星6/ヘドリーの詳細・評価 - アークナイツ攻略 Wiki

最終更新日時:2024-05-04 (土) 10:50:57

基本情報 †

画像	プロフィール
	コードネーム	ヘドリー
	レアリティ	★6
	陣営	ロドスアイランド
	性別	男
	職業	前衛
	職分	重剣士
	募集タグ	近距離/火力
	戦闘経験	二十一年
	出身	カズデル
	誕生日	4月22日
	種族	サルカズ
	身長	185cm
	専門	格闘/サバイバル口述研究
	鉱石病	感染者
	絵師	树豚竜崎いち(原案)
	CV	細谷佳正
	SD

特性	入手方法
ブロック中の敵全員を同時に攻撃	人材発掘
個人履歴
元サルカズ傭兵団のリーダー、ヘドリー。往年の経歴は不明。かつては護衛部隊の一人としてバベルの移転に関わっていたが、バベル解体と共に去っていった。その後レユニオン所属のサルカズ傭兵としてイネス、Wと共にチェルノボーグに現れ、チェルノボーグ事変収束後に再び姿を消した。次に表舞台に現れたヘドリーはロンディニウム軍事委員会の肩書きを携えており、重要な情報を得たのちに委員会を離れ、ロドスと接触した。アーミヤとの交渉を経て、現在ロドスとの戦略協定を結ぶに至った。

	初期	未昇進(50)	昇進1(80)	昇進2(90)	信頼度
HP	2626	3549	4670	5988	+500	再配置	遅い(70s)
攻撃	742	1031	1323	1576	+80	COST	20 / 22 / 24
防御	0	0	0	0	-	ブロック	2 / 2 / 2
術耐性	0	0	0	0	-	攻撃速度	遅い(2.5s)

攻撃範囲
初期	昇進1	昇進2
■□	■□	■□

潜在能力
2段階	3段階	4段階	5段階	6段階
コスト-1	HP+250	攻撃力+45	第二素質強化	コスト-1

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昇進 †

段階	Lv	龍門幣	SoC	必要素材		獲得する能力
昇進1	50					ステータス上限解放 COST+2 スキル重たき余燼習得素質攻勢の機開放
昇進1	50	30000	初級前衛SoCx5	初級エステルx10	初級アケトンx3	ステータス上限解放 COST+2 スキル重たき余燼習得素質攻勢の機開放
昇進2	80					ステータス上限解放 COST+2 スキル死地の硝煙習得素質残火の幕開放素質攻勢の機強化
昇進2	80	180000	上級前衛SoCx4	結晶制御装置x4	上級転化塩x6	ステータス上限解放 COST+2 スキル死地の硝煙習得素質残火の幕開放素質攻勢の機強化

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素質 †

名称	段階	効果
攻勢の機	昇進1	攻撃時、攻撃力が105%まで上昇。対象がスタン、バインド状態の場合、攻撃力が125%まで上昇
攻勢の機	昇進2	攻撃時、攻撃力が110%まで上昇対象がスタン、バインド状態の場合、攻撃力が140%まで上昇
残火の幕	昇進2	自身と後ろ1マスにいる味方に18%(+3％)の加護状態を付与

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基地スキル †

名称	解放条件	効果
最初の一歩α	初期	貿易所配置時、受注効率+25%。イネスが作業施設に配置されているとき（補佐を除く）、追加で受注効率+5%
最初の一歩β	昇進2	貿易所配置時、受注効率+30%。イネス、Wが作業施設に配置されているとき（補佐を除く）、追加でそれぞれ受注効率+5%

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スキル †

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スキル1 消えぬ炎刃 †

	消えぬ炎刃	攻撃回復自動発動

Rank	初期SP	必要SP	持続	効果
1	0	4	-	次の通常攻撃時、対象に攻撃力の160%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の10%回復する
2				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の165%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の10%回復する
3				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の170%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の10%回復する
4		3		次の通常攻撃時、対象に攻撃力の180%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の15%回復する
5				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の185%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の15%回復する
6				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の190%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の15%回復する
7				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の200%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の20%回復する
特化I				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の220%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の20%回復する
特化II				次の通常攻撃時、対象に攻撃力の240%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の20%回復する
特化III		2		次の通常攻撃時、対象に攻撃力の260%の物理ダメージを与え、自身のHPを最大値の25%回復する

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スキル2 重たき余燼 †

	重たき余燼	自動回復手動発動

Rank	初期SP	必要SP	持続	効果
1	0	10	-	パッシブ：攻撃力+4% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
2				パッシブ：攻撃力+8% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
3				パッシブ：攻撃力+12% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
4		9		パッシブ：攻撃力+16% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
5				パッシブ：攻撃力+20% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
6				パッシブ：攻撃力+24% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
7		8		パッシブ：攻撃力+28% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
特化I		7		パッシブ：攻撃力+32% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
特化II		6		パッシブ：攻撃力+36% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる
特化III		5		パッシブ：攻撃力+40% アクティブ：発動する度初期状態と次の状態とが切り替わる：攻撃間隔をわずかに延長(+0.5)し、ブロック数+1、攻撃した対象を1秒スタンさせる

