「グレーシルクハット」

上述した「詩人」ことべリンガムが再登場。なんと当該イベントのメインキャラクターの一人となった。12章で他の「グレーシルクハット」が多数殉職したためか、早期退職は残念ながら却下されたらしい。
イェラグ内で鉄道網や三家に関わる調査を行っており、同僚と異なり至って真面目に仕事をしていた……のだが……

• 調査中に列車の個室でどう見ても誰かしらを一人解体(バラ)してきた後にしか見えない姿のデーゲンブレヒャーと遭遇し、思わずドアを一度閉じて二度見。
• あげく双方の言葉足らずにより発生した誤解により、列車内を端から端まで、巻き込まれたハロルド、ロザリンとともに猛ダッシュ。PVにまでなった一幕。
• 駄獣の鳴き真似で自身の存在を誤魔化す。芸は身を助くとは言うが、何故そんな声真似を習得しているのか……
• 密偵なのに馴染めていない変な格好を「頭が悪い」呼ばわりされ、さらにうっかりミスがあったとはいえ要観察対象にしていた20歳の若者にあっさり演技を見抜かれて制圧されかける。
• 洋画のごとく颯爽と大盤振る舞いで駄獣を借りたが、追って来ていた相手の方を信用されてあっさり貸し出し主に掌を返される。
• 凍った湖の上を何故か借りたスケート靴で逃げようとしたが、初心者だったので当然転ぶ。コツを掴んで滑れるようになったが、追っ手はもっとスケートが上手かった。「ワーオ！出来たぞ」
• イェラガンド像の周りを飛び回りながらデーゲンブレヒャーと渡り合うも、蹴り飛ばされて極寒の銀心湖に落ち危うく凍死しかける。
• 再度の列車調査中、今度こそ探し物にたどり着いたと思ったらドアの先に征戦騎士が8人+代弁者という、政治的にも戦力的にも彼単独ではどうしようもない相手が詰まっていた。そしてドア閉じ→二度見の天丼まで披露。*1

と、列挙すればここまでされる謂れはないと思えるレベルの散々な目に会っていた。
彼の名誉のために言っておくと調査自体はしっかり完了しており、御三家がイェラガンド像建設と並行して進めていた企みも核心以外は正鵠を射ている。
またペイルロッシュ家の召使や商人に変装し、解くときは一瞬で元の衣装に着替えるという変装スキルを披露している。それを普段の調査や警戒対象との接触に使わず普段の格好で目立ちまくってたのがまたネタにされているが
相手が悪すぎたがゆえにギャグ調な事態にこそなってしまったものの、その調査能力は公爵自慢の上級エージェントとして誇れる物だろう。