来る。毎朝4:00にも1枚獲得。
この密命書簡を消費することで、特別な対象を調査する「密命調査」をイベント通して最大6回まで行える。
こちらは「通常調査」と異なり、情感の曲調(作曲に使用した3個の感情の組み合わせ)と欲心の曲想が正しく合致した鍵の旋律を奏でなければならない。
1回完了するたびに
レッシングの書類入れを1個獲得。初回はレッシングが加入し、2回目以降はレッシングの潜在能力が強化される。
こちらも3回失敗すると答えが表示されるため、闇雲に選択しても良い。
鍵の旋律は失敗してもなくならないので、全ての組み合わせを片っ端から試すのもあり。
組み合わせは20種類×3テーマの60種類。楽怒哀怖の素材が45ずつあれば全ての組み合わせの鍵の旋律が作れる。
累計30回目の作曲で明日の章の楽譜が手に入り、「通常調査」で使用することで特別な訪問者が出現する。
簡易チャートおよび全回答 †

「通常調査」では1日に最大3つの調査補給(ランダムな中級素材)が手に入る。
「密命調査」ではレッシングの入手と潜在開放が進み、「残響の記録」という追加テキストも解放される。
密命調査は決まった順番で進めることになり、1つずつ完了しないと次に進めない。原則として1日1回、その日の通常調査をすべて完了すればもう1回進行できる。
全6回で終わるので多少進行が遅れても問題ない。
①:ステージを周回し音符を集める
どのステージでも良いので、周回して「


感情音符」を集める。
周回していれば大量に手に入るので不足する心配はない。
②:調査を開始し、作曲のヒントを得る
調査対象の話を聞く。
会話の最後、調査対象に「鍵の旋律」を提示することになる。自力で推理したい場合、右側の赤字に注目すれば良い。
すでに旋律を作ってある場合、デタラメに提示して3回失敗すれば正解の組み合わせが示される。
正解の組み合わせが手持ちにあれば白く光る。
③:「作曲の儀」で感情音符と欲心の曲想を組み合わせる
ヒントに従って作曲する。
楽・怒・哀・恐のどれになるかは3つの音符の組み合わせで変化する。
通常調査では楽・怒・哀・恐のカテゴリーを合わせればOK。よく分からなければ同じ音符x3が確実。
密命調査では3つの音符の特定の組み合わせが必要。下の早見表から当てはまりそうなものを探し出そう。
あとは3つの欲望から適切なものを選ぶ。完成すれば調査で提示できるようになる。
楽の章 |
満足 | 楽 楽 哀 | | 期待 | 楽 楽 怒 | | 緊張 | 楽 楽 恐 |
狂喜 | 楽 楽 楽 | 興奮 | 楽 怒 怒 | |
怒の章 |
苦悩 | 楽 怒 恐 | | 警戒 | 楽 怒 哀 | | 不敵 | 怒 怒 恐 |
憤慨 | 怒 怒 哀 | 激怒 | 怒 怒 怒 | |
哀の章 |
哀切 | 楽 哀 哀 | | 憂慮 | 哀 哀 恐 | | 後悔 | 哀 恐 恐 |
慟哭 | 哀 哀 哀 | 悲憤 | 怒 哀 哀 | |
恐の章 |
懸念 | 楽 哀 恐 | | 恐縮 | 怒 恐 恐 | | 驚愕 | 恐 恐 恐 |
畏怖 | 楽 恐 恐 | 痛恨 | 怒 哀 恐 | |
④:調査対象に提示する
鍵の旋律を提示する。正解できれば、報酬を受け取れる。②でも書いた通り、3回失敗すれば直接的なヒントが出る。
正解だった場合は提示した旋律は消えるが、失敗した場合、旋律は手元に残り再利用できる。
なお、調査が完了すると会話は後から読み返せないので注意。
それでも難しい・理解できなかったという人のために、以下に全調査対象に提示すべき「鍵の旋律」を明示する。
密命調査 |
調査対象 | 情感の曲調 | 欲心の曲想 |
謎の男 | 驚愕 恐 恐 恐 | 知識の欲(右) |
大学の学生 | 後悔 哀 恐 恐 | 俗世の欲(左) |
レッシング | 苦悩 楽 怒 恐 | 俗世の欲(左) |
密偵 | 緊張 楽 楽 恐 | 知識の欲(右) |
ミヒャ | 恐縮 怒 恐 恐 | 知識の欲(右) |
金律法衛 | 悲憤 怒 哀 哀 | 知識の欲(右) |
通常調査 |
調査対象 | 情感の曲調 | 欲心の曲想 |
学生・マーリス | 楽の章 | 俗世の欲(左) |
ソーセージ屋店主 | 楽の章 | 俗世の欲(左) |
レナ女史 | 恐の章 | 俗世の欲(左) |
カフェの店長 | 怒の章 | 俗世の欲(左) |
怪しい市民 | 怒の章 | 俗世の欲(左) |
楽器屋店主 | 楽の章 | 知識の欲(右) |
芸術誌の編集者 | 哀の章 | 知識の欲(右) |
謎の術師 | 哀の章 | 権力の欲(中) |
学生・ホルネス | 恐の章 | 知識の欲(右) |
保安官・フィッシャー | 楽の章 | 権力の欲(中) |
クリスティン小隊長 | 恐の章 | 権力の欲(中) |
彫刻家 | 哀の章 | 俗世の欲(左) |
花売り娘 | 哀の章 | 知識の欲(右) |
「聞き耳」ハーマン | 恐の章 | 俗世の欲(左) |
宝石店の店主 | 怒の章 | 俗世の欲(左) |
音楽家・シューマン | 怒の章 | 知識の欲(右) |
ランゲ男爵 | 楽の章 | 俗世の欲(左) |
怪しい術師 | 怒の章 | 俗世の欲(左) |
憲兵・ジンメル | 怒の章 | 権力の欲(中) |
学生・ブフナー | 哀の章 | 俗世の欲(左) |
学生・リントナー | 恐の章 | 知識の欲(右) |
怪しい通行人 | 明日の章 |
調査関連テキスト †