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スキル3 死地の硝煙 †

	死地の硝煙	自動回復手動発動

Rank	初期SP	必要SP	持続	効果
1	40	80	70	1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+15%、攻撃力+30%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を2秒スタンさせる
2		77		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+15%、攻撃力+40%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を2秒スタンさせる
3		74		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+15%、攻撃力+50%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を2秒スタンさせる
4		70		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+30%、攻撃力+60%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を3秒スタンさせる
5		67		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+30%、攻撃力+70%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を3秒スタンさせる
6		64		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+30%、攻撃力+80%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を3秒スタンさせる
7		60		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+45%、攻撃力+90%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を4秒スタンさせる
特化I		57		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+45%、攻撃力+100%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を4秒スタンさせる
特化II		54		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+45%、攻撃力+110%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を4秒スタンさせる
特化III		50		1秒ごとにHPを100失い、スキル発動中に自身が攻撃した敵、および自身を攻撃した敵に、1秒ごとに200の確定ダメージを与える。攻撃距離+1、最大HP+60%、攻撃力+120%、攻撃するたびに自身のHPを5%回復し、25%の確率で対象を5秒スタンさせる

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スキルランク素材一覧 †

Rank	2			3			4
共通		-	-						-
共通	x5	-	-	x5	x5	x4	x8	x4	-
Rank	5			6			7
共通						-
共通	x8	x3	x3	x8	x4	-	x8	x5	x3
Rank	特化I			特化II			特化III
スキル1
スキル1	x8	x4	x4	x12	x4	x8	x15	x6	x5
スキル2
スキル2	x8	x4	x5	x12	x4	x8	x15	x6	x6
スキル3
スキル3	x8	x4	x5	x12	x4	x8	x15	x6	x4

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コーデ †

昇進画像

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プロファイル †

ネタバレの危険性あり！気をつけて。

【コードネーム】ヘドリー【性別】男【戦闘経験】二十一年【出身地】カズデル【誕生日】4月22日【種族】サルカズ【身長】185cm 【鉱石病感染状況】メディカルチェックの結果、感染者に認定。
基礎情報

【物理強度】標準【戦場機動】標準【生理的耐性】標準【戦術立案】優秀【戦闘技術】優秀【アーツ適性】優秀
能力測定

個人履歴

元サルカズ傭兵団のリーダー、ヘドリー。往年の経歴は不明。かつては護衛部隊の一人としてバベルの移転に関わっていたが、バベル解体と共に去っていった。その後レユニオン所属のサルカズ傭兵としてイネス、Wと共にチェルノボーグに現れ、チェルノボーグ事変収束後に再び姿を消した。次に表舞台に現れたヘドリーはロンディニウム軍事委員会の肩書きを携えており、重要な情報を得たのちに委員会を離れ、ロドスと接触した。アーミヤとの交渉を経て、現在ロドスとの戦略協定を結ぶに至った。

健康診断

造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】15%
明らかな鉱石病の兆候が認められる。だがヘドリーは医療部からのさらなるメディカルチェックの提案を婉曲的に拒絶した。

【血液中源石密度】0.27u/L
長年に渡るカズデルでの活動に加えて、長期的に戦場を行き来していたことで、ヘドリーの感染状況は比較的厳しいものとなっている。しかし本人は感染者という肩書きなど意にも介さない様子だった。カズデル周辺に暮らすサルカズの傭兵にとっては、鉱石病に罹患することなど武器を手放さないこと同様に、至極当たり前なのだろう。

第一資料

大半の若いオペレーターの間では、「カズデル出身のサルカズ」は避けるべき存在と見なされている。これもひとえに、数人の性格にやや難のあるオペレーターたちのおかげと言っていいだろう。噂話の中では、カズデルはWやエンカクのような人間がひしめき合っている場所であり、あの人畜無害なマドロックでさえ、例の重厚な防具を身に纏えばその威圧感で人を圧倒してしまうようだ。
だが、ヘドリーが現れたことでそんな先入観も多少は和らいだ。もちろん、ヘドリーが危険人物に該当しないというわけではない。彼の戦場での立ち振る舞いや、筋骨隆々な体つきを見れば、その危険度は前述のオペレーターと比べても全く遜色ないことがわかる。それでも、ヘドリーは彼らとはやや異なる気質を備えているようだった。様々な戦場を渡り歩き、殺戮を生業とする傭兵たちは、基本的に粗野で冷酷であり、勝手気ままな享楽主義の者ばかりだ。いつ野垂れ死ぬかも分からない身の上である以上、彼らにとってはストレスのはけ口が欠かせない。
しかしヘドリーはと言えば、ロドス滞在中は毎朝五時半に訓練室に顔を出して、一時間半の筋力トレーニングを行ったのち、ほぼ毎回茹でただけの羽獣肉を朝食に摂り（ハイビスカスに健康食をお願いする姿を目撃したというオペレーターもいる）、さらに午前中の残り時間をほぼ全て読書に費やす。その後は短い昼休憩を挟み、夕方まで一日も欠かしたことのない戦闘訓練に打ち込む。この生活が彼のこれまで経験してきた傭兵生活と全く異なることは疑いようもないが、意外にも本人はそれを楽しんでいるようだった。不測の事態でいつ死ぬかもわからない戦場での日々よりも、自らの手で掌握できる今の生活を享受しているということなのかもしれない。

頭おかしいんじゃない。ストイックにしてないと不安になっちゃうのかしらね？明日いきなり死ぬことになったら、可哀想なヘドリーは死に際に茹でただけの羽獣肉とか野菜を思い出すんでしょうね。
――匿名アクセス記録1
じゃがいもの塩焼きが走馬灯でよぎるのとどう違うのかしら？
――匿名アクセス記録2

一方で、ヘドリーは学者に近い気質も備えている。だが、我々の知るヴィクトリアやクルビアの教授タイプの人物とは異なり、彼が文献や書物に向き合うのは、学術的な好奇心や向上心からではないという。彼は頻繁にロドスの図書室を訪れるが、それは単純な知識だけを求めてというわけではなく、むしろ方法を学ぶためなのである。彼が書き写す記録すべては、「自らの苦痛と困惑を取り除くため」というたった一つの目的に向けられているのだ。聞くところによると、彼は現在『サルカズ戦争史』という書籍を執筆しているらしい。原稿を一部読ませてもらった数名のオペレーターは、かなりの高評価を下し、「ただの年代記ではなく、独特なミクロ視点での歴史考察が試みられている」と評したそうだ。

ヘドリーってさ、著作権エージェントが付いた方がいいと思うんだよね。言っとくけど、別にそれで儲けようなんて思っちゃいないからね。というか学術書で儲かるわけないでしょ？しかもサルカズ語で書かれてるんだから万人受けも望めないし。だけどあたしだってサルカズだし、ロドスには他にもたくさんサルカズがいるから、みんなそういう本を、そういう……誰かの手で綴られた、あたしたち自身の歴史を読んでみたいんだよ。もしヘドリーがあたしに版権をまるっと預けてくれるなら、あいつがリクエスト中の経済学書も今すぐぜーんぶ仕入れてあげるつもりだよ。
——クロージャ
版権に関する相談は、私の方に持ってきてちょうだい。それと、ヘドリーの経済学書のリクエストはすべて却下することをお勧めするわ。私はただ帳簿付けを任せたいだけだから、余計な知識は不要よ。
——翌日購買部に届いた謎のメッセージ

第二資料

ページが黄ばんだ日記：
……そんな金なんてどこにもない。だから台車を引いて、ソビエの言ってたみんなが埋められる場所に行った。墓石なんて一つもなかったけど、地面からは源石の結晶が生えてた。天災のあとに残る源石クラスターじゃなくて、もっと細かくてびっしりした結晶が並んでた。母さんはそんなに背が高くないから、母さんが寝られる穴を掘るのに何時間もかかるなんて思わなかった。帰るときには、もう空も明るくなってた。
今度来たときは、ここからも小さな源石の結晶が生えてきてるかもしれない。ちゃんと場所がわかればいいけど。
……
あいつがあんなに暴れるなんて思ってなかった。
ちゃんとあいつが寝てからやったし、刺す場所だって何回も練習した。狙い通り刺せたと思ったのに、なんですぐ死ななかったんだ？腕にあいつの引っかき傷が残ってる。消えるまで何日かかるだろう。でも結局、そんなに難しくなかったし、マッドツリーが言ってたほど怖くもなかった。あいつが目の前で動かなくなるまで眺めてた。そこら中血だらけだった。
スカーアイが最後に、今回の任務の報酬として精錬された純金をひとかけらくれた。スカーアイは、傭兵に質問は必要ない。ただ結果を出しさえすればいいと教えてくれた。今回はよくやったとも言ってくれた。
……
クロシェがやっと運転を教えてくれた。まだ足が届かないペダルはあるけど、まあまあ才能がある方だと思う。俺たちは荒野に出た。クロシェはずっと俺が車をぶつけて壊さないか心配してたけど、荒野にぶつかるようなものはないし、そもそもクロシェの車は最初から壊れてるようなもんだ。
ちょっと運転したら疲れたから、クロシェに運転を代わって、暗くなるまで目的もなくずっとドライブした。きれいな夕暮れが見られるかと思ったら、カズデルから上がる煙でなにも見えなかった。
クロシェはいい奴だと思う。偵察も大事な仕事だって認めたくせに、俺の報酬の取り分は増やしてくれなかったけど！
……
くそったれな天使たちはどうしても俺たちを逃がしちゃくれないらしい。もう逃げ続けて三日になる。包帯を替える余裕すらなくて、傷口はもう感覚がない。決していい予兆とは言い難い。
あんたがこのノートを拾ってこれを読んでるのなら、俺はもう死んでるんだろうな。もしお前が俺を殺したサンクタなら、*ラテラーノスラング*。
もしあんたがただの通りすがりのサルカズなら、俺が数多の魂の元に還ったことを祝福してくれればいい。腰袋に純金のかけらがいくらか入ってるから持っていけ。まあもう取った後だろうけどな。
（乱れた筆跡）熱があるようだ。本当にそろそろ死ぬのかもしれない。
……
調べがついた。俺を刺したのはカンノーリとかいうやつで、三日前に俺たちの小隊が始末したターゲットの息子らしい。傷を縫ってくれた医者がついでに体の検査もしてくれて、明日の天気でも話すように、俺が感染してることを教えてくれた。刺されたおかげでそれがわかるなんて皮肉な話だ。となれば、あの日漂っていた燃える灰は、どうやら俺のアーツで間違いないみたいだ。こんなアーツが何の役に立つ？肥料にでもすればいいのか？はっきり言って、少し落胆している。
いつ、どうやって感染したかについては興味ない。どうせここじゃ誰だって鉱石病になるんだ。それに俺はまだ運がいい方だと思う。ファネルの所の娘なんか、まだたったの五歳だってのに左手がほとんど源石結晶で覆われちまってるんだ。
あと何ヶ月かであの娘の六歳の誕生日だけど、ファネルは誕生日プレゼントに棺桶を用意してるらしい。
……
「歯抜け」は俺がまだガキだからって、隊に入れてくれなかった。何日かしたらシュワブに相談に行こう。あいつなら傭兵団を作ることにも興味あるはずだ。
噂によると、明日北のホワイトバーチの森をリターニアの商隊が通るらしい。最悪のルートを選んだだけじゃなく、その情報まで漏れてるとなると、商隊を狙う略奪者は一つや二つじゃきかないだろう。だけど今回スカーモールからは、その略奪者をさらに襲って略奪するって任務が出てる。一体誰がそんな依頼を出したんだ？
明日の任務がうまくいきますように。もしかしたらリターニア産の良いものも拾えるかもしれない。