調査会話:密命&隠し
謎の男
説明 | 一瞬の思考 |
ボーデン区で今まさに行われている演奏会で、また奇妙な雑音が発生したと聞きつけた。私が現場に到着した時には、演奏会はすでに切り上げられていた。雑音の出所について手がかりが一切ない。しかし、演奏会の会場から道を一本隔てた所にある廃屋に、身元不明の男性の遺体を発見した。同時に現場に謎の男がいた。 | 被害者の表情はまるで眠っているかのように穏やかだ。目を凝らさなければ、口元についている血痕にすら気がつかないだろう。 体に残されたアーツによる火傷の痕から、被害者は演奏会が行われている最中に襲撃されたと思われる。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
靴に清掃で用いる洗浄剤の泡が付いていますね。あなたは恐らく犯人ではないのでしょう。ですが……あなたが誰なのか、そして、どうしてこの場にいるのか、お聞かせ願えますか? | 犯人だと決めつけずにしていただき感謝いたします。見ての通り、私は偶然通りがかった一般市民です。法を犯すこともない正直者なのです。古本や古い楽譜を回収し、それを売りながら生計を立てています。これは、私の名刺です。友人と会う約束をしていて、演奏会に来ました。 友人がまだ来ていないようだったので、時間を潰そうとフラフラ歩いていたら、こんなところに来てしまって…… | リュックから顔を覗かせている古びた楽譜が、男の言葉の整合性を証明している。男はビクビクと不安気な様子だ。 ポケットから取り出されたしわくちゃの名刺を受け取ると、そこには男の見た目と同じくいたって平凡な内容が書かれていた。 |
辛いことを思い出させてしまい、申し訳ありません。こちらに到着した時、何が起きたのかまだ覚えていますか? | えっと、少し時間をください…… 確かあの時、たまたま扉の近くを通りかかって……突然中から耳をつんざくような音が聞こえたんです。まるで……ほら、ご存知だと思いますが、最近演奏会でよく耳にするあの雑音のようでした。 音の出所がどうしても気になって、扉の前に近づいてみたら、急に音が止んでしまって……それで扉を開けてみたんです…… | 雑音!もしかするとこれは初めて手に入れる直接的な手がかりかもしれない。しかし目の前の光景が再び水を差してくる。 犠牲者が出てしまったのだ。この事件は想像以上に深刻だ。 |
続けてください。その時あなたが見た状況は今と同じですか、それとも何か違うところがありましたか? | 私が来た時、既にこの人は床に倒れ込んでいました。なのでそれを見て、驚きのあまり足が震えて止まりませんでした。違うところと言えば……見間違いかもしれませんが、彼の手元に管楽器の形をした小物があったような気がします。 でも本当に瞬きほどの間に小物は消えてしまっていたのです。ああっ、そう言えば……一瞬だけ外に出ていくような人影を見たような……あれ、本当にそんなもの、見たのかな?うぅ、すみません、物覚えが悪くて…… | 事件発生時: 調査対象は偶然近くを通りかかり、一連の事件の真相への好奇心に駆られて事件現場に近づき、室内の状況に恐れ慄いた。 適切な鍵の旋律で当時の気持ちを再現しよう。恐怖と知識の欲がより適しているかもしれない。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように……ん?なぜ実際見た光景がおぼろげなのだろう?この感情は意図的に発露したものか。あなたは専門的な訓練を受けたことがある……?いったい何者なんですか? | ……そう慌てないでください。そちらの腕を試さないと、本物かどうかは分からないでしょう?安心してください。私たちは同じく命令に従って動いているのです、だから私はここにいるのです。私のことは警戒しなくても大丈夫ですよ。さっきの話も嘘ではありません。 床に横たわっているこの者はあなたが探していた人――雑音を作り出し、事件を起こしていた張本人です。私の目の前で何かを盗んでいった人については、残念ながら、相手の動きが素早すぎて顔を見ることができませんでした。ただ、彼のローブにはルートヴィヒ大学の校章が付いていました。もしかすると、それが手がかりになるかもしれません。 | 男はフードを被り、身を翻してその場を去っていった。ドアの外から差し込む陽の光に照らされ、手渡された名刺の金色の印が目に入った。現場ではそれ以上の収穫は得られなかった。翌朝、私はルートヴィヒ大学へ向かうことにした。 |
大学の学生
説明 | 一瞬の思考 |
夕暮れ時。全く成果が得られずじまいだった一日の調査状況を振り返りながら、ルートヴィヒ大学での調査を終えようとしたその時。一人の真剣な顔をした青年が声をかけてきた。彼は自分こそが私の探している人物だと告げる。これが手がかりなら、一つも逃してはならない。私は彼の話を聞いてみることにした。 | 青年と肩を並べて校内を歩く。近頃の元気が溢れすぎている他の学生とは違い、彼は名をレッシングと名乗って以降、何も語ることはなかった。そうして私たちは高塔のとある部屋にたどり着いた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
では、事件当時、あなたが何を目にしたのか教えていただけますか? | 犯行の過程を目撃したわけじゃない。俺もあなたが既に会った密偵とほぼ同時に現場に到着した。だから見たものも彼とさほど変わらない。そういうわけで、教えられることは特にない。 事件は予想以上に早く進んでる……俺は一歩遅かったんだ。 | そう言うと、彼はほぼ分からないほどに軽く瞬きをし、若干不自然に見えた表情を整えた。 彼は「予想以上」と言っていた。まさか演奏会で再び雑音が現れるのを予想していたのだろうか? |
……申し訳ありませんが、一つどうしても納得いかないことがあります。どうしてあなたはそれを……率直に聞きますが、なぜあなたは雑音を起こした犯人の居場所がわかったのですか?あなたが学生だなんてとても信じられません。 | 雑音?なるほど、あなたはアレの本質を理解していないのか。あの音には、独自の法則が存在している。そして、アレが奏でる音律にも何らかの情報が含まれているようだ。 あの音は人が多く集まるエリアで頻繁に発生している。その裏に隠されている意味が気になって調べてたんだ……それと、俺は学生だなんて言ってない。俺はある教授の下で勉強してるだけだ。 | 独自の法則が存在するだって!?それを比較し証明できるだけの音声のサンプルを持ちあわせてはいないが……もしも彼の言うことが本当なら、これは鍵となる手がかりだ。しかし、彼は持ち去ったものについては何も聞かせてくれていない。問いただす前に、慎重に彼の意図を探らなければ。 |
貴重な情報のご提供、感謝いたします。ですが……事件現場での話について、まだこちらに伝えていないことがあるのでは―― | あなたが聞こうとしているものならここにある。持ち帰って調査するといい。よくできた音楽アーツ装置だ。内蔵されている源石回路で、演奏者が奏でた音を数十倍に拡大し、その音をさらに遠くまで届けることができる……そうだ、これは同時に今回の事件の重要な物証だ、他のヤツの手に渡すわけにはいかない。特にあの密偵にはな。 | 事件発生時: 調査対象は現場に到着するのが遅れ、それをひどく気にしているようだ。被害者の遺留品であるアーツ装置が他者の手に渡るのを防ぐべく、ソレを持ち出した。 適切な鍵の旋律で当時の気持ちを再現しよう。後悔と俗世の欲がより適しているかもしれない。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたは被害者を助けられなかったことで自分を責めています……あなたのお気持ちは痛いほどによく分かります、心から。ですが、いまはこのような事態が続かないかが心配です。真相を明らかにしなくては…… | わかった。その装置は持っていけ。だが、求めている真相にたどり着いたのなら、この件からは手を引いた方がいい。俺の忠告を聞いてくれたらいいんだが。それと、俺にさっきみたいな小細工は二度とするな。気分が悪くなるからな。 | 彼はそれ以上何も言わず、扉を開けてくれた。私はルートヴィヒ大学を後にし、彼から受け取った証拠品の調査に取りかかった。 |
レッシング
説明 | 一瞬の思考 |
証拠品の調査結果が出た。例の装置はある地域で作られる小型の笛を改造した物のようだ。決まった高さの、耳をつんざくような音を何種類も奏でることができる。その原型となった笛はシュトルム領の中でもごく一部地域でのみ流通しているらしい。これで少なくとも被害者はシュトルム領と関係していることが判明した。しかしその後、私は驚愕の事実を知り、もう一度ルートヴィヒ大学へレッシングに会いに行くほかなかった。 | レッシングは花壇の傍らに腰掛けたまま、落ち着いた様子で剣に紐を巻き付けていた。どうやらこちらが声をかけるのを待っているようだ。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
ここ数日、街全体で7件もの殺人事件が起きています。被害者は全員シュトルム領管区と何らかの関わりがありました。事件の現場はどこも騒ぎが起きた演奏会場の近くです。あなたもご存じですよね……いいですか、私は何があろうとこの連続殺人を止めなければならないんです。もしほかに知っていることがあれば、教えてください。 | これ以上あなたに教えられることはない。もうその件には興味がないんだ。帰ってくれ。 | そう言うと、彼は紐をきつく締め上げた。 |
どうしてですか?あなただって、これ以上被害者を出したくはないでしょう。でなければ、あんな風に感情的にはならなかったはず……一体何があなたの考えを変えたのですか? | 俺のことを誤解しているようだな。高塔の下に己を救うことすらできない凡人が至る所にいる。彼らをいちいち救う義務は俺にない。それに……うちの爺さんは俺がこの件にこれ以上関わる事をよしとしない。彼の気持ちを汲みたいんだ。 だが、最近巷で色々とかぎまわっている密偵がいるようだ。彼は主に命令されて街で起きることすべてに目を光らせている。恐らく何かに勘付いたのだろう。 | 彼は急に握っていた紐を手ばなし、こちらを見上げた。青を湛えたその瞳の奥からは、何らかの光が見て取れる。そこでふと、彼は何かを示唆しているのかもしれないと思いついた…… |
その密偵とどこかで会ったのですか?その時……あなたは何をしていましたか? | ヨーゼフガルテン区で、昨日だ。ちょうど爺さんの遣いで貸していた本を高塔に取りに行っていたところでな。途中で少し面倒なことが起きたものの、それもすぐに解決した。 | 密偵遭遇時: 調査対象はヨーゼフガルテン区で貸し出していた書籍の回収をしている。その時、彼は何らかのトラブルに遭遇したらしい。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたの言うことは嘘ではありません……ありがとうございます。 | 礼はいい。この前会った時に、あなたのことはよく分かった。責任を負う気なんだな。たとえ、それが自分が負うべきものではなかったとしても……そう決めたなら、最後までやりきってみせろ。決して無意味なことではないだろう。 | 開かれた彼の心の扉の中から、密偵の姿が見えた。 私は彼に別れも告げず、すぐさまヨーゼフガルテン区へ向かった。 |
密偵
説明 | 一瞬の思考 |
この件に特殊な密偵が関与しているとレッシングは示唆した。密偵が誰の指示で動いているのか判明するまで、無暗に接触するのはリスクが大きいすぎる。しかし私には他に選択肢がない。予想通りヨーゼフガルテン区に立ち並ぶ高塔の下で密偵を見つけた。想定外だったのは、彼が小さな男の子だったということだ。 | 男の子がとある伯爵の庭から出てきたところで、私は声をかけようとした。しかし、まるで最初から分かっていたかのように、彼は軽く会釈し、こちらが口を開く前に協力を持ちかけてきた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
きょ、協力……申し訳ありません、もう一度確認させていただけますか。あなたはいま、「協力」と仰ったのですか? | あなたのような仕事の人はみんな警戒心が強いですね。まあ、もう慣れましたけど。街でこんな大騒ぎになっているのに、見て見ぬふりをしたところで無駄でしょうね。 この程度であのお方のお手を煩わせるわけにはいきません。僕もあなたも目的は同じ。こちらにはあなたが知りたいと思っている情報があります。あなたもルートヴィヒ大学の彼から色々手がかりを得たのでは?僕たちが協力すれば、お互い有利に事が進むでしょう。それに、他の誰かがあなたに目を向けることも避けたいですし。 | ミヒャと名乗った男の子は礼儀正しく淡々と語る。現状では他に選択肢はなく、彼の申し出を断ることはできない。 ミヒャの提案を受け入れ、私はあるカフェで彼と情報交換をすることにした。 |
……現状はこんな感じです。では、そちらの知っている情報を教えてください。それとご自分で手に入れた情報があるなら、その当時の状況も一緒に。そこから何か手がかりを見つけられるかもしれませんから。 | へえ……もうそちらのやり方を使うのですね?まあいいでしょう……とりあえず、そちらが最も興味がありそうなものからお話ししましょう。 演奏会で騒ぎを起こしたのは巫王派の残党です。彼らの意図はわかりません。そして僕自身が見つけた情報ですが、あの時はある残党の拠点を調べていて…… 少々お待ちを。あなた、その時の状況が見えるんですよね?本当に他のことは見えていないですよね―― | コーヒーカップに手がぶつかり、中のコーヒーが数滴、かかってしまう。一瞬ではあったが、その瞳から子どもらしい慌てた様子が読み取れた。しかし次の瞬間、彼は何事もなかったかのようにハンカチを取り出し、汚れを拭う。 |
私に他人の心まで読み取る力なんてありません。それは保証しますよ。続けてください、あの時何を見たんですか? | 当初、あそこは既に放棄された拠点だと思っていたんです。しかし遺留品を調べている最中に、残党がいきなり押し入ってきたのです。 さらに踏み込んだ情報を手に入れるべく、僕はガラクタの山に身を隠しました。あの時、一番近くにいた残党とはわずか数センチの距離しかなく……おかげで、会話内容の一部始終が聞けました。彼らはボーデン区の演奏会から戻って来たばかりで、「雑音」を片付けたと…… | 残党の拠点内: 調査対象は情報を得るために身を隠し、巫王派の残党に見つかるリスクを負いながら、貴重な情報を手に入れた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、当時の状況はあなたにとっても手に汗を握る事態だったのでしょう。ゆえに……細部を見落としている可能性もあります。何か思い出せましたか? | あなたの旋律は僕が想像していたほど興味深いものではないのですね……でもおかげで、あることを思い出しましたよ。彼らは「雑音」を口にした後、あの音はツヴィリングトゥルムの外には伝わっていないとも話していました…… もしも、あなたの言う通り、雑音の中に情報が秘められているのだとしたら――あの連中が演奏会で雑音を響かせたのは、なんらかの情報を外部に伝えるためかもしれません。そして被害者は全員シュトルム領と関係しているとなると…… | 私たちはある推測を導き出した。巫王派の残党はシュトルム領に関する情報を誰かが外に漏らすことを止めようとしている。そして、彼らはそれを既に成し遂げた可能性が高い。 その情報が具体的にどういうものなのかはまだ分からないが、いくつかの恐ろしい推測がすでに私の脳裏に浮かび上がっていた。 |
ミヒャ
説明 | 一瞬の思考 |
密偵のミヒャと協力し始めてから三日が経った。しかし調査に進展はない。するとミヒャから突然連絡があり、演奏会での被害者がかつて居住していた部屋を突き止めたと伝えられた。私はすぐさま現場へ向かった。 | ミヒャは先に約束の場所についていた。そこで巫王派の残党が部屋で何かを探している場面に遭遇したとのことで、衝突が発生したが巫王派の残党は既に逃げてしまったようだ。幸いミヒャに怪我はない。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
何が起きたか覚えていますか?……すみません、焦り過ぎてますね。ひとまず心身を休めてください。 | ……お気遣い感謝します。ですが僕は残党に遭遇しただけで何日も寝込むような軟弱者ではありませんよ。話は極めて単純でした。僕が扉を開けたら、何かを探していた残党が一斉に僕に目を向け、それからアーツと邪悪な旋律の雨が襲いかかってきたのです…… そこからひと悶着あって、最後は全員逃げていきましたね。 | 彼は淡々と事のなり行きを述べていたが、己の動きについては何一つ口にしなかった。その説明だけでは調査の手がかりを得られそうにない。 |
えっと……それだけでしょうか?何か他に気付いたことなどありませんか?例えばヤツらが探していたものが何だったのかとか……もしくは、もう少しあなたの行動を詳しく教えていただけますか? | 彼らが逃げた後、僕は部屋中を調べてみました。しかし、生活必需品以外にあったのは壊れたピアノと、どこにでもあるような楽譜程度です。特段気になるものはありませんでした。あったとしても、とっくに残党が持ち出した後でしょう。 ……あなた、やり手なんでしょう?自分で直接調べてみては? | 彼は当時の行動についてあまり口にしたくないようだった。 部屋の中の痕跡を見る限り、激しい戦いがあったとは思えない。 |
正直に言うと、私が調査をするには対象の当時の感情と、その対象がどういった動機を持って行動したのかを知る必要があります。ほら、ここで激しい戦いが行われたようには見えないですし、あなたのチューバもきれいなままで…… | はいはい、わかりました。言えばいいのですね……僕が部屋に入るとすぐ、二人の残党に気付かれたんです。どちらも武器を所持していました。 その……僕はアーツの扱い方に長けていますから、最善策を講じました。現場から一時撤退し憲兵を呼ぶフリをしたんです。そして再びここに戻ってきた時には、彼らはもういませんでした…… これでいいでしょうか。満足ですか? | 事件当時:調査対象は情報を得るため部屋にやってきた。そこで巫王派の残党と出くわし、一時撤退することにした。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたがドアを開けた時、残党は当てもなく物を探していたわけじゃない……彼らが探していたのは、あのピアノですね! | 見落としていたようです。あのピアノ、破損具合から見て無理矢理で破壊したのではなく……何かを取り外そうとしていたのですね。あった、ここに小さな穴が。この形……前に話していたアーツ装置、いま持ってますか……やっぱり。これは鍵みたいです。 残党……ホッホベルク……シュトルム領……殺人事件!グリムマハトが言っていたことは本当だったんだ…… | ピアノの中に隠し収納があり、一冊の楽譜と音符を読み解くための暗号表が入っていた。これはヤツらが持ち去ろうとしていた密書だろう。 楽譜を解読してみると、その内容は読むだけで身の毛がよだつようなものだった。密偵の口からこぼれた女帝の名で思わず振り返ったが、彼はすでに姿を消していた。 |
金律法衛
説明 | 一瞬の思考 |
私は密偵のミヒャと共に雑音に隠された情報を見つけた。しかし知り得た真相は想像以上に恐ろしいものだった。巫王派の残党はシュトルム領の選帝侯を暗殺しようと企んでいるらしい。ホッホベルク家の手の者がどうにかそのことを知らせようとしたが、奴らに先を読まれて殺害されてしまった。間もなく女帝の祭典が執り行われる。リターニアをこのような危険に晒すわけにはいかない。私は金律の殿堂へ赴き、手に入れた情報をすべて伝えることにした。 | 金律法衛にこれまでに手に入れた情報をすべて伝えた。彼は彫像のように立ち尽くし、その金色のヘルメットの中に隠されているのがどんな表情なのか、窺い知ることはできなかった。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
……現時点で得た情報は以上です。今後も何か必要があればできる限り調査に尽力します。失礼ですが、これは一刻を争う緊急事態です。シュトルム領の危機はもうすぐそこまで迫っています。女帝陛下もきっと見て見ぬふりはされないでしょう……できるだけ早く双塔に知らせていただきたい。 | ……これまでの調査に感謝する。すでにシュトルム領管区には人を送っている。残党の陰謀を全力で食い止めることが我々の務めだからな。しかし、すまないが、これ以上は話すことができない。 | 予想通り、彼の口調からは何ひとつ揺らぎを感じられなかった。 その場を離れようとした時、彼の言葉遣いにふと違和感を覚えた。 |
先ほど、これまでの調査に感謝すると言われましたよね。しかし調査を行ったのが私自身だと言っていないはず。なぜ私の行動を知っているのですか?それとも…… | 君の想像通りだよ。君に調査の依頼を出したのは私たちだ。 まもなく女帝の祭典が執り行われる。金律法衛自らが調査に赴いてしまっては、民衆の混乱を招きかねない。ゆえに裏で動いてくれる有能な者が必要だったのだ。何としても証……事件の顛末を明らかにするためにな。君の働きは素晴らしいものだった。 | 事件現場に乗り込んだ密偵、沈黙のレッシング、「協力を持ちかけてきた」密偵、ひいては金律法衛……これまでの情景が脳裏に浮かんでくる。 私はふと気が付いた。もしかしたら彼らはとうにこの事実を知っていたのかもしれない。だがなぜ、誰も事件を止めなかったんだ? |
閣下、一つお聞きしたいのですが……女帝両陛下はこのことをご存じですか? | 金律法衛として聞くが、その口ぶりは……まさかリターニアの意志を疑っているのか? | 今の自分: 見て見ぬふりをしている彼らに怒りを覚える。自分の努力がすべて水の泡になってしまうかもしれないがゆえに悲しみも覚えている。しかし私が本当に求めているものは一体何だ……? |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
とんでもありません閣下。私があなたを疑うことなど決してあり得ません。ただ……確かな答えを知りたいだけです。残党の陰謀を打ち砕き、二度と罪のない者が命を落とさなくて済む。私たちはいつも通りに……リターニアの「新生」を祝えるんですよね? | ああ。金律楽章の名のもとに約束しよう。我々は女帝陛下のご意志により動き、リターニアに忠誠を尽くす。ゆえに……女帝の祭典が滞りなく行われ、双塔が音を奏でる時、幾千万の民たちはともにリターニアの栄光をその身に受けることができるであろう。 | 私は金律の殿堂を後にした。これですべての調査は終わったのだ。 |
怪しい通行人
説明 | 一瞬の思考 |
いったい何が起きているのか、理解できない!特に何もないはずのある日、バッハ区の通りを、陽射しを感じながら、胸を張って歩いていた。すると突然、どこから現れたかもわからない見知らぬ人物に行く手を阻まれてしまった。その人物の話していることは少しもわからないが、私のアーツにとても詳しいようだった。男はとある要求を口にした。 | 男は上から下まで言葉には言い表せないが、聞き覚えがあるようなリズムに包まれていた。それはまるで頭の中に氷を入れられ、力強く振らされているかのようだった。誓って言うが、そのリズムは絶対にどこかで耳にしたことがある。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
えっと、つまり、とある情景の再現を手助けしてほしいんですね……三百年前のをですか? | 何を驚く、そんなの一年前に近所のカフェで売られていたビールの種類を覚えていられないのと同じだろ? チッ、たった数年であの二体の人形はリターニアをこんな有様にしちまったんだ。演奏会もやぼったくてまるで土から掘り起こしたみたいじゃないか。俺の高塔でさえ音楽記念館に改築されちまって――ん?身長150cm以下は入場料無料だと?まあそれは悪くない……とにかくだ、三百年も前のことなんだから、よく覚えていないのもおかしくはねぇだろうよ。 | 男は当然のように話しているが、ますます頭が混乱してきた。 |
……えっと、そうですね。とりあえず、その時に一体何があったのか教えていただけますか?話はそれからです。 | おっと、忘れるところだったぜ。別に大したことじゃない。あの夜、高塔で音楽アーツの楽譜をいじってたら……何らかの特殊なアーツを発動しちまったのか、光がパーってなってな……それから真っ白な譜面に音符がパラパラ落ちたんだ。そこに刻まれた曲は、今まで見たこともないようなものだった。 でも、あの晩以外にその曲を演奏することはできなかった。どうしてもあの旋律を思い出せないんだ。残念でならねぇよ、当時はまだ録音機とかいう面白いおもちゃもなかったからな。 | ]私は自分の腕を力強くつねった。そこから伝わってくる痛みが、夢ではないことを証明している。しかし、男の言葉はあまりにも信じがたい。私は仕方なく、そのまま質問を続けた。 |
その曲を演奏した時、どう感じたのかできるだけ思い出していただけますか? | どう感じたかって?若者よ、そんな表現ではあまりにも薄っぺらいぞ。アレはまさに最大級の衝撃だった! あの曲は普通じゃねぇ。この世の音とは思えなかったよ……演奏していると大きな船に乗り、エンジン全開で猛進しているように感じたもんだ。 オペラの開幕、悲しみに満ちた狼の遠吠え――心のままに歌わせる魂からの讃美歌。燃ゆる葦、孤城のささやき、鼓膜を揺さぶるそのすべて。炎の光を抜け、雲間を突き抜け、昇るぜ星の瞬く空へ! 急に落下して……落ちた先にあったのは花園、そして雲の中、銃声は美しき夢を砕く。YO~俺のために大地は沸き立つ!……目的地?そんなものは忘れちまいな、なんの意味もないぜ。 | あの夜: 調査対象は不思議な曲を演奏し、奇妙な旅を体験した。大きな船に乗り、大地を巡り、奇妙な光景を目にしながら……未来へと向かっていくという旅を。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように……いや、この感覚は……まさか、この旋律は……ってあれ?エンペラーさん!?変だな、今まで気付かなかったなんて…… | おお、これだよこれ!やっぱお前は頼りになるな。あの夜、最後の音符を弾き終えた瞬間に風が吹いてきて、楽譜が飛ばされちまったんだ。ベランダを越えて外に飛んで、そのまま夜闇にさよならだ。 三百年経って、ようやくこの曲を手に入れられたんだ。こいつは間違いなく披露させてもらわねぇとな。あの羊が知ったら角が粉々になるくらい羨ましがるだろうよ! ん?まだいたんだな。ほらよ、このチケットとっときな。なに考えてんだ?俺がこんな時にコンサートなんか開くわけねぇだろう、ただの記念だよ。ここはしばらくは良いことなんかねぇだろうからな。密林公園を揺るがすような盛大な催しはまた今度だ。そんじゃあ、がんばれよ。 | そう言ってエンペラーさんは行ってしまった。しかし私は未だにあの旋律の中に残されたままだ。旋律が見せてくれた光景の中、私は一つの未来を見た。あれは一つの終着点……理想のために歩み続ける者たちが最終的にたどり着くゴールなのだろう。 |
調査会話:通常
「聞き耳」ハーマン
説明 | 一瞬の思考 |
ハーマンさんは普通の市民だ。しかし、一日中街を歩き回り、色々と情報を仕入れていると一部の物好きの間では有名だ。彼は演奏会にて雑音に関する独自の情報を握っていると言っており、彼と話をすることにした。 | 私が演奏会の日に関して知りたがっていると気付いた彼は慌てて口をつぐむと、辺りに人がいないのを確認し、私を路地へと誘う。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
とても慎重ですね……別に大それたことを聞きたいわけではないのですが。その時の状況をありのままに教えてくだされば大丈夫です。 | シッ、静かに。その件はあまりに危険だ、俺たちのような一般人が触れられるようなことじゃないぞ。本当に聞きたいのか?……実を言うと、あの時俺は現場にいなかった。だが、とんでもない情報が確かにある。それは百パーあんたが調査している事件と関係している。なにせこの目で見たんだからな…… | そう言って私の袖を引っ張り、彼は指で三本立てて見せた。何を望んでいるかはすぐに分かった。彼の手のひらにドゥカート金貨を三枚ほど置く。 |
何を見たんですか? | 三日前の夕方、事件が起きたバッハ区の演奏会場近くで、顔を隠した変人を見かけてな、そいつが通りで平民らしき奴とコソコソ喋ってたんだ。きっと貴重な情報に違いないと思って、密かに近づいた。そしたら連中が話していたのはやっぱり……ご想像のとおり、あんたが調査している件だったよ。 | 彼は突然口を閉じると、また指を三本伸ばして振ってみせた。 何度もたかられて話の腰を折られるのは時間の無駄だ。 |
その時あなたが後をつけたのはわかりました。金貨が十枚、この袋に入っています……さて、そこで見たものをすべて話してください。いいですか? | ……二人は話を終えたらしかったんで、俺はバレないように後をつけた。しばらく進むとそいつはさっと路地に入っていったんだ。俺はついていき、そいつがまた別の奴と話しているのを見た。それからあるものを取り出したのも見たんだよ。驚いて息もできなかったな…… でなぁ、旦那。金貨十枚じゃ、ちっと足りねぇんだよなぁ? | 事件発生時:調査対象は「貴重な情報」だと思われるものを追っていた。しかし謎の人物が持っていたものは、彼をとても驚かせた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、その時あなたが見たものはこの事件が異常だと思わせるほどに特別なものだった……勿体ぶらずに今すぐ話せ。 | ……わかったよ、今回は特別に教えてやる。そいつが取り出したのは金漆で封をされた手紙だった。相手はそれを一目見るとすぐさま洗いざらい話していた。これで分かっただろ?あいつはきっとお上から送り込まれた密偵だ。この件は首を突っ込まない方がいい……ってあれ、あんたの姿、そいつとよく似てるような…… | その後少々手段を用いて渡した金貨を「聞き耳」ハーマンからすべて取り戻した。彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
カフェの店長
説明 | 一瞬の思考 |
リンドナーさんはカフェで店長をしている。彼のカフェは螺旋角を崇拝する青年が集まっている疑いで閉店を命じられた。彼は憲兵を訪ね、自分が演奏中に雑音を起こした犯人だと言っている。 | 彼は憲兵の前にやって来ると、唾を吐きながら罵声を浴びせ、相手の鼻先に触れそうなほど近くまで指を突き立てていた。 これ以上刺激するのは避けた方がいいでしょう。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
リンドナーさん、落ち着いて話しましょう。なぜ演奏を妨害するなんてやり方で不満を示そうとしたのですか? | 不満? ハッ、勘違いするなよ。 憲兵様や尊き女帝様への不満なんて俺にはない!ただあの演奏会はうちのカフェよりもはるかに人が集まってたんだ!きっとお前たちが見たくない集会もたくさん起きてただろうな! | 彼は拳を振りあげ、興奮した表情だ。たしかに、彼にしてみれば妥当な理由である。 なんでも、彼の息子は螺旋角を狂信する青年の一人らしく、他の者と演奏会の妨害を画策していたとのことだ。 |
あなたが最後に行ったのはどの演奏会ですか? | 先週の金曜にバッハ区で行われた、クルビアロックコンサートだよ!俺も伴奏に加わってやったんだ、ラッパと太鼓でな!ハハハ! | 実際のところ、そのコンサートは有名な建築家バッハ氏を称える公演に急遽変更となった。そのことは一切報道されていない。 そして先週の金曜、カフェの店内で激しい口論があった。彼の息子は外に飛び出し、クルビア製の音楽プレイヤーは破壊され、その背後では怒号が響いていたらしい。 |
話は変わりますが……あなたのお店はしばらく客足が遠のいていた。その後ロックミュージックやランクウッド映画が流れるようになった……そうですね? | 知らないな……誰が流したのかも知らないし、お客さんかもしれん…… あんなのは音楽とは呼べねぇ!俺たちはあれほど数多くの素晴らしい音楽を生み出して、街には美しい音が響いてたんだぞ!なのに今は…… これ以上質問しないでくれ!俺がやったって言ってるんだ、もうそれでいいだろ! | 事件発生時:調査対象は現場におらず、当時彼は息子の行為に激怒していた。適切な鍵の旋律で当時の気持ちを再現しよう。彼の悩みは日常の中にある。俗世の欲がより適しているかもしれない。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの日あなたは自分のお店にいた。そして息子さんが雑音を起こしたと思い、罪を被ろうとした……そうですね? | ……息子は、昔は本当に聞き分けのいい子だったんだ。俺の弾くバイオリンが大好きで、優秀な成績を修めて高塔でアーツを学べることになったのに…… あいつはうちの店の客足が遠のいていくのを、そして若者が隣の店でロックパーティーを開くのを見てたんだ。あれはきっとわざとじゃない……頭に血が上っていただけなんだよ。信じてくれ…… | リンドナーさんは憲兵たちによって店に送り返された。 彼からも有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
クリスティン小隊長
説明 | 一瞬の思考 |
クリスティンさんはフォルトシュリト区の憲兵小隊長の一人だ。優れた仕事ぶりが広く評価され、昇進を目前に控えている。フォルトシュリト区にて調査を始めて少し経ってから、彼女に調査を中止するよう要求された。彼女はその日の見回りを担当していた。彼女の目的を明らかにするべく、私は身分を明かさず調査を行うことにした。 | 彼女は憲兵隊長らしい反論の余地がない態度を見せたが、その警告は信用に足る根拠に欠けていた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
お気遣い感謝します。ですが既に調査に労力を費やしているので……せめて自分がどのような状況に身を置こうとしているのか知っておくべきだと思うのですが……そうは思いませんか? | 条例で事件に関する内容をお話しすることはできません。ですが……これは一般人が首を突っ込んでいいような事件ではないことはお伝えできます。探偵ごっこは終わりにしてください。これもあなたのためなのです。 | 今回の事件は広く注目を集めているが、末端の法の執行者で本当に深刻さを理解している者は極めて少ない。彼女の態度は急に誠意あるものに変わったが、それで私を揺さぶる気なのだろうか?あえて便乗してみてるのもいい選択かも知れない。 |
だとしたら……正直に言いましょう。実は私の調査にも進展がありましてね。この事件の危険性を実感していました。例えば当時あなたも気付きましたよね?現場に充満していた奇妙な臭いに…… | に……臭い?あっ……そのことまで調べ上げていたのですか。あなたは想像以上に優秀なのですね。既に気付いているなら、私の警告も理解していただけるはずです。 | 彼女の反応は早かったが、臭いについては適当に言っただけだ。 事件発生時、憲兵小隊長である彼女は現場にいなかった。 |
ここだけの話、もし私の調査に誤りがなければ、この事件は憲兵の内部といくらか関係があるのでは?あの日は警備を強化していたわけですし…… | 黙りなさい!そんなものは根拠のない臆測にすぎません。憲兵隊とは何の関係もありません!あの日雑音が鳴ったのは……あなたはどこまで調べたのですか?言いなさい。でなければ私にはあなたに対して強制的な措置を講じる権利があります! | 事件発生時:調査対象は治安維持を担当していたが無断で持ち場を離れていた。突然の雑音に彼女はひどく慌てた。キャリアが途絶えることを恐れているのか?それとも…… |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたはあの日業務中に無断で持ち場を離れた疑いがあります。他人に知られたくなければ、当時の行動を話していただけませんか? | ……分かりました、話しましょう。ですが脅迫に屈しません。このことは誰に言っても構いません……あの日の晩、感染者の少年が自分たちの地区を抜け出して、許可なく現場にやってきました。彼らが他の憲兵に捕まるのを黙って見ているわけにはいかなかったので、憲兵の休憩エリアへ連れて行ったのです。そこでなら演奏を見ることができますから。そしてちょうどその時…… | クリスティンさんの行動については黙っておくことにした。彼女からも有益な手がかりを得られないまま、調査は終了した。 |
ソーセージ屋店主
説明 | 一瞬の思考 |
演奏会場で例の雑音が発生する過程を夫が見たはず、とウィーン区でソーセージ屋を営むヴェラーさんの妻は言っている……が、彼自身は調査に少々及び腰だ。 | 両頬が赤くなっているが、これは酒を長年飲んできた影響だろう。妻は彼が酒を断ってずいぶん経つと言っていたが、あまり聞き分けの良い性格ではなさそうだ。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
ヴェラーさん、あなたが見たものについてもう一度教えていただけますか? | 言っただろ。雑音がした時、俺は大事なソーセージをひっくり返すのに忙しかった。だが、ちょっと顔を上げた時に怪しい人影が路地にサッと入っていくのが見えたんだ。 あれは絶対に見間違いじゃないね!螺旋角を崇拝するあのイカれた連中に違いない。あいつらが一日中街で騒ぎを起こすから、ソーセージの売れ行きが悪いんだよ! | 彼の目は泳いでおり、指先で手の平をさすっている。 彼は嘘をついている。 |
例の雑音はどんな音だったか、もう少々詳しく説明していただけますか? | そんなの決まってんだろ?鋭くて、やかましくて……耳が汚れちまうような音だよ!あれは音楽に対する侮辱だ!せっかくの演奏会が台無しになっちまった! | 説明が曖昧だ。客の話によると、その晩彼は一人で店を出し、早くに店仕舞いをしたとのことだ。 彼が屋台の横で音楽に合わせて踊っているのを目撃した人がおり、そのそばにはいくつか空き缶が落ちていたという。 |
私の知る限り、その日あなたの奥さんはツヴィリングトゥルムにいませんでしたよね。奥さんとの関係はいかがですか? | 妻との関係?なんでそんなことを……そりゃ、かなり良好だ。俺は妻を愛してるし、妻も俺を想ってくれてる。時々ちょっと厳しいけど……まあ、それも家庭にとっては良いことだ。そうだろ?……っておい、これがあんたと何の関係がある?探してるのは人だろ? | 事件発生時:調査対象は奥さんの監視下で長期間禁酒をしていた。事件が発生した日の夜、彼は屋台の前で酔っ払っていた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの晩あなたは夢見心地で、奥さんが遠くへ出かけている間に心ゆくまでお酒を飲もうとしていた。当時の光景を思い出しましたか? | ……わかった、わかったよ。実は友達からエルンストハイムの美味い酒を1ケースもらったんだ…… ほら、わかるだろ……どうしても断れなかったんだ。だから、例の不吉で異常な音が聞こえた時、お、俺は……酒の缶が入ったケースをひっくり返してしまってて、何も聞いてないんだ。 | ヴェラーさんは激怒した奥さんに耳を引っ張られ、どこかに連れて行かれてしまった。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
ランゲ男爵
説明 | 一瞬の思考 |
ランゲ男爵はツヴィリングトゥルムの貴族である。事件発生時、彼は雑音が聞こえた場所近くで女性と手を繋いでいたのを目撃されている。何か詳細を知っている可能性が高く、調査の必要があるのだが……本人は現場にはいなかったと主張している。 | 彼はテーブルを勢いよく叩き、燃え上がるように怒りに満ちた目を光らせた。彼の妻が部屋に入ってきた瞬間から、彼はこのような姿を見せた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
そう興奮なさらず。私が気になっているのは事件のことだけです……あなたの身の潔白を証明するためにも、当時何をされていたか話していただけますか? | よかろう!貴族を侮辱するとどうなるか、教えてやろうじゃないか……愛しき妻よ、ノートを取ってもらえるか。君がいてくれて助かるよ。どれ……あの日の夜は……ああ、あったぞ。どうやらギファイ子爵の高塔を訪ねていたようだ。彼が証明してくれるだろう。それで、他に何か言うことはあるかな? | ギファイ子爵とランゲ男爵は非常に仲が良い。しかし当日ギファイ子爵はツヴィリングトゥルムにいなかった。 本棚には家族写真が飾られており、その中の一人の若い女性の容姿が情報にある女性とよく似ている。 |
とてもお似合いのご夫妻ですね。ご家族のことについてもう少し伺いたいのですが、ご夫人も構いませんか……?写真に写っているこちらの美しい女性はどなたですか? | それが事件とどう関係してるというんだ――ああ、すまない愛しき妻よ、怒ってなどいない……彼女は娘のマナー講師で、週に三回うちに来ているんだ。あの日は……確かに彼女が出勤する日だった。彼女は授業が終わってすぐに帰ったが……彼女の行き先なんか知る由もないだろう? | 花瓶に生き生きとした水色の花が飾られている。あれはエデンヘーエ管区でこの季節に咲く花だ。ツヴィリングトゥルムで見かけることはめったにない。近頃この周辺では、演奏会の主催者が会場を飾るためにわざわざ持ち込んだ以外に目にしていない。 |
これは大変失礼いたしました。男爵は本当にご夫人想いの方なのですね。この品種の花はアインヴァルト管区ではめったに見られないものですが……ご夫人のためにわざわざ見つけてこられたのですか? | そ……それは、あぁ、そうだ。妻は暇な時に草花を鑑賞するのが好きでね、私はよくそれを気に留めているのさ。この花は私が……その、ギファイ子爵に頼んでわざわざ取り寄せたんだ。君は、まあそれなりに見る目があるな。 | 事件発生時:ランゲ男爵は、娘のマナー講師と共に感動的な演奏を鑑賞していた。その際、昂る感情に任せて、そばにあった花を摘んだのである。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの晩あなたは花を摘み、マナー講師と手を取り合いながら演奏を鑑賞した。当時の光景を思い出しましたか? | 愛しき妻よ、君が想像している関係とは違うんだ!ニーナとはただの友達で!わ、私はずっと彼女を妹のように思ってきた。演奏会では偶然会っただけで……あの変な音が鳴った時、彼女が怖がるのではないかと思って、それで手を引いてその場を去ろうとしたのだ……どこへ行く?私の話を聞いてくれ…… | ランゲ男爵の妻は扉を勢いよく閉めて出て行ってしまった。男爵は何度もため息をついていた。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
レナ女史
説明 | 一瞬の思考 |
レナさんは自分をごく普通の市民だと言っている。ノイレオポルト区で妨害された演奏会にて、彼女は雑音が発生した場所の近くにいた。そこで憲兵は彼女を証人として事情聴取すべく署に連行したが……どういうわけか、当時の状況を説明したくないようだ。 | テーブルの向こうにいる女性はうなだれ、手をきつく組んで膝の上に置いている。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
レナさん、事件発生時に何を見たのか話してもらえませんか? | もう何度も言いました!演奏に聴き入ってたら、あの奇妙な旋律が突然耳元で鳴り響いたんです! どこから聞こえた音なのか、誰が演奏したのかなんて分かりません……何も知らない女性に自白を迫るなんて、それがあなた方の調査の仕方なんですか!? | 話している間は怒った表情をしているが、意図的にこちらの視線を避けている。 数日前、演奏会場で貴族が身につけている物を盗まれる事件が数件起きていた。 |
そう神経質にならないでください。別の話をしましょう。あの日は、幻想曲『エデンヘーエの冬』が演奏されましたが、この作品にご興味を持ったきっかけは? | 変な質問ですね……私は昔から音楽が好きだったんです。特に幻想曲が……。『エデンヘーエの冬』はそのうちの一曲で、何度も聴いていたんです。他に理由なんていらないでしょう? | 『エデンヘーエの冬』は新作の幻想曲で、例の野外演奏会で初めて公に演奏された。彼女が以前から聞いていたなんてあり得ない。 |
特別な時期ですから、この演奏会は招待状を受け取ったゲストのみが参加できることはご存知ですよね。その招待状、見せていただけますか? | えっ、招待状……もちろん、ありますよ。 ちょっと待ってください。えっと……たしかここに入れたはず……どこにやったかな……すみません……あるはずなのですが…… | 事件発生時:調査対象は金品を盗むために、演奏会場へ赴いた可能性が高い。彼女は身元が割れるのをひどく恐れている。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