以降、日記は続かなかったようだ。

第三資料

あの日、バーでヘドリーがバベル時代から艦上で働いている古参メンバーと雑談しているところにちょうど居合わせたんです。以前にWから、「ヘドリーがついにイカれた」とか「毎日草しか食べなくなった」とかそんな話を聞かされていたので、何事かと思っていたのですが、何も変わったところはないように見えました。そのあと、古参の彼が私の所まで手続きにいらっしゃったので、ついでにヘドリーと何を話していたのか聞いてみたんです。
——■■■

ああ、あの時か。正直言うと、ヘドリーって名前も酒を交わした時にやっと知ったんだ。俺が忘れっぽいだと？あいつだって俺の名前を覚えてなかったんだぞ！はぁ……議長がまだいた頃は、人の出入りも激しかったし、ほとんどただの顔見知りって程度だったから、名前を覚えていなくたって無理はないだろう。それにサルカズの傭兵はコードネームを好き勝手にコロコロ変えるから、いちいち覚えていられないだろう。
別に大した話はしてない。ただの昔話さ。俺がヘドリーの傭兵一行に出会ったのは93年のことだ。よく覚えているさ、息子が死んだ年のことだからな。ちょうど彼らがうちに来る少し前に逝ってしまったんだ。あの頃はバベルも難しい局面にあって、いつもあちこちに場所を移して、仲間を何人も失って——いや、この話はやめよう。とにかく俺は当時、ヘドリーのチームの回収に当たってたんだ。助け出せたのはほんの数人だったけどな。それでヘドリーとイネスのことは、あのイカれたWを連れてきた二人ってことで印象に残っている。しかも連れてきただけじゃなく……結局はWを残してバベルを出て行ったんだからな！
俺がバベルに加わって、議長やケルシー女史の力になることを志願したのは、彼女らの目指すものが確かに俺の理想だったからだ。今でも、俺は議長の選んだ道を疑ったことはない。だが、道を違えた者たちの考えも理解はしている。俺たちはテレシスだけでなく、その背後に連なる憎しみにまで立ち向かわねばならないのだからな。しかしながら、ヘドリーとイネスが去っていった理由はそれとも違うようだった。俺にはわかるんだ、あいつらはテレシスの武力に怯えていたわけでも、カズデルに残った家族が心配だとか、戦争の行く末を憂えていたわけでもない。言うなれば、去っていったあいつらは……疲れ果てて、悲しみに打ちひしがれていた、それが理由だ。
それであいつとどんな話をしたか、だったな。あいつは俺に、どの種族が一番多くサルカズを殺していると思うか、なんて聞いてきたんだ。いくつか種族を挙げてみたが、どれでも違うと言われてな。それからあいつは、答えはおそらくサルカズだと教えてくれた。そう言われるとたしかに、ヴィクトリアでも、リターニアでも、あるいは他の国や勢力だって、サルカズを殲滅するにあたって一番手間やコストが省けるのは、自分たちの貴重な部隊を動員するのではなく、他のサルカズを雇って殺し合わせるやり方だからな。雇ったサルカズが死んでしまったらそれで終わりで、自分たちの兵士のように食糧や金を支給する必要もなければ、慰労金だって不要だ。ヘドリー曰く、まさにそれこそが傭兵の仕事であり、そんな日々が当たり前だと思っていたらしい。しかし、テレジア議長とテレシスの間に勃発した、カズデルの旗色を定めるような内戦においても、金払いがいい方に付くだけの便利でインスタントな傭兵でいられるだろうか？
ヘドリーとイネスは、どちらかに肩入れして自分たちの立場を定めず、あくまで自由な身でありたかったようだ。だがあのような戦争の中で、何にも染まらずにいられる者などいるのだろうか？はあ、俺もヘドリーのことが本当によくわからん。あいつは当時、そういったことから距離を置きたがったくせに、五年六年とほっつき歩いて、結局はまたここで巡り会うことになったんだからな。もしかしたら、どう足掻いても逃げられないものってやつがあるのかもしれない。飲まず食わずでは、飢えや渇きから逃れられないようにな。
他に何か質問は？ああ、そういう見方は俺も聞いたことがある。あの二人はWをある種の保険としてバベルに残していったとかそういうやつだな……誰から聞いたんだ？そんな下らない噂を流す前に、もう少し頭を使えと言ってやりたいくらいだ。Wを保険にだなんて正気か？あいつは周り全員の怒りを買わなければそれだけで上出来って奴だぞ！おっと、今日話したことをWに言ったりしないだろうな？