野外演奏会に招待状は必要ありません。旋律が示したように、あなたは不純な動機を抱いて演奏会に紛れ込みました。当時の状況を思い出しましたか? | あなたの言う通りです。確かに演奏会で物を持ち去りました、ですが自分のものにする気なんてなかったんです! どうにかしてお返しするつもりです……ただ、二十年前に連れ去られた娘を見つけたいだけなんです。もうあの子の見分けはつきません。けどあの子は……きっとお守りを身につけてるはずなんです。私にはそうするしか…… | 憲兵を呼びレナさんの正体を明かした。そして彼女が今後もう盗みはしないことを憲兵に保証した。結局、彼女からも有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
音楽家・シューマン
説明 | 一瞬の思考 |
シューマンさんはそこそこ名の売れている音楽家だ。『エデンヘーエの冬』の作曲者で、ノイレオポルト区の野外演奏会で主催を務めていた。事件発生時、彼は舞台上でピアノを演奏しており、その一部始終を自ら体験した。それからいまに至るまで客との面会を全て断っている。 | 彼の指は軽やかに鍵盤の間を跳ねている。その即興のリズムが私の近づく歩調に偶然にも重なる。近付いて立ち止まると、彼は美しいポルタメントで演奏をやめた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
シューマン教授、少しお時間よろしいでしょうか?事件発生時に見たことについて伺いたいのですが。 | 残念ながら、あなたが仰ったことについてはあまり印象に残っていません。外部の雑音が私の演奏を妨げたと仰りましたが、そのようなことは常に起きます。例えば舞台下で自制できずにぺちゃくちゃおしゃべりする人など……ね。正直、他の人がなぜ演奏をやめたのか、未だ理解できていません。 | 彼は落ち着いて説明している。確かに、雑音が鳴っても彼は演奏を続けていた。 しかし、あの時の彼の演奏は実のところ楽譜とは大きく異なっていた。 |
失礼ですが、あなたの楽譜を拝見しました。会場で第三楽章を演奏した時、少し修正したようですが、それはどのようなお考えだったのですか? | 音楽の演奏とは、楽譜に書かれたことを型通り再現することではありません。特に楽譜それ自体が満足のいくものではない場合はね。当時の感情、作品との共鳴、そしていかなる予期せぬ変化でさえも、私の演奏の一部となります。 私にとって、音楽とは心の声。そして、あの日……あの瞬間にしか存在しない心の声なのです。 | 彼の指が再び鍵盤の上に置かれ――奏でられた旋律が言葉と一体化していく。 しかし最後に彼の指はかすかだがこの場にそぐわない音を鳴らした。 |
つまり、当時のご自身の演奏に非常に満足していたということですね。雑音があなたに影響を及ぼすことはない、そういうことでしょうか? | いえ……それは違います。あれは私の中で最悪の演奏でした。あんなパフォーマンス、納得なんてできない!しかしそれは楽譜が完成するまでわからなかった。運命と戦う私の主人公、彼女がどのような気持ちを抱いてエデンヘーエの寒い冬の中へと足を踏み入れたか……しかし私の記憶の中には完璧な旋律があるというのに、なぜそれをもう一度演奏できないのか…… | 事件発生時:調査対象は当時の演奏を非常に不満に思っており、その演奏は彼の理想とはかけ離れていた――しかし頭の中には完璧な旋律が存在しているようだ。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、当時あなたは自分のパフォーマンスに怒りを抱いていましたが、それでも全身全霊で演奏をしていました……その時あなたは何を見ましたか? | お、思い出しました!そうです、私は聞きました!あの音が旋律に歩み寄って……私の演奏は自然に順応していったのです。そして私は理解した…… 怒り!あれは強烈な怒りでした!それこそがあれを形容する最も相応しい感情です!皆は間違っています、あれは意味のない雑音などではありません。あれが現れたからこそ、私の完璧な旋律が出来上がったのです…… | シューマン教授は昂ぶった激情をぶつけるように、我を忘れて演奏に没頭した。 彼の話によれば、あの雑音には怒りの感情が含まれていた可能性がある。調査は終了した。 |
花売り娘
説明 | 一瞬の思考 |
ラオホさんは花売りで、よく市街地を歩いている。演奏会現場にも現れており、何か異変に気付いているかもしれない。しかしよく妄想を口走るとの噂がある。接触時には情報の信憑性に注意した方がよさそうだ。 | 一面を花で飾られた壁の前に、花の入った籠を携えて立つ彼女は、まるで誰かが来るのを静かに待っているようだった。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
すみません。事件発生時の状況は印象に残っていますか?何か異常なものを見ませんでしたか? | ごめんなさい。私の両の目はあなたの姿を映し出せないし、あなたの目に映るような景色も見えないの。あの演奏会はリターニアの他の演奏会と違いはなくて、音楽もこの壁で密に咲き誇るお花のように美しかったように感じました。 | それを聞いて私は初めて気付かされた。彼女の目には薄い霧のような影がかかっている。特に不自由もないかのようにずっと振舞っていたため、その目が見えていないと誰も気付いていないのだ。このまま立ち去るつもりだったが、彼女の独特な気配が気になる。質問を続けてみよう。 |
申し訳ありません。それでもなんとか思い出していただきたいのです。あの時、何か普段と違う異常はありませんでしたか?ほんの些細な異音でもいいのです。 | お待ちを、この籠の中であの日のお花を訪ねて話を聞いてみましょう。ここにはたくさんのお花があり、どれも本当に艶やかですから……焦らないでください。もしかしたら、ここにあなたの気に留まるお花があるかもしれません。 | 彼女は花の盛られた籠を持ち上げてみせた。中で美しく入り乱れる花がこちらに微笑みかけてくるようだ。 なぜかはわからないが、金色に輝く一束の花に視線を奪われた。 |
でしたら……その時何をしていたか覚えていますか?何か思い出すきっかけになれるかもしれません。 | あの時は……カップルが最後の花束を買ってくれました。あれは愛情がいっぱい詰まったバラで、どのバラも嬉しそうな表情で二人に笑いかけていました。私の籠は空になり、それで辺りを見渡したのですが、あぁ……彼です…… 一輪の花が突然籠の花の中から伸びてきたのです。しかし彼は枯れそうで、私は涙が頬を伝うのを感じていました…… | 事件発生時:調査対象は「花」を用いて自らの精神体験を表現してくれた。彼女は枯れそうな花の存在に気付き、涙を流していた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの時あなたは確かに特別な真相に気付いた。そしてそれ故に悲しみを感じていました。さらに具体的なことは思い出せましたか? | ……金色の花です。遠くで雨風に揺られ、枝葉は枯れ、花びらは落ち、その時が近づいてきて、彼にはもう呼びかける声も聞こえてない…… | 花売りからカレンデュラの花束を受け取った。 彼女の言葉には何か真実に繋がる情報が含まれているかもしれないが、その意味を理解できないまま、調査は終了した。 |
怪しい市民
説明 | 一瞬の思考 |
ラウデールさんは一見すると普通の市民のようだ。しかし情報筋によると、この女性はよく演奏時に姿を現すが、いつも近くの芝生にいて観衆と距離を保っているらしい。雑音が聞こえた時も彼女はその場にいた。もしかしたら何か手がかりになるものを目撃しているかもしれない。あるいは…… | 彼女は手を腰に当て、芝生のうえに立っている。その顔には明らかに不快感が滲んでいた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
ご迷惑をおかけしてすみません、ラウデールさん。お伺いしたいのですが、事件発生当時何か特別なことに気付きませんでしたか? | 何もなかったって言ってるでしょ!ここじゃ一日中変わったことなんて起こらない。特別なことなんてあるもんか。 なんだってあの人らの弾く演奏にあんなに大勢の人が集まるんだろうね。あたしに言わせりゃ、騒音が彼らを追い払ってくれて助かったくらいだよ。そんな時間があるならワーグナーを聞いた方がマシさ…… | 彼女のおしゃべりが止まらない。話題を変えて、彼女の行動について聞き出した方が良さそうだ。 |
詳しく思い出す手助けができるかもしれません。その時何をしていたか覚えていますか? | 芝生の手入れをしていたよ。週に一回、毎週欠かさずやってるんだ。雑草を抜いて、ちょうどいい長さに揃えて……きれいにしなやかになるよう保ってるんだよ…… これは間違いなく芸術品だ。あの芝生を踏んづけていったバカどもには、芸術に対する尊敬ってもんが微塵も感じられなかったけどね。 | そう言うと、彼女は眉根をきつく寄せた。 |
芝生を踏んづける……演奏会当日もそのようなことが?それはどんな人でしたか? | ああ、あの日も、あいつらは芝生の上にやってきて、あたしの作品を好き放題踏んでいったんだ。なんの敬意も感じられない足取りでね! その時、雑音が突然鳴ったんだ。あたしはその隙にホースをつかんで、そいつらに水をかけてやったのさ…… | 事件発生時:調査対象は芝生を整えていた。彼女は芝生を美しく整えることに偏執的なほど拘っているため、芝生を踏んだ人と一悶着あった。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、当時あなたは他の人といざこざを起こし怒りに満ちていました。彼らに関することを何か思い出しましたか? | 思い……出した。あいつら、あたしに言ってきたんだ。公共の芝生から立ち去れ、民衆の休憩を妨げるなって。あいつら、憲兵を名乗っていたけど、何も分かっちゃいないよ。 みんなに無情に踏みつけられて、なんて可哀想な芝生だろう。整えてやれば生き生きするってのに……あたしが責任をもって管理しなきゃいけないんだ…… | 熱心なラウデールさんは公共の芝生を思って落ち込んでいる。彼女からは有益な手がかりを得られないまま調査は終了した。 |
怪しい術師
説明 | 一瞬の思考 |
この正体不明の術師はバッハ区の演奏会場におり、雑音事件発生時に慌てて現場から立ち去る姿を目撃されている。これまでに彼はいくつものアーツを使った騒動を起こした嫌疑があり、今回も多くの市民から犯人として通報されている。 | 最初の質問をした後も、彼はアーツ装置をいじり続け、答えることはなかった。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
聞こえなかったようですね。もう一度お聞きします。事件発生時あなたは何をしていましたか? | 聞こえている……俺ではない。 | そう言って彼は再び黙った。手元に他に手がかりはない、引き続き質問するしかなさそうだ。 |
私が誰の依頼を受けて動いているのかはご存知でしょう。高塔に身を置く以上、あなたにはこちらの質問に答える義務があります。なぜ演奏会に現れたのか話していただけますか? | ならおまえも知っているはずだ。俺が高塔で誰に忠誠を誓っているのかを。故に……答える気はない。 | 彼の口はとても堅く、何の有益な情報も得られそうにない。 帰ろうとしたその時、本棚の本の後ろに何かが隠されているのがふと目に入った。あれは……クルビアのロックスターのフィギュア? |
『呪術変形系アーツの創意美学』……面白そうな本を色々と集めてるのですね、興味があります。何冊か貸していただけますか? | 待て!取るな――こっちへ来い。お、おまえの質問に答えてやる……あの日のコンサ――いや、演奏会は、用があってだいぶ遅れて到着した。着いてみたら……とにかく、俺が全く予想していなかった状況に陥っていた!その場を離れようとした時、あの雑音が鳴ったんだ…… | 事件発生時:調査対象は演奏会が思っていたものと異なっていたため、怒りのあまり立ち去った。既知の情報によると、あの日は本来予定されていたロックのライブが急遽変更され、クラシックの演奏会が行われていた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの日は演奏会の内容が急遽変更され、それを確認したあなたは現場を去ろうとしていました……申し訳ありませんが、他に何かおかしな点はありませんでしたか? | おまえに話すことなんて何もない!俺がどれだけ怒り、苦しんだか知ってるのか?定価の3倍以上払って、前列のチケットをどうにか手に入れたってのに……なんで内容が無料の野外演奏会に変わってるんだよ!しかも通報までされるし!前の演奏会でアーツユニットに発光アーツを施しただけだろ……クルビア人はみんなコンサートでそうしてるじゃないか! | ロックスターのファンであることを明かした術師は、椅子に座り込んだ。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
学生・ブフナー
説明 | 一瞬の思考 |
ブフナーは高塔でアーツを学ぶ学生だ。彼女は芸術研究の一環で各区の野外演奏会に赴いている。雑音事件にも何度か遭遇しているらしい。彼女によると、雑音の出現には、ある法則があるようだ。 | わかりやすく説明するため、噛んで端がボロボロになったペンを口から取り出すと、彼女はノートに絵や文字を書き始めた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
つまり――あの雑音には、決まった一定のリズムがあるということでしょうか? | そういうこと!私が記録した音響スペクトルを見て。バッハ区のも、ウィーン区のも、ドッペルホーン区のも、それに、ここのフォルトシュリト区とルートン区のも……わかった?この部分の音がほとんど同じなのよ。 | 異常な雑音はもう何日も発生していない。私の手元にも雑音の音声資料はない。 もし彼女の記録が信頼できるものであれば、この類似する音が事件の突破口になるかもしれない。 |
他の意味がないノイズと思われる部分も、何かしらの法則がある可能性はありませんか?一種の暗号のような? | 可能性がないわけじゃないわね。けど、もしも暗号なら、対応する暗号表を導き出さなきゃいけないわ。だから結局この旋律から着手する必要がある……待って!これ聞き覚えある。どこかで……この音を聞いたことがあるわ…… | 続けて質問しよう。 |
どこで聞いたのか思い出せますか?その時あなたは何をしていましたか?あなたが思い出す手助けをしてあげられるかもしれません。 | ……たしかノイレオポルト区で、イーヴェグナーデホールへ向かう途中だった。道端は祭典の装飾が飾られてて、演奏家が演奏していたの……私はお腹が空いてたんだけど、ポケットには金貨1枚もなくて……その時どこからかシュヴァイネハクセの香りが漂ってきて…… | 事件発生時: 調査対象は耐えられないほどの空腹だったが、食べ物を買うお金がなかった。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたは当時解消できそうにない空腹に悩まされ、そしてその音を聞いた……思い出してきましたか? | 思い出したわ。あれは……ぐぅ、ぐぅ……うぅ、私のお腹の鳴る音だった。私の研究は「音楽の流行と地域料理との関係」だから、資料を集めるためにいつもお腹を空かせて各地の演奏会に参加するの。だからついお金を使い果たしちゃうのよね……うう、またお腹空いてきた…… | ブフナーにシュヴァイネハクセと大盛りのザワークラウト三皿をご馳走した。結局、彼女からは有益な手がかりを得られないまま調査は終了した。 |
学生・ホルネス
説明 | 一瞬の思考 |
ホルネスは高塔でアーツを学ぶ学生だ。彼も演奏が邪魔されたこの一連の事件を調査しており、近頃はよく各所の野外演奏会に現れている。ドッペルホーン区での事件現場も目撃しているようだ。 | 彼は顔を上げこちらをちらりと見ると、そのままノートに何かを書き続けた。私のことなどまるで気にかけていない。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
単刀直入に行きましょう。我々は同じ事件の真相を追っている者同士です。もしかしたら、情報交換できるかもしれません。事件発生時、何かに気付きませんでしたか? | 混乱だ……混乱していることに気付いたよ。誰もが音楽に浸っていたと思ったら、次の瞬間にはその心地よい空間が、文字通り音を立てて粉々になってしまった。まるで輝かしい時代が何の前触れもなく突然終わったみたいにね。傷口はなんとか閉じたものの、その下で混乱が膿のように、僕らの中で疼いている…… | 彼の回答は調査に何の意味もなさないものだった。もっと具体的な内容を聞き出さなければ。 |
申し訳ありません、そうですね、あなたが言ったことは大体理解しているので、他のことを聞かせてもらいます。あなたは現場に居合わせた。その時、何か怪しい形跡は発見しましたか? | 良い質問だね。僕は確かにいくつかの形跡を発見した。鋭い感覚がないと感じ取れないわずかな痕跡さ。僕はそれを――迷いと呼ぶことにする。そう、一般人が気付くのは難しい。だが僕なら見つけることができる。音楽によってあの場所に集まった平民、その誰もが目に迷いを宿しており、どうすればいいか理解していなかった…… | 彼は本当に同じ事件を調査しているのだろうか……?よく分からなくなってきた。もう少し質問してみよう。 |
わかりました、いいでしょう。質問を少し変えます。事件が発生した時、あなたは何をしていたのですか? | 僕はこの時代を模索し、追求し、尋ね、リターニア社会の肖像画を描いていたんだ。旋律を打ち破ったあの雑音こそ僕に真相を垣間見せてくれたある種の福音であり、だから諦めずに追い求めていたんだ。この目で見届けて、そのうえで尻込みしてしまうような巨大なものを僕は見たよ…… | 事件発生時:調査対象はある「社会の肖像画」を描いており、演奏を邪魔した雑音が真相を垣間見せてくれると思っていたが、目の当たりにしたものが彼を尻込みさせてしまったのかもしれない。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの時あなたは知りたかった真相を見て強く恐怖を感じました。あなたが見たのは……具体的に何でしたか? | あの音の源――それは抗争だ!そう……美しい旋律はもはや停滞した現実を覆い隠すことはできず、幻影を突き破ったあの音は人々の叫びそのもの。 人々は呼んでいる。輝かしい時代がこの地を照らすのを、いずれ螺旋角が再びそびえ立つのを! | 憲兵が近くにいると教えてやると彼はすぐに口を閉じた。彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
学生・マーリス
説明 | 一瞬の思考 |
マーリスは高塔でアーツを学ぶ学生だ。彼女は現場で例の雑音を耳にしており、特定の旋律が聞き取れたのだと言うが……なかなか思い出せないようだ。 | 彼女は分厚いアーツ学の本を頭の上に置き、バランスを保とうとしている。これは記憶を呼び起こすのに有効な手段なのだとか。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
じゃあこうしましょう。あなたは例の雑音を聞いた時、何をしていたのか覚えていますか? | そうですね……あの時は塔へ戻る途中で、演奏見物客の人波をなんとか掻きわけて進んでいました。 あの辺は特に混むんです。夕方に買い食いしに抜け出さなきゃよかったなぁ。あのソーセージ屋さんもなんか酔っ払ってたし……まあそれはさておき、その時だったんですよね、めっちゃ嫌な音が突然鳴り響いて――っと、うわっ! | 得意気に当時の状況を説明していた彼女だったが、頭上の本を肩に落としてしまう。すると中から一枚のスケジュール表が滑り落ちてきた。そこにはびっしりと詰まったスケジュールが書かれており、どれもアーツの研究に関係するものだった。 |
あなた方はいつも勉強をしてストレスを感じているのですか? | ストレス? まぁ……先生がいつも言いますから。高塔を登るのは長く険しい道のりだって……一生研究してもほとんどの学者が入れない学識の殿堂なんだって。だから毎週『教養不足』の学生は高塔を去って行くんです。私はエードラー出身なので、残るためには一層努力しないといけなくて。 | 彼女は頭をかいて、はにかんだ。どうやら彼女は非常に楽観的なようだ。彼女が例の雑音を思い出すきっかけになってあげられるかもしれない。 |
失礼かもしれませんが……もしかして、当日はソーセージの買い出しを理由に息抜きに出掛けていたとか? | あちゃ~、バレちゃった!研究レポートの提出が翌日に迫ってたんですが、どう書けばいいか全然思い浮かばなくて……気晴らしにソーセージを買いに出掛けたんです。ソーセージ、本当に美味しかったんですよ!それからどうしてかは分からないんですけど、帰ってからすぐにアイデアが浮かんで……それで気分もかなり良くなりました。 | 事件発生時:調査対象のストレスは相当大きく、そのタイミングで食べた美味しいソーセージで彼女の気分は晴れた。適切な鍵の旋律で当時の気持ちを再現しよう。美味しい食べ物が彼女の気持ちを上向かせたのだから、俗世の欲がより適しているかもしれない。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あの日あなたはソーセージを食べた後、ご機嫌になった。当時の光景を思い出しましたか? | ……あっ!思い出しました!あの時はソーセージを食べながら歩いていて、雑音が突然響いたんですよね。そしたら誰かがぶつかってきたんです!私は大丈夫だったんですけどソーセージを落としちゃって!それでぶつかってきた人がお詫びに即興の歌を聞かせてくれて……思い出してみたら、雑音と旋律は別物でしたね。 | マーリスは更に学識を高めるべく高塔に戻った。 彼女からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
学生・リントナー
説明 | 一瞬の思考 |
リンドナーは高塔でアーツを学ぶ学生であり、螺旋角を熱狂的に崇拝する青年の一人でもある。彼は先週のバッハ区で行われた演奏会を妨害した犯人であると噂されている。しかし現場から確かな証拠は見つかっていない。 | ドッペルホーン区の廃棄された音楽ホールで彼を見つけた。捜査から逃れるためか、彼は数日間ずっとここに隠れていた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
リンドナーさん、聞いてください、私はあなたを捕まえに来たわけではありません。ただ話がしたいだけなんです。あの日あなたは演奏会で何をしたか、教えてくれますか? | あの音は……あの音は俺たちの宣言だ。双塔は倒れ、他所からもたらされた穢れが一掃される。誰も手の届かない高塔が再び大地にそびえ立ち……我らは……我らはリターニアの栄光の再臨を再び目にするのだ! | 彼の声は震え、何度か言葉を言い淀んでいた。明らかに自分を励ましている。 |
バカなことはやめなさい。あなた方が呼びかけているその人物はもうとっくにいないのです!私に真実を話してください。そうしたらあなたはまた塔に戻ってアーツの研鑽をすることができる。このことがわかりますか? | 黙れ!ヘーアクンフツホルンの目は永久にリターニアに向けられている。こんな卑劣な時代の存続を彼が認めるはずはない。帝国を乗っ取った者が塔に居座り続けるなんてことを許すはずなんてないだろう! 彼の……彼の到来を迎えるためなら、俺たちの命なんてどうなろうとも構わない! | 別の切り口で話を聞くしかない。 何日も帰っていないからか、彼の父はずっと気が気でない様子で彼を探している。息子が憲兵に捕まることを恐れて罪をかぶろうと自首までした。 |
リンドナーさん、お父さんのことを考えなさい!知っているのですか?彼はあなたを助けようと罪をかぶろうとしたんです!お父さんが憲兵隊に連行されるのを黙って見ていられないなら真実を話してください! | 何だって?父さんが!?いや……俺は一体何をしてるんだ……あの日俺はコンサートをぶち壊すつもりだった。だが急遽演奏予定が変わるなんて思ってもみなかったんだ。 俺は計画通りに動くべきか迷ってしまって……そしたら突然、誰かが後ろに立っているのを感じたんだ。俺は驚いて冷や汗をかいた……その後のことについては、演奏会が突然中止になったことしか覚えていない…… | 事件発生時: 調査対象は自らの盲目的な崇拝を広めるべく、コンサートを妨害しようとしていた。しかし予想外の状況に彼は恐れ慄いた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、当時あなたは計画を実行する前に、予想外の状況に出くわした……具体的なことを思い出しましたか? | 違う……俺がやったんじゃない!思い出した。俺がやる前に、後ろにいた奴がアーツを俺に放って……そのまま気を失ったんだよ……そいつがどんな姿だったかは覚えてないが…… | リンドナーは確かに演奏会を台無しにしようとしていたが、雑音を起こした真犯人は別にいた。 彼から得た手がかりにこれ以上進展はない。調査は終了した。 |
楽器屋店主
説明 | 一瞬の思考 |
ミュラー男爵は楽器店を経営している。噂によるとこの店からは深夜に謎の騒音が響いたり、時には人間の絶叫まで聞こえ、演奏会の雑音を彷彿とさせるとのこと。しかし男爵はこれらを強く否定している。 | 楽器屋の売り場はかなり広くカウンターにはホコリ一つない。男爵は手元にあるトロンボーンを磨いており、後ろの壁一面にはきらびやかな楽器がいくつも飾られていた。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
男爵。大変恐縮ですが、先週の金曜日、何をされていたかお聞かせいただけますか? | 演奏会の件が私と一体何の関係があるというのですか?あの夜は店番をしていましたから、どこにも行っていません。時間になり店を閉めた後は、裏の部屋に戻って休んでいました。 中を見てみますか? | 彼の言葉に怪しい点はなく、調査結果も彼が嘘をついていないことを証明している。 店内で騒音が鳴る時間は深夜だ。 |
申し訳ありませんが、もう少し詳しくお聞かせください。深夜0時頃は普段、何をされていますか? | いい加減にしてくれませんか?その時間は……いつもちょうどバスルームでシャワーを浴びています。申し訳ありませんが、証明できる人はいません。これで満足ですか? | 回答の際に明らかな間があった。カウンターの下に、本のページが破れたものが落ちていて、歌唱テクニックや歌のための音階が書かれている。歌に興味があったというのは初耳だ。 |
ところで、男爵。あなたは声楽にご興味があるのですか? | な、なぜそんなことを……えーっと、ゴホンゴホンッ、つまりですね……まあ、確かに歌という芸術形式にいくらか興味はありますが……ただ……鑑賞しているだけです。 そう、名曲のフレーズを鑑賞し、一言二言続いて口ずさむ程度です……あなたが調査している事件とは無関係であると保証します。 | 騒音発生時:調査対象は「歌」により騒音を発生させていると思われる。彼は自らの歌唱力を向上させることを望んでおり、そのことに非常に興味がある。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたの部屋から出る騒音は、あなた自身の興味が生み出したものですね。この騒音に一体何の意味があるのですか? | なんと……なんと容赦のないことをおっしゃる! 自分の声が美しくない自覚はあります。ですがシャワーを浴びているとつい、高らかに歌いたくなってしまうのです……この感覚、わかりませんか?歌唱力を上げたくて、私は頑張っているだけなのに…… | ミュラー男爵はひどくショックを受けてしまったようだ。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
芸術誌の編集者
説明 | 一瞬の思考 |
ヒートン子爵は『双塔芸術』の編集者である。芸術をこよなく愛しており、芸術界の権威を自称している。彼は演奏会の現場で雑音が響いた時に、顔を隠して人混みから離れる姿を目撃されている。 | 彼は落ち着いた様子でこちらを見つめ、質問を待っていた。胸元の家紋が彼の貴族としての身分を示している。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
早速本題に入りましょう。子爵、あなたは当時演奏会場で何か特別なことに気付きませんでしたか? | 残念ながら、あなたのお力にはなれません。特段、変わったところがあったようには思えないからです。 | 彼の口調は穏やかで理屈にも綻びはない、まるで事前に準備ができているかのようだ。彼の後ろにある本棚にはたくさんのレコードと芸術書籍がしまわれている。 |
芸術に……特に音楽に精通しているのですよね。あの日演奏された作品、幻想曲『エデンヘーエの冬』はどのように評価されていますか? | ああ、あれは大変素晴らしかったよ!どこか物悲しく柔らかなフレーズと、形容しがたい旋律はまるでエデンヘーエの雪のようだった。あなたも是非一度、鑑賞しに行くべきだ。 | 音楽について語る時、まるで今まさにその音に浸っているかのような恍惚の表情をしていた。当時の状況よりも作品自体について触れたほうが、欲しい情報を得られるかもしれない。 |
それでは、第三楽章に登場したフェールという偉大な女性の生き生きとした描写については覚えてらっしゃると思います。それについてどう思われますか? | あぁ、フェール。彼女のことは終生忘れないだろう。彼女は運命と戦った末に一族とともに高塔を去る決断をし、降りしきる雪の中へと歩み出す、あの瞬間といったら……本来であれば涙をとめどなく流す情景だったはずです!あの雑音さえなければ…… | 事件発生時:調査対象は音楽に熱中し、感動で涙を溢れさせようとしていた。適切な鍵の旋律で当時の気持ちを再現しよう。この人は物語の登場人物に共感し、悲しみに浸っていた。知識の欲がより適しているかもしれない。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、当時のあなたは音楽に深く感銘を受けていました。しかし雑音が鳴った時、あなたは人混みを避けた。当時の状況を思い出せましたか? | ああいう状況でしたから、何もなければ私は感動で静かに涙を流しているはずでした……しかし演奏会が突然台無しにされて誰もが辺りを見渡し始めたのです。それがまずかった。私は絶対に……泣いている姿を人に見られるわけにはいかないのですから!『双塔芸術』の編集者として、そんな印象を与えるわけにはいかないのです…… | ヒートン子爵は自己陶酔の世界に深く浸ってしまった。彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
憲兵・ジンメル
説明 | 一瞬の思考 |
ジンメルさんはウィーン区の治安維持を担当する憲兵だ。演奏会にて雑音を起こした犯人を捕まえたと言っているが、その人物に会わせてくれない。 | 彼から渡された取り調べ報告書は冤罪と嘘に満ちていた。今は調査よりも、「犯人」の身の安全の方が気になる。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
この取り調べ報告書には目を通しました……どのようにして容疑者を見つけたのか教えていただけますか? | そんなことを知る必要があるのか?まったく面倒だな……あいつは現場でこそこそしていた上に感染者だった。憲兵としての長年の直感から、目をつけたのだ。フンッ、感染者の連中のことはよく理解している。都市の事件の半分以上が感染者によるものだと断言していい。 | 彼はそう断定するが、視線はよそを向いている。彼は誤魔化そうとしている。 より詳細に聞いて、矛盾点を見つける必要がある。 |
もっと詳しく教えていただけますか?例えば、現行犯をどう捕まえたのかとか、どのようにして逮捕に至ったのかとかを聞かせていただけませんか? | 奴がこそこそ邪悪なアーツ装置を取り出し、何か悪だくみしてるのが見えたんだ。耳障りな騒音はそこが発信源だった。だから奴が無防備になった隙に、制圧したんだよ。あいつのアーツなんざ私の前では無意味だったよ……ゴホンゴホンッ、少し喋りすぎた。私は普段控えめな性格なのだがな。 | 真っ赤な嘘だ。 調査によると、演奏会で雑音が鳴る前に、彼と感染者が争っていたのを目撃した人がいる。 |
感染者について話していましたが、ウィーン区の感染者政策についてどう思われますか?演奏会でも彼らをよく見ますが…… | フンッ、不潔で狡猾な奴らだよ本当に。特に演奏会では……あいつらの耳障りな呼吸が音楽に対する侮辱に感じるほどだ!お偉いさんがなぜ連中に遠慮してるかは知らんが、俺は違う!憲兵として、害虫どもを大衆から遠ざける義務がある。ヤツらに反抗はさせん! | 真相:調査対象は感染者を敵視しており衝突が発生していた。彼の無礼な要求を感染者が拒絶したのだが、それは憲兵の権威に逆らう行為だと見なされた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたは演奏会の現場で憲兵の職権を乱用し、感染者を追い出せないことから報復のつもりで罪を着せて逮捕した……ご自身の行為を恥とは思わないのですか? | 恥……ハハハ、なぜそう思う必要がある?私の一族は代々高塔に仕える術師だった。だが、私だけアーツの才に恵まれず、芸術の真髄も理解できなかったのだ。おかげで憲兵に身を落とすしかなかったというのに……ヤツらは身体に石が生えてきたというだけでアーツが使えるだと?おかしいだろ!そんなの理不尽だろ? | 逮捕された感染者を助け出し、憲兵ジンメルは罰を受けた。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
彫刻家
説明 | 一瞬の思考 |
ヘルムートさんは優れた彫刻家であり、ルートン区にある工場で女帝の祭典に向けて彫像の制作をしていた。彼は演奏会の現場で異常な行動を起こし、大声で泣き叫んだことによって「騒ぎを起こした疑い」で憲兵に逮捕された。それから彼は雇用許可がないことも発覚した。彼にはいくつか疑わしい点があるようだ。 | 憲兵隊の取調室にいるにもかかわらず、彼は驚くほど冷静だった。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
ヘルムートさんですね?数点、お尋ねしたいことがあります。事件発生当時、あなたは何をされていましたか? | 落とした彫刻刀を探していた。通路上を一箇所ずつ隈なくだ。確かなのは道中失くしたことだけだったが、演奏会が終わる前に見つけたかった。あの不調和な音が鳴った後で、憲兵が目の前に現れ、俺の動きが怪しいって、取り調べが必要だって言われたんだ。 | 表情には何の変化もない。彼の一族はずっと彫刻に携わっており、彼の祖父はかつて多くの高塔において賓客としてもてなされた。しかし女帝が双塔の主人になってから彼の家は平民であることから上流社会に受け入れられず、その地位は急落した。 |
ちゃんと説明すれば容疑は晴れそうですが、その後一体何が起きたんですか? | 何をなくしたのか聞かたから、俺は彫刻刀の説明をしたんだよ――ガーネットとシエスタ産の黒曜石で装飾された、父に貰ったものだと。だがあいつらは俺の身分でそんなもの持ってるはずがない、連行して調査をする必要があるだなんて言ってきたんだ。 | そこまで話すと、彼は突然首を垂れ笑いだした。その時になって私はようやく気付いた。彼は冷静なのではなく、感性がおそらく麻痺してしまっているのだと。 |
一つわからないことがあります……当時あなたはなぜ泣いていたのですか? | いや、誰かと争ったとかそういうのじゃない。何も起きてないんだが……目の前の人がみるみる増えていくのを見て、ふと、俺は永遠にあの彫刻刀を見つけられないのかもしれないと思ったんだ。 もしそうなったら、仕事を続けられなくなるし、給料も貰えなくなって、抑制剤を買えなくなる……だから大声で泣き叫んだんだ。そしたら憲兵に捕まった…… | 事件発生時:調査対象はなくした彫刻刀を探しており、見つからないとわかって号泣していた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたは確かに雑音とは無関係です。あなたの悲しみは理解できますが、無くしたものはもう取り戻せません……大変申し訳ありません。 | 俺の彫刻刀は当時の貴族が祖父に贈ったものなんだ。祖父は都市で一番腕のいい彫刻家だった。 その後、ここはツヴィリングトゥルムという名になり、俺の父は高塔を追い出され、俺もアトリエを追い出された。生きるために、俺は害虫みたいに隠れて働くしかなかったんだ……わからない、なんでこうなっちまったんだ…… | 憲兵隊にヘルムートさんを解放するよう働きかけ助けたが、彼の精神はもう崩壊しているようだ。彼からも有益な手がかりを得られないまま、調査は終了した。 |
謎の術師
説明 | 一瞬の思考 |
この正体不明の術師はこれまで何度も野外演奏会の現場に姿を現しており、その行動範囲は区内全域にまで及ぶ。彼女が事件に関係している直接的な証拠はないが、調査の必要がある。彼女と会うのに随分と苦労を要した。 | かすかな蝋燭の火が薄暗い部屋の一角を照らす。光が揺れると、影の中からマスクがひっそりと浮かび上がった。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
こ……こんにちは。私がここに来た理由はご存知ですよね。あなたはよく演奏会に行かれるようですが……何か変わったことに気付きませんでしたか? | あなた方が追っているあの雑音は……私とは関係ない。あれは凡人が捏造した騒音にすぎず、私の興味を引くことはない。 | 虚ろな、感情を見出せない声が響いた。術師の口から何かを聞き出すには、もっと論旨が明確な質問をする必要があるようだ。 |
では……あなたはとりわけ野外演奏会が好きで、曲目やテーマを選んだりはしないようですが、きっとその中にはさぞご興味を引くものがあるのでしょう? | 凡庸な捜査員だけが尋問に頼り真相を得ようとする……フッ、あなたになら話しても別に構わない。私の先生が道を示してくれた。その教えに従って、自らの根源に通ずる想像の及ばない力を見つけようとしているのだ。 | 術師は話している最中、あるものをギュッと握った。それはお守りのようだ。さらに詳しく話を聞く必要がある。 |
それはどのような力ですか? | ……階段だ。私が高塔を登り続け、この上ない偉業を成すのに役立つ。先生のアーツの光の中で私はこのような予言を得た。ゆえに探している。だが……今でも、その予言されたものは見つからない。果てしない霧の中を歩いているようで、つい、目がうるんでしまう…… | 事件発生時:調査対象は自らも正体を把握できていない何かを探していた。それがさらなる成果に繋がると彼女は固く信じているが、見つからず涙を流した。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、あなたは確かに雑音に全く興味がない。あなたが今探しているのは……ご自身が失ったものかもしれません。何か思い出せますか? | ぬくもりが……どうしてここから?このお守りに、なぜこれほどのぬくもりが?まるで……毛布に包まれ、母の腕に抱かれているみたいだ。しかし続けて別れが訪れ……悲しみが涙となって雨のように降り、私を濡らす。私は一体何を探しているんだ…… | 術師はお守りを強く握りしめた。マスクに隠されて、その表情を窺い知ることはできない。 彼女からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
保安官・フィッシャー
説明 | 一瞬の思考 |
フィッシャーさんはルートン区の憲兵だ。工場地帯のチャリティー演奏会で騒音を起こした者を発見したが、相手が事前に準備していたため、逃げられてしまったのだと言っている。その経験を基に、彼は調査に多くの人員を申請しようとしている。 | 10分ほど待って、彼はようやく話を切り上げ、私が持っている封筒に対して形ばかりの礼をして見せた。その間、彼がこちらにまともに視線を向けることはなかった。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
この前お話した件で来ました。例の事件を起こした者について詳しく教えていただけますか? | おや、以前の説明では不十分でしたか?奴らは巫王派の残党で強力なアーツを操る者でした。だから私から逃げ切ることができたのです。彼らは複数の騒動を起こす計画を綿密に練っていました。それ以外にお教えできることはありません。何しろ私もこれから調査を行いますのでね、探偵さん。 | 彼は襟を正すと、身を翻して立ち去ろうとした。 上の人間が近頃巫王派の残党をますます問題視しているため、多くの末端の憲兵が残党を捕まえることを昇進のチャンスと捉えており、少しの噂でも大ごとになる。 |
待っていただけますか。申し訳ありませんが、もう一つお聞きしたいことがあります。その騒ぎを起こした者をどうやって発見したんですか? | ど、どうやってって?コホン……それはもちろんあれですよ?やつらは人混みに紛れて、汚いローブの中でアーツを操り、冒涜の雑音を鳴らしたのを見たんです。 他の者は騙せても、私の目は誤魔化せないのです!クソッ、あの時もう少し早く動いていれば、捕まえられたのに! | 質問された後、彼の目は明らかに狼狽えていた。こちらの質問に対して全く準備ができていなかったようだ。 |
どうやって彼を捕まえようとしたんですか、もう少し詳しく聞かせていただけますか? | わ……私は追いかけながら、彼のアーツを防いでました。彼は私が進むのをあらゆる手を尽くして阻もうとしましたが、それでも私は捨て身で追いかけました。その後彼は……そう、彼は急に方向を変えて、えーと、どこに隠れたっけ…… いいですか、ここであなたと無駄話をしている暇なんてないのです。すぐに人を連れて捜査に行かなければなりません! | 事件発生時:調査対象は本人が言う通り、犯人を追っていたのかもしれない。しかしその時彼はきっと自分の将来について想像を巡らせていたのだろう。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、当時あなたは目前に迫った素晴らしい未来に浮かれていたのでしょう。それがあなたの犯人を追う速度に影響を与えたのかもしれません。恐らく、さらに調査すれば分かるでしょう。 | 待って!お願いです!正直に話しますから……他の人に言わないでください。 わ……私が追っていたのは、巫王派の残党ではありません。ただのこそ泥だったんです。でも逃げられてしまって、仕方なく……分かってくれますよね?私はあなたを信じます……何も起きていないことにして、このまま調査を続けてくれませんか。 | 私は彼の要求を無視し、事件のいきさつを捏造したとを憲兵隊に報告した。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
宝石店の店主
説明 | 一瞬の思考 |
ムージルさんはドッペルホーン区にて百年の歴史を持つ老舗のジュエリーショップを営んでいる。最近演奏会で起きた事件は、彼がかつて遭遇した事件と類似する点があり、両者には関連性があると主張している。 | 黄色の明るい照明が長年修理されていない台を照らし出しており、窓越しに店内の閑散とした様子がうかがえる。扉には「売物件」の張り紙が出ている。 |
Q | A | 一瞬の思考 |
ムージルさんですか?以前もお伺いしましたが、先日仰っていた例の事件について詳細を教えていただけますか? | おお、あなたでしたか。随分と待ちましたよ……あれはだいぶ昔のことですが、今でもはっきり覚えています。この店もあの頃はまだドッペルホーン区有数のジュエリーショップだったんですよ。うち一番のお宝はあの有名な「青を湛えた星」という宝石でした。あの深く純粋な青色は一目見ただけで…… | 「青を湛えた星」は、かつてとある地位の高い貴族が購入する予定であった。しかし公開展示の最後の晩に盗まれてしまった。有名な話で、新しい知見は得られそうにない。できるだけ早く有益な情報を手に入れなければ。 |
そのお話は存じ上げています。「青を湛えた星」は盗まれたのですよね。それが具体的に今回の事件とどう関係しているのですか? | 「青を湛えた星」が盗まれたあの晩、ちょうど都市楽団を招いて演奏していただいていたのですが、演奏が最も盛り上がったその時突然、極めて酷い騒音が鳴り、現場は騒然としました。そして「青を湛えた星」が大衆の眼前で消えたのです!あの騒音と先日の例の雑音は全く同じです。あの時の泥棒はきっとあなた方が調べている人物に違いありません! | 彼の言っていることは当時聞いた話と似ていた。しかし雑音に関する部分については初耳だ。当時はとあるサルゴンの闇商人が「青を湛えた星」を購入しようとし、その納品日も宝石が奪われた日が一致していたが、取引は最終的に成立しなかった。 |
ところで、こちらもちょっとした情報を持っていまして、こんな話はご存知でしょうか。盗まれた「青を湛えた星」は、実はサルゴンに流れ着いていたと…… | サルゴン?ありえません!あの日、私は自ら宝石を箱に入れ、この手で運んだのですよ。しかし商品の確認をした時には、箱の中身が普通の石になってしまっていたんです!ちょうど、会場に仕掛けた目くらましのアーツも破られていましたが…… まさかサルゴンの奴らが中身をすり替えて、私を陥れたということでしょうか? | 当時の真相:調査対象は宝石を密かに売るために窃盗事件を偽装したが、なんと宝石はすり替えられていた。 |