第四資料

【権限記録】
確かに久しぶりだな、ドクター。バベル時代の短い協力関係について、今さらあれこれ言うつもりはない。それに、どのみち思い出せないんだろう。
いわゆるチェルノボーグ事変では、俺はお前たちと敵対し、この手でScoutを殺した。言い訳はしない。最終的に手を下した殺人犯は、他でもない俺だからな。
のちに俺はテレシスの軍事委員会に加入し、長期的にマンフレッドに付き従っていた。ロンディニウム議会に対する粛正にも何度か参加して、テレシスが局面を掌握し、ロンディニウムを屈服させるための手伝いをしていたんだ。
ああ、それからヴィクトリアでは、お前たちとそれなりの協力関係を築いたな。俺たちはロドスと肩を並べ、命を賭して戦った。互いに示し合わせたかのように、良きも悪しきも、過去には一切言及せずにな。ドクター、はっきり言っておくが、俺が今こうやって過去のことを掘り返しているのは、軽々しく謝って許しを請うためじゃない。その逆だ。俺がやってきたことを、お前にしっかり覚えていてほしいんだ。俺は自分の行いを恥じるつもりはないし、良心が咎めるわけでもない。そんな資格すらないと思う。結局のところ、俺は平然と人を殺す傭兵だからな。これまでに行ってきた選択に向き合って、それが最終的にもたらす結果をあるがままに受け入れるつもりだ。
もちろん、協力協定書には目を通してある。イネスが交わしたものと大差ないようだな。たしかに俺たちはこれから長い間、互いを利用し合っていく必要があるのだろう。だが俺はWとは違って、殿下の足取りを追いかけるつもりはない。どんな理由があろうと、誰がそれに関与していたとしても、テレジア殿下のバベルはもう歴史にまつわる名詞の一つでしかない。それは互いによく理解しているはずだ。
……ドクター、正直に言うと、ロドスの肩書きを手に入れることは、俺個人にとっては悪くない選択だと思っている。包み隠さず言うと、鉱石病や感染者にまつわる領域に留まらない協力関係を見越してだ。お前たちはたしかに鉱石病の専門家で、サルカズが鉱石病に煩わされ続けているのも事実だ。だが今のカズデルにとっては、鉱石病など最も取るに足らない問題に過ぎない。戦争や飢餓、そして事を起こさんとする扇動者に比べれば、鉱石病の命の奪い方はまだまだ手ぬるいとさえ言えるだろう。
俺がこの協力関係を欲したのは、お前たちが製薬会社の姿をしながらも、その実、複雑なものを内に秘めているからだ。否定しても無駄だ。ロドスにどんな人間がいるかは知っている。旧時代の英雄、新時代の寵児、身分を隠す大物に、まだ自覚なき革命者……彼らがもたらす影響力は、医療と製薬を生業とするいち企業が本来有すべき影響力をはるかに上回っている。俺はカズデルの権力者などではないし、あの都市の未来は俺のような傭兵が憂うまでもないのかもしれないが、何と言ってもあれは俺の故郷だ。それに、カズデルの危機はまだ始まったばかり……そうだろう？
俺はテレジア殿下ほど理想主義ではないから、誠実なコミュニケーションで私心のない協力関係を築けるとは思わない。だが……どうあれ、使える力はすべて利用してやるつもりだ。たとえその力の主が「清らかな意図」など持ち合わせていなくても、俺たちは崖っぷちを歩くしかないんだ。歴史上、如何なる都市がカズデルの名を冠したとしても、漂流し続けるサルカズの現状を変えることは叶わなかった。だが、今こそ同胞が下ろすための錨を見つけてやるべき時が来たんだ。故郷が再び憤怒と野心の大波に攫われ、深淵へと押し流されるのを待つのではなく、故郷を真につなぎ止め、存在させ続けるためにはどうすべきかを熟考しなければならない。
もしお前が本当にあの頃のような破壊者でなくなっているのなら……ドクター、俺にはお前のアドバイスが必要だ。