適切な鍵の旋律が奏でられた。調査対象の心の扉が開かれて、記憶が蘇っていく。 |
旋律が示したように、そしてあなた自身が仰ったように、あなたは買い手との約束に背き、窃盗事件を装って、高値で宝石を売ろうとしていた。しかし予想外にもその背後に泥棒がいた……これは自業自得です。そうではありませんか? | あのトラブルがなければ、私はとっくに大金持ちになっていて、こんなに落ちぶれることもなかったというのに…… 正直に言いましょう。「演奏会の雑音は誰かがムージルの店の宝石を盗むためのもの」、この話を広めてもらいたいのです。そうすれば、商談がひっきりなしにやってくるはず。それから質の悪い宝石を綺麗にラッピングして売りさえすれば、そうですね……その時は7割の分け前をあげましょう…… | ムージルさんは扉の張り紙を「売物件(今なら値引き交渉可)」に書き換えていた。 彼からは有益な手がかりを得られず、調査は終了した。 |
残響の記録
ヴィドゥニアの崩落 |
ヴィドゥニア都市楽団の首席に就任してから三十年目のこと、私は黄昏時にとある高塔での演奏に招待された。あの時、私は生涯で初めて眼下に広がるヴィドゥニアの全貌を目の当たりにした。 陽光の最後の一条が塔頂をかすめ、双月はそのヴェールを脱ぎ、響く悠々とした音色とともにウィーン大時計塔は夜を迎えた。外周のウィーン区から中心部のドッペルホーン区まで、鐘の音は街中を通り抜け、その音が聞こえた場所では歓喜の歌が沸き起こる。思いを馳せると、まるで都市という楽章が少しずつ目の前で展開されているように私には思えた。通りは五線譜であり、点在する建物は短音、そびえ立つ高塔は長音、それが交わりヴィドゥニアの壮大な旋律を奏でているのだ。 その旋律に浸りながら、バイオリンを奏でようとしたが、次の瞬間、雷にでも打たれたかのような感覚に襲われた―― 私にはその旋律を奏でることなどできない。その音符をつま弾く資格すらないだろう。 この朽ちることのない、至高に輝く旋律は、唯一あの方にのみ相応しいもの。 鐘の声は幾千万もの音色を率い、いくつもの塔頂をかすめながら始源の塔の頂きへと降り注いでいく。しばらくするとすべての音は止み、まるで静かに次の指揮を待っているようだ。 すると、高塔から小さく、進行を許す声が聞こえた気がした。そして鐘の音が再び鳴りはじめ、二十二の区が共鳴するかのように音を奏でる。混ざり合う旋律は塔の頂から天を衝く勢いで空に満ち、力強く、同時に湖に投げ入れられた小さな石のような軽やかさで夜空に波紋を広げ、星明かりを揺らした。 想像が現実となったのだ。まさに奇跡!リターニアだけで起こる奇跡に他ならない!大地も耳を澄まなければならないほどの奇跡だ! リターニアよ、どうか許してほしい。私はこの奇跡に気付くのがあまりにも遅すぎた。 それから数年後、双塔はあの高塔の廃墟の上に築き上げられた。二人の女帝は自らを古の国の新たなる主であると宣言し、その足下に広がる街へと視線を落とした。1079年からこのヴィドゥニアを讃えるための組曲の改編を行ってきたが、これもまたこの街と同じく、本来の名を失ってしまった。 今日――1092年の新年。晩鐘が鳴り響いたその瞬間、私は第22楽章に終止線を引いた。その時、同時にため息が聞こえたような気がした。それは、ヴィドゥニアの最後の音符が落とされた地響きだ。女帝たちは首都の再建を終え、君王の曲調は完全に抹消された。街に残っていた五線譜は沈黙し、双塔が新たな楽章を奏でるその時を待っている。 ここまで筆を進めた時、双月の清らかな光が窓辺に差し込み、まだ乾ききっていない五線譜のインクを照らした。改編を終えたこの組曲を私は『ツヴィリングトゥルムの曙光』と名付けることにした。新たな旋律がどのような運命を奏でるのか、私には知る由もない。 ああ、ヴィドゥニアよ。願わくば夢の中でも、いま一度その音色を耳にしたいものだ。 |
レッシングの哀悼 |
夕陽色に染まりながら彼は長いこと立ち尽くし、何もない荒れ果てた花壇を見つめていた。 三百年以上の歴史を持つルートヴィヒ大学の主塔は厳かに聳え立っている。その影は黄昏時に最も長く伸び、まるで足もとに広がる大地を守る深き森の巨木のようだ。遠くから響く鐘の音が授業の終わりを告げ、門前はすぐさま学生で埋め尽くされた。行き交う人々の足音、衣擦れの音、アーツ装置から放たれる音、それに話し声。これらが交じり合って耳に流れ込んでくる。 ――造形再構築学から、最も難しいとされる感応伝達学まで、アーツに関する討論がそこかしこで行われ、たまにはアーツが作る光の玉が階段から転がり落ち、レコードが人々の頭上擦れ擦れを掠め飛んで行く。 ――数名の学生がレコードを避け、流行歌と地下劇場の新作劇についてのおしゃべりを続けた。どうやらシラクーザの新区画で繰り広げられる愛憎劇に夢中のようだ。 ――貴族のような身なりをした二人は、双塔に対してフォルツガルド管区がどのようにふるまうべきかを小声で激しく討論していた。身に着けたローブがアーツのせいで燃えていることにもまるで気づいていない。 ――だらしがない身なりの学者は、トリマウンツ出版の星図を相手にブツブツと独り言をつぶやきながら時折空を見上げ、夜の帳が下りるのを待っている。 そんな雑踏の中では、誰も彼を気にかける様子はない。もうすぐ造りかえられてしまうあの花壇と同じだ。彼のいる方向を一瞥したとしても、皆すぐに視線を逸らして離れていってしまう。 彼は服のベルトを引っ張った。きつく締め上げられた体はまるで石碑のようだ。 「主塔の下の花壇が造られたのは766年。当時の高塔の主は『学士』と呼ばれていたルートヴィヒ選帝侯でした。」 「この年、高塔には初めて平民出身の学生が迎え入れられました。貴族たちの反対を押し切り、高塔は庶民にも門戸を開いたのです。」 「その中で、ホフマンという名の学者が塔に足を踏み入れるにあたって、故郷から持ってきた花の種を一袋、こっそりと花壇に蒔いたのです。ほどなくしてこの花壇は名もなき白い花で埋め尽くされました。それから長らく、この花壇に故郷から持ってきた種を植えるのが、平民出身の学者たちの伝統となっていたのです。」 「想像できますか?四皇戦争が勃発する以前、ここの花はまるでアーツで彩られた祝典の日の空が如く咲き誇っていたそうですよ。それをこの目で、どれほど見たかったことか……」 「ですが今では、アインヴァルトの歴史に造詣が深い学者でもなければ、このようなことを覚えている者はいないのです。」 説明を聞き終え、彼は何も言わず花壇の前にしゃがみ込んでいた。そしておもむろに土に手を入れ、しばらくして何やら小さくて硬いものを取り出した。 それは一粒の種だった。 「行こう、ゲルハルト先生。今日はあまり怒られたくないんだ。」――そう言いながら、彼は振り向きざまに種を握りしめた。 |
ウルティカ領からの手紙 |
親愛なる「朴念仁」様: 突然のお手紙、申し訳ございません。私のことはご存じないかと思いますが、ドゥーラおばさんと同じく、私もかつてはウルティカ伯爵の下で侍女として働いていました、メラニーと申します。 さて、大変残念なお知らせをせねばなりません。ドゥーラおばさんは3日前の夜に突如病状が悪化し、この世を去ってしまいました。今年のウルティカ領は例年より冷え込むのが早く、おばさんは秋を乗り越えることができませんでした。ひどく苦しんで亡くなったわけではないのが、せめてもの救いです。 ドゥーラおばさんの葬儀は行われませんでした。今のウルティカ領には、特別な身分を持たない侍女に終の棲家を用意する余裕もないのです。伯爵塔に助けを求めてはみたものの、ウルティカ伯爵にはなかなかお会いできず、使用人たちにいたっては塔内の物品を着服して己の懐を肥やすばかり……かつての仲間に差し伸べて然るべき手も差し伸べてはくれませんでした。幸運にも、事情を知った現地のマイヤー家の支援により、ドゥーラおばさんは南の野辺に埋葬することができましたのでご安心ください。羽獣と野バラが寄り添ってくれるでしょうから、おばさんもきっと寂しくはないはずです。 「お会いしたことのないツヴィリングトゥルムの心優しい旦那様が、遥か遠いウルティカ領の貧民に手を差し伸べてくれた」こんな幸運が自らの身に舞い降りただなんて、今でも信じられません。ドゥーラおばさんは生前、旦那様――あなたのことをよくお話していました。パンや新しい衣服、小屋の修繕費まで旦那様は与えてくださるので、私たちは寒さに震え路頭で命を落とすこともなく済んでいます。きっとあなたは、とても崇高な心の持ち主なのでしょう。穢れなき美徳に満ちた魂を宿しているに違いありません!私なんかにこのご恩に報いる術はなく、ただただ心よりの感謝を旦那様にお伝えすることしかできません。 旦那様にお手紙を書いている今この瞬間も、私はまだ深い悲しみに包まれています。ですがそれでも、私の決心をお聞かせしたいのです。どうか今後は、ご支援をお送りにならないでください。マイヤー家の方も旦那様同様、全力でウルティカの民のために尽くしてくれています。彼らの支援のおかげで、私も今一度職を得ることができました。今度の仕事は、醸造所で使う果実の収穫です。大変ではありますが、自力で生活費を稼げるまたとない機会を得られました。今まで、お手紙で「希望を捨てるな、夜は必ず明ける。」と励ましてくださいました旦那様のお言葉は、決して忘れません。これからも、明日への希望を胸に頑張って行こうと思います。 最後に一つだけ。差し出がましいお願いかもしれませんが、いつかウルティカ領にいらっしゃいましたら、どうかドゥーラおばさんのお墓に足を運んであげてください。旦那様に今一度お会いできたら、きっと喜ぶはずです。私たちはずっと、それを望んでいたのですから。 どうか、旦那様がツヴィリングトゥルムで健やかに過ごせることをお祈りしております。そして、双塔の栄光があらんことを。 メラニーより |
遅れて来た密使 |
黄昏時、ルートン区憲兵検査所では憲兵が数名、装備の片付けを行っていた。 「長官。ようやく事件解決の目処が立ったのに、本当に調査を終了するのですか?」 「目処が立ったからこそ調査の必要がなくなったんだ。ここ数日で手に入れた手がかりが指し示す例の大貴族様の身分を考えてみろ。下手をしたら巫王派の残党と関わっているかもしれないんだぞ。」 「だから今朝、シュタイナー侯爵のところに女帝の声が遣わされたわけですか。今後、この件は女帝の声が引き受けるだなんて……まさか!いずれかの陛下御自ら指揮を取られるのでしょうか?」 「これ以上関わり続けても、俺たちには開けられない扉や、上ることのできない高塔が必ず出てくる。女帝の声に任せるのが一番だ……」 木製の扉が押し開けられ、部屋の中に赤く輝く夕陽が差し込み、一瞬目がくらむ。暗さを増していく黄昏の光の中、急ぎ口をつぐむ憲兵たちの前に、小柄な人影が現れた。 「この事件は終わっていません。」と、少年の声がその場に響く。 「どこのガキだ?デタラメなことを……」 「バスティアン・ロート男爵。ルートン区で誰よりも経験を持つベテランの憲兵。あなたは最も早くこの件の調査に携わった。だから会いに来たんです。」――男の子は懐から黒い封筒を取り出して話を続ける。「今後は女帝の声が介入しますが、そちらにも引き続き調査をお願いしたいのです。くまなくしらみつぶしに調べあげ、何か進展があればその密書に書かれている住所までお知らせください。」 「こっちが調べたくても、このまま続けたら……」 「シュタイナーが妨害することはありません。もちろん女帝の声も。」 ループスの男の子は密書を手渡した。 「コレがあれば、開かない扉も上れない高塔もないでしょう。」 男爵は固唾を呑みながら漆黒の密書を受け取り、指先で封蝋の金箔部分をなぞった。 「あなたは……一体何者だ?」 男の子の唇が微かに動いた。が、結局黙したままなにも語らなかった。彼はそのまま振り返り、その場を去っていった。扉の外には間もなく消えゆく夕陽の残り火が光を投げかけており、地面には長く伸びた彼の影が映し出されていた。 |
主なき追憶 |
落ち葉は枝に戻り、苔は壁から消え、高塔は地面に沈んだ。あなたの周りから時が剥がれていく……これは、持ち主のいない記憶だ。 アーツによって、とある建築物が目の前に現れた。楼閣にドーム型の屋根……ひと目でそれが劇場だと分かる。ツヴィリングトゥルムに現存するモノではない。この劇場が破壊された時、ツヴィリングトゥルムはこの世に存在してさえいなかったのだから。 劇場内は漆黒に包まれ、舞台には眩いスポットライトが当てられている。光の下では、美しい服に身を包んだ者たちがオペラを披露していた。 戦艦が現れ、高塔と泥土を波のように混ぜ合わせながら舞台に乗り上げた。その瓦礫の合間から覗くのは一面の枯れ果てた花のみ。二人の娘を腕に抱いた母親は地面に膝をついている。 「暴君が楽園に足を踏み入れた!」 「邪悪な力と穢れが我らの家を破壊した!」 その歌詞をあなたは知っていた。間違いない。幾度も上演されている『レオポルト』というタイトルのオペラだ。 次の瞬間、戦艦から降りてきた横暴な兵士が、母親を捕らえた。彼女は涙を流しながら娘たちに別れを告げる。 母親役の女性は、涙声で歌い上げる。「やめて、子どもたちには母が必要なの。リターニアには母が必要なのよ!」と。 劇場内が明るくなった。客席に目を向けると、舞台の下にいた観客はただ一人。その男はシグネットリングを指でなぞっていた。杖に置かれた方の手は火傷の痕が目立って見えた。その手は鋼鉄のようであり、石のようであり、顔もどこかで見た記憶がある。絵画に描かれ、記念碑を築かれたリターニアの英雄である彼は、このオペラそのものでもあった。 「リターニアには母が必要……」――レオポルト公爵は何度もその歌詞を口にした。「リターニアには母が必要だ。」 がらんとした劇場内にもう一つ人影が現れた。公爵の背後に、痩せこけた老人が姿を現したのだ。 「くだらない劇を演じさせているようだな、レオポルト。ヘーアクンフツホルンの力は、お前のおもちゃではない」――老人は躊躇うことなく叱責の言葉を発した。 「確かに彼女たちの力はヘーアクンフツホルンの密室にて、その手稿をもとに誕生した……」――レオポルトは声を荒げることもなく答えた。その視線は始終舞台上にいる二人の少女に注がれている。「だが、それを作ったのは私だ。なぜ強大な力を持っているのか、理解する必要がある。」 「リターニアには母が必要だ。そうは思わないか、フレモント?」 少女たちは互いを支え合いながら立ち上がった。そこであなたは、彼女たちが黄金よりも明るく輝き、闇夜よりもさらに深き漆黒を纏っていることに、唐突に気がついた。 舞台上では変わらずオペラが演じ続けられている。二人の少女は懐に隠し持っていた短剣を取り出し、お互いに振りかざす。武器がぶつかりあい、火花が散る。その火花は黄昏の光となり、次の瞬間、ハーモニーを奏でていた。 「英雄は宝剣を振るう!」 「英雄は暴君を倒す!」 光が徐々に失われ、劇場内を漆黒の闇が包み込んだ。真っ先に姿を消したのはレオポルトだった。それに続く形で劇が、少女たちが消えていく……そして最後に姿を消したのは二人のうち、黒髪の方の少女だった。こうして、主のいない記憶は終わりを告げた。 |
風前の密書 |
グリムマハト様: 私は幼いころから体が弱く、そんな私が治めるシュトルム領も辺鄙な上に災害が多い土地です。ここ数年、年老いた私は病に侵され、長らく謁見することもかなわずじまいですが、まさか陛下からご厚情をいただけるとは、思いもしませんでした。国政でお忙しい貴方様が、シュトルム領や私の体を心配してくださるなんて、心から感激しております。双塔より遣わされた侍医の尽力により、病の悪化を遅らせることができました。おかげで、一時的ではありますがこの身もまだしばらくは持つかと存じます。もう少しだけシュトルムウィンドの高塔に腰を据え、帝国の栄光に力添えができそうです。 ですが、年老いた選帝侯の命を帝国の栄光と同等に語ることなど、どうしてできましょうか。帝国の繁栄と同じく永劫ではいられないのです。いくらシュトゥルムの高塔が機密をなに一つ漏らさず、部下が忠義に篤き者ばかりであっても、長年この身に付きまとう病魔は、これ以上皆を守ることを許してはくれないようです。 選帝侯の地位はもとより私のものではありませんでした。それでもこの重責を背負って以来、その責を身を粉にして果たしてきました。病床に伏してなお、私の志に変わりはありません。しかし私が病に苦しんでいる間に高塔を狙う者が現れ始めたようです。公爵たちは互いに相容れず、己の砦を堅固にしてばかり。私が死したならば高塔は主を失い、その座を手に入れようと皆相争うことでしょう。シュトルム領はもとより災害が多く、領地も領民もこれ以上の災難には耐えられません。それにより金律楽章に乱れが生じた場合、その罪は私一人が負うべきものとなるでしょう。 私の前半生は、我が父と兄が戦死した日に終わり――それからの後半生は、23年もの月日が流れる間、シュトルム領の選帝侯として過ごしてまいりました。選帝侯としての責務があまりにも重大だったからこそ、吹き荒れる風に揺れる花のような私の取るに足らない命を、嵐の中で息づく火種となるべく、燃やし続けることができたのやもしれません。場合によっては、より重い責任が――帝国のすべてを巻き込むような責務が、全ての者を焼き尽くす日がくるかもしれません。私の花が先に燃え尽きてしまい、その日の責任を背負うことができないのが、今は残念でなりません。 願わくばウェルナー・フォン・ホッホベルク亡きあと、帝国の栄光がさらに眩く、帝国の繁栄が未来永劫続きますように。 |
音楽記念館のガイドブック |
1. 記念館について 「スウィングジェントル」音楽記念館は、1083年にペングイン伯爵の高塔を改築して建てられました。ペングイン伯爵は300年前に活躍した著名な音楽家であり、音楽面での非凡な功績とユーモアに溢れた独特な姿で名を馳せ、「スウィングジェントル」と呼ばれていました。ペングイン伯爵の高塔は数多くの災難に見舞われましたが、変革の荒波の中でも倒れることなく聳え立ち、貴重な楽器や楽譜を後世に数多く残しました。アインヴァルト管区だけでなく、リターニアの歴史の「生き証人」と言っても過言ではないでしょう。 現在、修繕が終わったペングイン伯爵の高塔は「スウィングジェントル」音楽記念館とその名を改め、広く門戸を開いております。古き良き優美な収蔵品を通してリターニアの輝かしい過去を知り、この壮大な楽章がいかにして今日まで伝えられたのかを、是非その目でお確かめください。 入場料:2ドゥカート/人。ペングイン伯爵の功績を祝して、年齢を問わず身高150cm以下の方は入場料が無料となります。 2. 館内収蔵品 …… No.23 淡ピンクのマレット 淡ピンク色の柔らかなフェルトをマレットに使うことで、奏でられる音色も柔らかくなめらかなものとなります。ウッド部分には黒曜石があしらわれており、すばらしく貴重な代物ですが、残念ながら現存するものはこれ一つとなってしまいました。かつて、記念館の管理人が深夜にこれに似た無数のマレットが館内を縦横無尽に飛び回り、至るところで楽器が無秩序に音を出している光景を目にした事件は、今でも怪談として語り継がれています。 …… No.46 銀色のバイオリン弓 白銀色のバイオリンの弓はその造形も美しく、スティック部分にはとても珍しい材質のものが使用されています。評論家からは「解けることのない白雪」と呼ばれる幾千万もの氷のような細い糸がまとわりついているのです。また、この弓には謎の現象を起こしてしまうという噂があります。例えば、この弓を使うとどんな曲でも聞き手には低唱が聞こえてしまうというもの。低唱が本当にあるかどうかははっきりとは言えないものの、それを聞くと心の中に故郷への哀愁が溢れるという不思議な現象が起きると言われています。最新の研究によると、スティックに刻まれている謎の紋様はサーミの織物に使用されている図案と似ていることが判明しました。 …… No.76 青尾羽の太鼓 サルゴン風情に溢れるこの太鼓の最も目を引く部分は、なんと言っても長く美しい青色の尾羽でしょう。しかし、風貌は美しくとも醸し出される錆のにおいは、嗅いだ者を少しばかり不快にさせます。どこから伝えられた風説かは分かりませんが、この太鼓の音色を耳にしたアーツユニットの職人は、機械製造の秘訣をも知ることができるそうです。そのため一時多くの職人が祈願で我先にと祈願のため、この太鼓を叩きに来たのだとか。その後、彼らは古い部品の改造に没頭するか、サルゴン行きの交通機関に乗ったと言われています。 …… No.123 ノクターン「タンブルウィードの夢」 この夜曲は、ペングイン伯爵が数多作曲した曲の中の一つで、伯爵らしいのどかな曲調となっています。この曲では、月明りの美しい夜の荒野をタンブルウィードが転がって行く情景を奏でられており、風変りな曲であると言えるでしょう。皆さまもご存じの通り、タンブルウィードはクルビアとレム・ビリトンにのみ自生しています。そのため、この曲はペングイン伯爵が当時すでに「未知の大地」へと赴いたことを証明し、かつてのリターニアがどれほどの国力を有していたのかがうかがえるのです。 …… No.295 灰色の毛 こちらの動物の毛が当館最後の収蔵品となります。枯草や砂利が絡まった、硬質な毛です。ペングイン伯爵のゴミ袋から発見されたもので、伯爵が自ら楽器を製作していた証拠として、今日まで保管されています。この毛を捨てた理由については「品質不良」であることが、ペングイン伯爵の手記に書かれています。 3. 逸話 …… ペングイン伯爵の失踪の謎: 伯爵の使用人いわく、音楽家として大成したのちの伯爵は、いつまでも進化せず保守的なままであったリターニアの音楽にしばしば悩まされていたそうです。ある晩、伯爵が就寝した後、寝室から突然会話をするような声が聞こえ、様々な動物のような鳴き声やものが落下する音まで響いたのだとか。当時の使用人たちは、こんな話を耳にしたそうです。「賭けに負けたんだろう、俺には関係ねぇ!」「わかった、くれてやる!だから羽を引っ張るな!」と。 伯爵はもとより個人的に客人を招く習慣があったため、使用人たちは勝手に部屋に入ることもなく、ペングイン伯爵が室内で言い争うような声をただただ聞いていただけでした。しかし、言葉を発する速度は徐々に速まり、リズミカルになっていき、時折楽器を叩く音まで聞こえ、その音はまるで旋律のようだったそうです。そして伯爵が突然大きな声で「YO~、コレで決まりだ!」と叫ぶと、次の瞬間、部屋は静まり返ったのでした。 ドアの外にいた使用人は伯爵が呼びかけに答えなかったため、主人にもしものことがあってはいけないと無理矢理部屋のドアを開けたのですが……そこには誰の姿もなく、ペングイン伯爵はそれっきり姿を見せることがなかったとされています。 |
報酬 †