昇進記録

カズデル軍事委員会からの招待状がヘドリーの元に届いた。
ヴィクトリアの戦争収束後、テラの諸国がすぐさまカズデルに進攻することはなかった。それは決して、「魔王」が再びカズデルに帰還したからという理由だけによるものではない。
だが、軍事委員会の現状は……相対することになるであろう顔ぶれを思い浮かべて、ヘドリーは思い切り眉間を揉んだ。
彼はロドスであと数日過ごしたのち、出発することにした。

↑

ボイス †

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会話1	Scoutは俺が殺した。剣で心臓をひと突きだったよ。だが、あれはあくまで俺たちの間で交わされた「取引」の一環に過ぎない。傭兵の俺たちに、値踏みできないものなどないんだ。フッ、あの取引でなによりも不公平なのは、俺が生き続けなければならないという点だな。
秘書任命	この歴史書が半分しか記されていない理由か？まだくすぶっている戦争がページを埋めるのを待っているのさ。死に急ぐサルカズの隊列はせいぜい脚注にしかならんだろうな。ドクター、思うことがあれば遠慮なく言ってくれ。お前ならこの歴史に、より独創的な評価が下せるかもしれない。
会話2	泥沼から逃れようと足掻く哀れな奴？そうだな、イネスの言う通りだ。しかしその泥沼の中心部に身を置いてみたら、逃げ場などないことを痛感させられたよ。普通のサルカズには、憎しみで凝り固まった勝利に身を捧げる以外に選択肢はないんだ……だが、本来そうあるべきではないはずだ。俺は絶対に、俺たちの自由な未来を諦めない。
会話3	子どもの頃、よく母親にサルカズ文字を教わったものだ。母がよく手にしていた『クイロンの遠征』という本と、誰かの血で滲んだインクがよく印象に残っているよ。母は鉱石病で死んだが、あの本はきっと擦り切れてなくなるまで、俺たちの涙や希望を載せておいてくれるんだろうな。
昇進後会話1	獄中では、隣に収容されていた年寄りのフェリーンの学者と論じ合って時間を潰していたな。だが、ヴィクトリアの文明がカズデルよりも進んでいることを彼が証明するところでいつも話が止まっていたよ。サルカズの看守に処刑されて、結局その持論も証明されずじまいだったが、それで俺の勝ちだと喜べるはずもない。
昇進後会話2	集めていたサルカズの歴史書はもうほとんど失くしたよ。焼けて灰になろうが、作戦中にゴミとして捨てられようが、そんなもの誰も気にしないからな。だが……幸か不幸か、俺たちが歴史を記しておけるのは、本に限ったことじゃない。
信頼上昇後会話1	っ……いや、何もしてないが……はぁ、まあいい。図書室で借りた『実務経理入門』を読んでいただけだ。イネスは店をやるなら代金と釣りの計算さえできればいいと言っていたが、まさにその通りだったよ……いや、別に無駄にはならんだろう。何にせよ……ちょっと考えてみただけだ。
信頼上昇後会話2	このじゃがいもの塩焼きを作ったのは誰だと思う？Wだよ。意外だったか？あいつはイネス以上に調理を任されることが多かったからな。案外イケるから一つどうだ。殺戮の専門家にならなければ傭兵は務まらんが、それを極めたければ他をすべて手放すしかないんだ。人間の行動力にも限界というものがあるのでな。
信頼上昇後会話3	昔のお前？俺からは何も言うつもりはないぞ。忘却もある種の幸運だからな。過去のお前の善し悪しを揶揄しているわけではないし、記憶を失ったところで本当にすべてをやり直せるわけでもない。だが、人は「やり直し」に期待を寄せたくなるものだ。過去の出来事に対しても、人に対してもな。
放置	隔世の感を禁じ得ない……白いカーテンが揺れるあの部屋はもうどこにもないんだな。
入職会話	懐かしい場所だな、ドクター。この依頼の詳細は別に気にしないが、報酬については、賞金以外にもっといい考えがある。
経験値上昇	これはロドスが改良した訓練方法か？ああ、大半の者にとってはこの方が安全だろうが、俺はもっと直接的なやり方の方がしっくりくる。
昇進1	俺にこんなものは不要だ、ドクター。もしどうしても見返りを与えたいのなら……都合のいい時に、ロドスの子供たちに授業をさせてもらえないか？いや、戦争史などではない。俺は子供たちに……サルカズの田舎民謡を教えてやりたいんだ。
昇進2	勲章や称号は、何か重要な役割を背負わなければならないのだと人を錯覚させる。そしてその錯覚は、しばしば破滅を招く原因になるんだ。「エリート」「リーダー」「君主」、そういった称号はいくらでもあるが……もしかすると、「魔王」もその一つかもしれないな。
編成	争いが避けられないのなら、すぐに終わらせるのが慈悲だろう。
隊長任命	暫定的なものと約束してくれ。こういう役割には興味ないんだ。
作戦準備	余燼が俺たちの痕跡を覆い隠してくれるさ。
戦闘開始	……戦争はいつまでも変わらないな。
選択時1	自ら下した決断を疑うな。
選択時2	いいチャンスだ。
配置1	依頼内容は承知した。
配置2	慣れ親しんだ戦場だ。
作戦中1	憎悪がお前の視野を奪う。
作戦中2	余燼がその目を曇らせる。
作戦中3	見渡す限り戦場だ。どこに逃げるつもりだ？
作戦中4	もういい。終わりにしよう。
高難度作戦クリア	たった一度の快勝では局面を覆すことなどできないが、ひとときの安らぎは得られる。お前も一息ついたらどうだ。
★3で戦闘終了	俺たちが消し去ろうとしているものを思えば、たった一度の軍事的な勝利に意味などない。これはあくまで、道すがら解決せざるを得ない面倒事の一つというだけだ。
★2以下戦闘終了	そう落ち込むな、ドクター。俺たちが味方に付いているんだ。逃げた連中についても、俺が片付けておくから安心してくれ。
作戦失敗	お前の首を付け狙う奴が減るのも、悪いことじゃないだろう？
基地配属	イネスとW……二人もここにいるのか？
タッチ1	これ以上……何を確かめようとしてるんだ？
信頼タッチ	悪いが無駄話に付き合う暇はない……遊び相手が欲しいならWに聞いてみろ。ん？お前も追い出されたのか。
タイトルコール	アークナイツ。
挨拶	おっと、いたのか。少し、考え事をしていた……未来について。