イベントミッション 時計塔の掲示板 †

以前はゴチャゴチャしていた時計塔の掲示板。
今ではきれいに片づけられ、数枚の紙切れが残されるだけとなった。
そこには書いた者の過去や、この都市の過去についての願いが書かれている。
ミッション内容 | 報酬 |
ZT-1をクリア | 調律の追憶×60 |
ZT-2をクリア | 調律の追憶×60 家具「双月トロフィー台」 |
ZT-3をクリア | 調律の追憶×60 |
ZT-4をクリア | 調律の追憶×80 家具「空の教授席」 |
ZT-5をクリア | 調律の追憶×80 |
ZT-6をクリア | 調律の追憶×80 |
ZT-7をクリア | 調律の追憶×100 家具「求むる先は」 |
★3評価でZT-7をクリア | モジュールデータ×1 |
ZT-8をクリア | 調律の追憶×100 家具「螺旋型オルゴール」 |
<湮滅の相>を2回以上使用して ★3評価でZT-8をクリア | 家具「真新しい楽譜ラック」 |
ZT-9をクリア | 調律の追憶×100 家具「垣根のない音楽」 |
★3評価でZT-9をクリア | 家具「歴史の結晶」 |
【庸劣の印】による強制退場オペレーターが 5名以下の状態でZT-10をクリア | 調律の追憶×120 家具「演奏家の椅子」 |
★3評価でZT-10をクリア | モジュールデータ×1 |
通常調査を3回完了 | 上級装置×2 |
通常調査を6回完了 | データ補完チップ×30 |
通常調査を9回完了 | D32鋼×1 |
通常調査を15回完了 | モジュールデータ×1 |
通常調査を20回完了 | 結晶制御装置×1 |
ZT-EX-1をクリア | 調律の追憶×60 |
ZT-EX-2をクリア | 調律の追憶×60 |
ZT-EX-3をクリア | 調律の追憶×80 |
変奏を4回以上切り替えて ZT-EX-4をクリア | 調律の追憶×80 |
変奏時に変奏による共鳴能力が発動していない 敵を6名以上撃破して、ZT-EX-5をクリア | 調律の追憶×80 |
ZT-EX-6をクリア | 調律の追憶×80 |
ZT-EX-7をクリア | 調律の追憶×100 |
ZT-EX-8をクリア | 調律の追憶×100 |
ZT-EX-8の強襲作戦をクリア | パネル「余韻」 |
★3評価でZT-S-1をクリア | 調律の追憶×80 |
★3評価でZT-S-2をクリア | 調律の追憶×80 |
★3評価でZT-S-3をクリア | 調律の追憶×100 |
★3評価でZT-S-4をクリア | 調律の追憶×100 |
★3評価でZT-S-5をクリア | 調律の追憶×120 |
イベントステージを15回クリア (チュートリアルを除く) | 調律の追憶×80 |
イベントステージを45回クリア (チュートリアルを除く) | 調律の追憶×100 |
イベントステージを85回クリア (チュートリアルを除く) | 調律の追憶×120 |
報酬交換所 名月の演奏会 †

調律の追憶とアイテムを交換できる。
ステージ 双塔を仰ぐ †

記載されているアイテムの他、「


感情音符」がランダムに確率ドロップすることがある。
ZT-ST-1 前奏「思いがけない帰還」 †

遠方より帰還した詩人は、様変わりした故郷に戸惑いを覚えた。
ZT-1 衆賛歌「青空の歌」 †

巫王の高塔の転覆後、衆賛歌『青空の歌』は広く歌われるようになった。以来、リターニアに立ち込める暗雲は消え去り、いつまでも青空が広がっている。
消費理性 | 9 | 推奨平均Lv | Lv20 |
敵総数 | 17 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
敵情報 |
画像 | 名前 | 出現数 | HP | 攻撃力 | 防御力 | 術耐性 | 攻撃 間隔 | 重量 | 移動 速度 | 攻撃 範囲 | 耐久値 減少量 | タグ |
 | 楽団志望フルート奏者 | 7 | 4000 | 280 | 150 | 10 | 2.0 | 1 | 0.8 | - | 1 | |
 | 楽団志望トランペット奏者 | 10 | 6000 | 200 | 200 | 15 | 2.0 | 1 | 0.8 | - | 1 | |
攻略方法
ようこそリターニアへ、音楽が飛び交う戦場を体験しよう。楽器でぶん殴ってくるやつがお出迎えしてくれる。
最初のステージということもあって特にギミックもなく、敵は近接攻撃しかしてこない。
歩いている間に高台から狙い撃つもよし、ブロックして敵を打楽器にするもよし、好きな方法を選ぼう。
参考動画リンク
■検索用リンク集
YouTube: ZT-1
ニコニコ動画: ZT-1
bilibili: ZT-1
ZT-TR-1 指揮のテクニック †

掌に欲せば、即ち手中にあり。
消費理性 | 0 | 推奨平均Lv | - |
敵総数 | 14 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 不可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 20秒 ⇒ 30秒 ⇒ 20秒 ⇒ 50秒 ⇒ 10秒 ⇒ 100秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
ZT-2 序曲「歩哨」 †

帝国憲兵の夜回りの掛け声からインスピレーションを得て作られた作品。ドラムのリズムは力強く、まるで巡回兵の確固たる足並みのようだ。
消費理性 | 9 | 推奨平均Lv | Lv35 |
敵総数 | 17 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 75秒 ⇒ 100秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
調律器実践ステージ。トランペットやホルン奏者はトーンアップ中(上ゲージが黄色)だと術攻撃を繰り出してくる。
攻撃力はさほどでもないが、念のためトーンダウンにしておくといい。
参考動画リンク
■検索用リンク集
YouTube: ZT-2
ニコニコ動画: ZT-2
bilibili: ZT-2
ZT-3 練習曲「奇遇」 †

黒鍵のエチュードのなかでは最も有名なもの。ただし難易度は高く、不慣れな箇所があるとすぐに耳につく構成となっている。
消費理性 | 9 | 推奨平均Lv | 昇進1 Lv1 |
敵総数 | 28 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 70秒 ⇒ 180秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
参考動画リンク
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ZT-4 狂想曲「想望」 †

ウルティカ領からやって来た若者は、ルートヴィヒ大学の最も高い塔の頂きに上り詰めた。その者が大地を見下ろした時に浮かんだのがこの一曲である。
ZT-5 奏鳴曲「秋の日」 †

遭遇、別れ、裏切り、そして後悔。これは、秋の日の独白。
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | 昇進1 Lv30 |
敵総数 | 23 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 65秒 ⇒ 180秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
上からクラリネット奏者、中段からトランペット奏者が行進してくる。どちらも近接攻撃なので高台からの攻撃で倒してしまいたい。
ブロックして戦う場合はトランペット奏者がトーンアップ、クラリネット奏者がトーンダウン中に厄介な特殊能力を持つことに留意しよう。
参考動画リンク
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ZT-ST-2 間奏「未完のフーガ」 †

未完成のフーガはいつまでも続き、陰謀もまた終わりが見えない。
ZT-6 円舞曲「仮面」 †

舞踏会はついに終わりを迎え、参加者たちは次々と仮面を外した。なのに、あなたの顔が見えないままなのは一体なぜ?
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | 昇進1 Lv50 |
敵総数 | 22 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 90秒 ⇒ 30秒 ⇒ 15秒 ⇒ 30秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
参考動画リンク
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ZT-7 協奏曲「復活」 †

とうに捨て去ったはずの業に追いつかれ、打ち勝ったはずの仇敵が再び現れる。
ZT-TR-2 作曲の心得 †

混沌に秩序はなく、その手にできるものを逃してはならない。
ZT-8 夜想曲「まだ見ぬ高塔」 †

予見できない未来は多く、到達できない高塔も多々ある。ゆえに、渡し守は夜想曲を歌うことにした。
ZT-9 幻想曲「贈答」 †

アインヴァルト選帝侯ルートヴィヒ著「願わくば、すべての疑問に答えが与えられんことを。」
ZT-10 弥撒曲「君王」 †

希望は輝き、永劫の時は果てしなく続く。
ZT-ST-3 終曲「夕映え」 †

盛大なる祝典は終わりを迎えた。その瞬間に留まったままであるのは、夕映えだけではない。
ステージ 恩寵は永遠に †

2週目に開放される高難易度ステージ。オート周回する必要がないので、戦友のサポートキャラを活用すると良いだろう。
ZT-EX-1 プレスト †

功を急ぐような生徒は、往々にしてアーツをすべてプレストのような急ピッチにするしか能がない、実に愚かしい!
消費理性 | 10 | 推奨平均Lv | 昇進1 Lv50 |
敵総数 | 25 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 26秒 ⇒ 999秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- マップ内の1ヵ所が配置不可マスに変更
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ZT-EX-2 対位法 †