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回想秘録 †

未実装

「へドリー」が登場する他オペレーターの回想秘録

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ゲームにおいて †

膨大なHPで強敵の攻撃を受け切る尖った性能の前衛

非常に高いHPと攻撃力を有するが、防御力は0である【重剣士】オペレーター。

一言で言えば「雑魚に弱く、強敵に強い」という、通常の前衛とは真逆のスタイルが特徴。
尖った性能であるため、運用する場合はこの特性をよく理解して運用したい。

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素質 †

攻勢の機

攻撃時に攻撃力が微増し、対象がスタンやバインド状態なら更なる増加補正がかかる。
スタン耐性を持つ敵相手でなければ、単独でもスキル2・3でスタンの付与により発動出来る。
バインドを付与できるイネスや、スタンを付与できるWと組み合わせることもできるだろう。

残火の幕

自身とその後方に配置された味方に加護状態を付与する素質。
本来物理面の耐久力に欠ける重剣士ながら、この素質とスキルによる自己回復である程度耐久面を補っている。
術攻撃に対しては術耐性を得ているようなものであり、他の前衛に比べると術攻撃には強い。
きっちり育成しきればアのドリアンによるダメージをギリギリ耐えることも可能。

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スキル †

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スキル1 消えぬ炎刃 †

自己回復が付いた強撃スキル。
敵を殴り続けられる状態なら特化3で7.5秒毎に1620程の回復となり、平均してHPS216とマウンテンの192を超える自己回復力を持つ。
一方で被ダメージに関しては加護があるとはいえ、防御力が0であることにより他オペレーターより高くなる傾向にある。特に雑魚の集団や低攻撃力・高攻撃速度の敵には注意。

被ダメージとHPS比較
	敵攻撃力				HPS
	300	500	1000	2000	HPS
へドリー	246	410	820	1640	216
マウンテン	15	146	646	1646	192
マウンテン素質1発動	13	71	496	1346	192

また、強撃と回復がセットになっている都合でなかなか近寄って来ない遠距離攻撃敵や攻撃速度低下には弱い。
DPSについては要求SPの軽さを差し引いても低防御相手では他の永続系オペレーターには及ばないが、素の攻撃力・倍率の高さから散発的に高防御力の敵が混ざるような殴り合いにおいては他の居座りキャラより有利になる場面も。
攻撃速度が遅く、必要SPは少ない。チェン素質やステインレスS2といったSP加速手段との相性が良い。

スキル1 運用例動画 (H8-2)