焦らずに、まずは対位法から学びなさい。
このような初歩的な創作方法すらうまく使えないようでは、活用などを語る資格もないだろう。
消費理性 | 10 | 推奨平均Lv | 昇進1 Lv60 |
敵総数 | 28 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 15秒 ⇒ 15秒 ⇒ 150秒 ⇒ 150秒 |
味方装置
湮滅の相 Locus of Annihilation |
 | 使用可能個数 | 1 | 配置 | 任意 | COST | 5 | ブロック数 | 0 |
再配置時間 | 5s | HP | - | 防御力 | - | 術耐性 | - |
湮滅 | パッシブ | |
配置後20秒経過で強制撤退し、撤退時に必ず回収される 味方から狙われやすく、全ての被ダメージを吸収し、創世の相へと転送する |
ステージ装置
創世の相 Locus of Genesis |
特性 | 50秒毎に決まった地点間を移動する。移動までの残り時間はSPゲージで表示される。 |
 | 創世 | パッシブ | 必要SP | - |
必要コスト | - |
湮滅の相が吸収したダメージの合計を記録し、0.5秒毎に記録した数値をリセットしながら前方に向かって弾丸を放ち、当たった敵に同値の物理ダメージを与える |
攻略方法
チェロやクラリネット奏者が出番待ちをしている一方で他の奏者が楽器片手に殴りこんでくるステージ。
マップ左側に攻撃する手段は限られるので創世の相を利用するのがベターだろう。
自陣前にキルゾーンを構築しつつ適宜湮滅の相を設置しておけば、いつの間にか順番待ちの奏者たちは退場している。
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- <湮滅の相>の再配置時間+25秒
湮滅の相の再配置が30秒に延長しているため、ある程度キルゾーンが完成して高火力の準備ができてから湮滅の相を設置しよう。
とはいえ左側の奏者の待ち時間は長いため、そこまで焦る必要はない。
参考動画リンク
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ZT-EX-3 跳躍進行 †

アーツを究めたいと願うなら、マニュアル通りに一歩ずつというわけにはいかない。
要らない手順は飛び越えてしまえばいい。そう、まさに跳躍する音符のように!
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | 昇進1 Lv60 |
敵総数 | 27 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 8 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 30秒 ⇒ 250秒 |
味方装置
湮滅の相 Locus of Annihilation |
 | 使用可能個数 | 1 | 配置 | 任意 | COST | 5 | ブロック数 | 0 |
再配置時間 | 5s | HP | - | 防御力 | - | 術耐性 | - |
湮滅 | パッシブ | |
配置後20秒経過で強制撤退し、撤退時に必ず回収される 味方から狙われやすく、全ての被ダメージを吸収し、創世の相へと転送する |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
創世の相 Locus of Genesis |
特性 | 5秒毎に決まった地点間を移動する。移動までの残り時間はSPゲージで表示される。 |
 | 創世 | パッシブ | 必要SP | - |
必要コスト | - |
湮滅の相が吸収したダメージの合計を記録し、0.5秒毎に記録した数値をリセットしながら前方に向かって弾丸を放ち、当たった敵に同値の物理ダメージを与える |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- 配置されている<調律器>が左側に<指向性シールド>を展開
参考動画リンク
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ZT-EX-4 音列主義 †

音を並べれば音律となり、道筋が通れば自ずと解決する。
どんな変化でも、すべてはその根源に通じているのだ――そこのキャプリニー、私の言っている意味が分かるかね?
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | 昇進2 Lv1 |
敵総数 | 45 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 30秒 ⇒ 300秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
ワープを挟みつつの一本道を楽団が行進するシンプルなステージ。
指揮者とトランペット奏者のスキル以外高台を攻撃するものはないため、トーンダウン中にのんびり歩いているところを狙い撃ちするといい。
敵をブロックする場合は一団に混じるクラリネット奏者のトーンダウン中スタン攻撃に注意。タイミングを見計らって変奏しよう。
なおこのステージ、一本道の上長い直線で構成されているのだ――そこのドクター、私の言っている意味が分かるかね?
強襲作戦
- 敵全員のHP・防御力が120%、攻撃力が150%に増加
参考動画リンク
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ZT-EX-5 調和 †

たった一人でハーモニーの術式を奏であげるとは、自分で導き出したのかね?驚くべき上達の速さだな。
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | 昇進2 Lv10 |
敵総数 | 23 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 20秒 ⇒ 20秒 ⇒ 10秒 ⇒ 300秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- 左下の1個の<調律器>が左側に、それ以外の3個の<調律器>が右側に<指向性シールド>を展開
参考動画リンク
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ZT-EX-6 術式転換 †

術式転換もますます上達しているようだな、オットー。
お前はいずれ、誰にも到達できないような高みに上り詰めるだろう。
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | 昇進2 Lv20 |
敵総数 | 45 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 15 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 20秒 ⇒ 300秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- <巫王楽団トランペット奏者>がさらにHPが150%、攻撃力が200%に増加
参考動画リンク
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ZT-EX-7 無調性 †

ヘーアクンフツホルン、お前はもはや調性などの範疇に収まるような器ではない。
もしかすれば、お前は私すら到達できなかった景色にまでたどり着けられるかもしれん。そう、この大地の果てのさらに先まで……
消費理性 | 20 | 推奨平均Lv | 昇進2 Lv35 |
敵総数 | 49 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 15 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 45秒 ⇒ 60秒 ⇒ 30秒 ⇒ 45秒 ⇒ 17秒 ⇒ 10秒 ⇒ 10秒 ⇒ 10秒 ⇒ 5秒 ⇒ 90秒 |
味方装置
湮滅の相 Locus of Annihilation |
 | 使用可能個数 | 1 | 配置 | 任意 | COST | 5 | ブロック数 | 0 |
再配置時間 | 5s | HP | - | 防御力 | - | 術耐性 | - |
湮滅 | パッシブ | |
配置後20秒経過で強制撤退し、撤退時に必ず回収される 味方から狙われやすく、全ての被ダメージを吸収し、創世の相へと転送する |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
創世の相 Locus of Genesis |
特性 | 70秒毎に決まった地点間を移動する。移動までの残り時間はSPゲージで表示される。 |
 | 創世 | パッシブ | 必要SP | - |
必要コスト | - |
湮滅の相が吸収したダメージの合計を記録し、0.5秒毎に記録した数値をリセットしながら前方に向かって弾丸を放ち、当たった敵に同値の物理ダメージを与える |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- <巫王楽団指揮者>がさらに攻撃力が200%に増加
参考動画リンク
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ZT-EX-8 永遠のテーマ †

「この世のすべての探求の先に存在するテーマがあるとするなら、それは『永遠』であるべきだろう」
消費理性 | 20 | 推奨平均Lv | 昇進2 Lv40 |
敵総数 | 31 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 40秒 ⇒ 50秒 ⇒ 10秒 ⇒ 70秒 ⇒ 10秒 ⇒ 100秒 |
味方装置
湮滅の相 Locus of Annihilation |
 | 使用可能個数 | 1 | 配置 | 任意 | COST | 5 | ブロック数 | 0 |
再配置時間 | 5s | HP | - | 防御力 | - | 術耐性 | - |
湮滅 | パッシブ | |
配置後20秒経過で強制撤退し、撤退時に必ず回収される 味方から狙われやすく、全ての被ダメージを吸収し、創世の相へと転送する |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
創世の相 Locus of Genesis |
特性 | 30秒毎に決まった地点間を移動する。移動までの残り時間はSPゲージで表示される。 |
 | 創世 | パッシブ | 必要SP | - |
必要コスト | - |
湮滅の相が吸収したダメージの合計を記録し、0.5秒毎に記録した数値をリセットしながら前方に向かって弾丸を放ち、当たった敵に同値の物理ダメージを与える |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- <庸劣の印>の解除に必要な攻撃回数が2倍に増加
- <Herkunftshorn・「巫王」>の【庸劣の懲戒】の必要SPが90%(第二形態は80%)に減少
参考動画リンク
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YouTube: ZT-EX-8
ニコニコ動画: ZT-EX-8
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ステージ 大権に情なく †

3週目に開放される高難易度ステージ。オート周回する必要がないので、戦友のサポートキャラを活用すると良いだろう。
ZT-S-1 音律を司る者 †

万古の旋律がこの手の中に!
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | - |
敵総数 | 32 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 30秒 ⇒ 30秒 ⇒ 120秒 ⇒ 120秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員がさらにHP・攻撃力・防御力が110%に増加
- 【特殊】オペレーター使用禁止
参考動画リンク
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YouTube: ZT-S-1
ニコニコ動画: ZT-S-1
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ZT-S-2 管楽合奏団 †

跡形もなく消し飛ぶアイリスを背に、我が楽団は凱歌を奏でる。
消費理性 | 15 | 推奨平均Lv | - |
敵総数 | 40 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 20 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 20秒 ⇒ 80秒 ⇒ 40秒 ⇒ 30秒 ⇒ 10秒 ⇒ 30秒 ⇒ 10秒 ⇒ 30秒 ⇒ 10秒 ⇒ 30秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員がさらにHP・攻撃力・防御力が110%に増加
- トーンアップ期間中、<巫王楽団クラリネット奏者>の移動速度上昇量が300%に増加
参考動画リンク
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YouTube: ZT-S-2
ニコニコ動画: ZT-S-2
bilibili: ZT-S-2
ZT-S-3 謁見への道 †

私は荒域に足を踏み入れた。ここから望めるものが、始源の果てだというのだろうか?
消費理性 | 18 | 推奨平均Lv | - |
敵総数 | 53 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 10秒 ⇒ 50秒 ⇒ 10秒 ⇒ 50秒 ⇒ 10秒 ⇒ 50秒 ⇒ 10秒 ⇒ 50秒 |
味方装置
湮滅の相 Locus of Annihilation |
 | 使用可能個数 | 1 | 配置 | 任意 | COST | 5 | ブロック数 | 0 |
再配置時間 | 5s | HP | - | 防御力 | - | 術耐性 | - |
湮滅 | パッシブ | |
配置後20秒経過で強制撤退し、撤退時に必ず回収される 味方から狙われやすく、全ての被ダメージを吸収し、創世の相へと転送する |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
創世の相 Locus of Genesis |
特性 | 20秒毎に決まった地点間を移動する。移動までの残り時間はSPゲージで表示される。 |
 | 創世 | パッシブ | 必要SP | - |
必要コスト | - |
湮滅の相が吸収したダメージの合計を記録し、0.5秒毎に記録した数値をリセットしながら前方に向かって弾丸を放ち、当たった敵に同値の物理ダメージを与える |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- <巫王楽団チェロ奏者>がさらにHPが120%に増加し、トーンダウン期間中かつシールド保有時の反撃が攻撃力の40%分に強化
参考動画リンク
■検索用リンク集
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ZT-S-4 六重奏 †

私は誰からの許しも求めない。それが貴様であってもだ、フレモント。
消費理性 | 18 | 推奨平均Lv | - |
敵総数 | 35 | 配置数上限 | 8 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 15秒 ⇒ 120秒 ⇒ 10秒 ⇒ 20秒 ⇒ 10秒 ⇒ 200秒 |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員がさらにHP・攻撃力・防御力が110%に増加
- <調律器>の必要SPが15に増加
参考動画リンク
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ZT-S-5 玉座の間 †

さあ、フィナーレを飾ろうじゃないか。
消費理性 | 20 | 推奨平均Lv | - |
敵総数 | 86 | 配置数上限 | 9 | 耐久値 | 3 |
初期COST | 10 | COST上限 | 99 | 演習券使用 | 可 |
※通常の法則から外れて低下している能力は橙色、上昇している能力は青色で表示
特殊環境
楽譜 |
無変奏、トーンアップ、トーンダウンを含んだ現在の演奏内容がゲージとして表示 |
【演奏内容】 10秒 ⇒ 18秒 ⇒ 18秒 ⇒ 30秒 ⇒ 6秒 ⇒ 22秒 ⇒ 4秒 ⇒ 36秒 ⇒ 12秒 ⇒ 36秒 ⇒ 12秒 ⇒ 36秒 |
味方装置
湮滅の相 Locus of Annihilation |
 | 使用可能個数 | 1 | 配置 | 任意 | COST | 5 | ブロック数 | 0 |
再配置時間 | 5s | HP | - | 防御力 | - | 術耐性 | - |
湮滅 | パッシブ | |
配置後20秒経過で強制撤退し、撤退時に必ず回収される 味方から狙われやすく、全ての被ダメージを吸収し、創世の相へと転送する |
ステージ装置
調律器 Sigil of Concord |
特性 | 味方から狙われにくい すべてのダメージを100%軽減する |
指向性シールドが存在する場合、シールド側からの物理・術ダメージでSPが増加しない |
 | 広域調律 | 被撃回復 手動発動 | 必要SP | 5 |
必要コスト | - |
マップ内全ての調律器のSPが最大、かつ現在の変奏がトーンアップまたはトーンダウンの時のみ発動可能。発動時に全ての調律器のSPを消費する。 その区間の変奏内容を「トーンアップ⇔トーンダウン」で反転させる。 発動後20秒間、反転後の変奏がトーンアップであれば味方全員の攻撃速度+50、トーンダウンであれば味方全員の攻撃速度-10、攻撃力+60%。この効果はマップ内の調律器の数だけ重複して発動する。 |
創世の相 Locus of Genesis |
特性 | 30秒毎に決まった地点間を移動する。移動までの残り時間はSPゲージで表示される。 |
 | 創世 | パッシブ | 必要SP | - |
必要コスト | - |
湮滅の相が吸収したダメージの合計を記録し、0.5秒毎に記録した数値をリセットしながら前方に向かって弾丸を放ち、当たった敵に同値の物理ダメージを与える |
攻略方法
攻略方法、備考等を記載
強襲作戦
- 敵全員のHP・攻撃力・防御力が120%に増加
- <Herkunftshorn・「巫王」>の瞬間移動の必要SPが50%に減少
参考動画リンク
■検索用リンク集
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ニコニコ動画: ZT-S-5
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勲章 †

| | 功績勲章 | | 入手方法 | |
説明 |
★★★ |  | 「リターニアの秋」 | | 指定の勲章を9枚獲得 | |
盛大な女帝の祭典が終わりを告げた。貴殿はリターニアの新たな幕開けを目の当たりにしたのだ。 「私はもう、迷いも疑いもしない」 |
★ |  | 「苦行の誓い」 | | 「ツヴィリングトゥルムの黄金」開催期間中に、レッシングを雇用する | |
一人の修行者がロドスへ訪ねてきた。 彼は自身の剣と体と精神を縛り付け、美徳と力と理想の正義を得ようとしている。 |
★ |  | 演奏会来賓勲章 | | 「ツヴィリングトゥルムの黄金」開催期間中に、「名月の演奏会」で調律の追憶を4000個消費する | |
この街が失った記憶を取り戻してやった。 高塔の下で起きたことはすべて記憶に刻み込まれ、この街が浮き沈む音は耳を通して聞こえてくる。 |
★ |  | 「輝くは夕焼けだけ」 | | ★3で「双塔を仰ぐ」の全てのステージをクリアする(チュートリアルを除く) | |
リターニアが再び奏でた音楽を耳にした。 過去の罪と苦痛は幻の中へと沈んでいき、ツヴィリングトゥルムの夕焼けだけが永遠に輝き続ける。 |
★★ |  | 「旧市街の鐘の音」 | | 「時計塔の掲示板」の全ての内容をクリアし、報酬を受け取る | |
時計塔の掲示板に残されたすべての願いに応えた。 古の時計塔は今も鳴り響くことがあるが、人々はすでに別の場所で願うことを学んだ。 |
★ |  | 「双塔の街にて」 | | 「ツヴィリングトゥルムの黄金」開催期間中に、「心境究明」で累計20個の通常調査を完了させる | |
街の隅々まで足を運んだ。 街の魂と触れ合ったことで、ツヴィリングトゥルムのイメージは永遠に記憶の中に刻まれた。 |
★ |  | 気ままな変奏勲章 | | 「ツヴィリングトゥルムの黄金」開催期間中に、変奏を3回以上行った状態で任意のイベントステージをクリアする(チュートリアルを除く) | |
ツヴィリングトゥルムのメロディーはその手中に収まった。 旋律をまとめ上げようとする思いは、なんと素晴らしい……だが気を抜けば、その思いは人を狂乱へと導くだろう。 |
★★ |  | 永遠なる恩寵勲章 | | 「恩寵は永遠に」の全てのステージの強襲作戦をクリア | |
双塔の頂上に登り、双塔の街と帝国全体を見渡した。 二十二の街が目の前に広がっている。誰しもが優雅なる風景に足を止めてしまうだろう。 |
★★ |  | 情なき大権勲章 | | 「大権に情なく」の全てのステージの強襲作戦をクリア | |
パヴィヨンの終焉を目の当たりにした。 いわゆる「建造物」は必ず崩れ去り消える運命にあるが、人類の功績が滅ぶことは決してない。 |
★★ | 
 | 「絡まり合う心の声」 | | 「心境究明」で累計10種類の異なる情感の曲調を解放する (加工条件)「心境究明」で累計15種類の異なる情感の曲調を解放する | |
多くの心の旋律に耳を傾けてきた貴殿の耳元には、今もなお人々の感情がこだましている。 これほど煩雑な心の声を奏でた人が、冷徹無情であるわけがない。 |
| | | | | |
公式X関連資料まとめ †

ノイレオポルト大学シラバス
リターニア:源石アーツA1.1
春の大感謝祭記念スタンプラリー「双塔の高みを目指して」 †


期間中に累計10日ログインして、メテオ専用コーデ「スタリシトロンの森にて」などの報酬を入手しよう!
▼報酬内容
1日目:上級理性回復剤+ x1、求人票 x5
2日目:データ補完マシン x5、アーツ学I x30
3日目:緊急招集票 x5、合成玉 x200
4日目:家具パーツ x300、アクティブインテリア「遥か高みへ」 x1
5日目:上級転化塩 x1、龍門幣 x30,000
6日目:転化塩 x3、合成玉 x200
7日目:モジュールデータ x1、中級作戦記録 x20
8日目:純金 x20、メテオ専用コーデ「スタリシトロンの森にて」 x1
9日目:データ補完チップ x10、アーツ学II x20
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▼開催期間
2024年4月30日(火)16:00 ~ 2024年5月14日(火)3:59
▼理性回復剤の有効期限
2024年5月27日(月)3:59まで
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