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スキル2 重たき余燼 †

パッシブ効果で攻撃力が強化され、スキルを使用するたびに通常状態と発動状態を切り替える。
攻撃力強化の割合はそこそこ程度だが、素の攻撃力が高いので十分な練度があれば一撃当たりの攻撃力は2500を超える。
スキルを発動すると、ブロック数の増加はそのまま同時に攻撃可能な対象数の増加になり対複数に向く。
攻撃時に確定でスタンさせるので、相手に耐性が無いのならば素質1の効果により攻撃力は140%に上昇し最終攻撃力は最大3246(LV90特化3潜在1)にもなる。

なお、この攻撃時の確定スタンにより自身の攻撃速度(2.5sと攻撃間隔増加+0.5)からスタン(1s)を差し引いた時間よりも攻撃モーションが遅い一部の敵（巨像など）を完封可能。

スキル2 運用例動画 (TW-7)

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スキル3 死地の硝煙 †

持続時間中毎秒HPを100失い続ける代わりに、自身を大幅に強化するスキル。
効果中にヘドリーを攻撃したorヘドリーに攻撃された敵も毎秒200の確定ダメージを受ける状態となり、この効果はスキル終了かヘドリーの退場まで持続する。
「確定ダメージを受け続ける効果」は累積せず、発生源が存在しないダメージとして扱われる。条件を満たした時に無敵状態の敵には付与出来ない。
スキルの持続時間は1分を超えるため非常に長く、対ボス用の決戦スキルとして相応しい性能と言える。

長時間ダメージを付与できるため、13章のギミックとは好相性。

スキル2より自己強化の幅が大きく自己回復能力があるが、医療なしでの運用は危険。回復できるオペレーターは用意しておきたい。
最大HPが増えすぎて医療オペレーターの回復をスポンジのように吸いやすく、自身および周囲の耐久面がやや不安定になる。

回復要員としては純燼エイヤフィヤトラS1のようなHP回復量に優れた医療オペレーターが望ましい。
スキル中にHPを失い続けることで純燼エイヤフィヤトラの回復を常に受け、素質を常時維持できる。素質のHPバフも噛み合っている。

ワルファリンS1の割合回復もへドリーにとっては相性が良い。
「スキル持続中はHPが半分を切っても早々落ちない」と見ることも出来るため、通常であれば過回復気味になりがちなトゥイエのスキル2も有効に機能する。

元の攻撃間隔が長いため瞬間火力自体はさほどだが、単独でボス級の敵を殴り倒せる域に達する。対大物向けの決戦スキルと考えて良いだろう。

スキル3 運用例動画① (11-20)

スキル3 運用例動画② (JT8-3)

スキル3 運用例動画③ (13-20)

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総評 †

強敵の撃破に適している重剣士オペレーター。

他の前衛では耐えることが難しい高威力の攻撃を耐え切ることが可能。
医療による回復を合わせれば、ボス級の敵にも真っ向から殴り勝てる性能を有する。

一方で攻撃速度の速い雑魚敵に囲まれるとHPが激しく減り、耐えきれなくなる。
一般的な近距離オペレーターとはステータス配分が大きく異なる点に注意したい。
雑魚よりはエリート敵やボスの処理を見据えた配置・運用を心掛けると良いだろう。

耐久性能は素質による加護と自己回復で補っているため、HPのリカバリーが課題となる。
一般的に使われる「群癒師」の回復量1人分では焼け石に水となりやすい。
また、本人に回復が吸われるため、周囲の耐久面を補うためにも複数人回復できるオペレーターの方が望ましい。

その特殊性から汎用性が高いとは言い難いが、尖りに尖っているためハマる場面では非常に強力。
彼を運用する場合は、彼を支える医療オペレーターの存在が重要となるだろう。

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基地スキル †

最初の一歩α → 最初の一歩β
受注効率+30%(昇進1までは25%)、さらにイネスとWが作業施設に配属されていると5%*2加算され最大40%を出せる。
40%はアルケットやヴィジェルと並ぶ高い数値。

イネスは手がかり捜索速度+46~56%と優秀なので応接室に、Wは訓練室か加工所*1に置いてくのが良いだろう。

↑

小ネタ †

中国語名：赫德雷　英語名：Hoederer

本編の前日譚であるイベント「闇夜に生きる」に登場したサルカズの傭兵。
イネスとWの上官であり、彼女らの反目に頭を抱えつつ部隊長として統率した。
長剣だけでなく傭兵時代のイラストではクロスボウらしき武器も背負っており、さらにアーツユニットと思われる短剣あるいは小型の杖のような武器まで持っているため、近・遠・術の全てを使いこなす熟達した兵士と予想される。

「闇夜に生きる」での立ち絵

その人柄は、良く言えば慎重な熟慮の人、悪く言えば優柔不断。
カズデルの内戦の当事者である摂政王テレシス、テレジア兄妹の双方に人脈があり、ケルシーの身分も知っているなど、何かと高貴な人に縁がある。

チェルノボーグ事変では部隊の不手際が相次ぎ、摂政王への釈明のためヴィクトリアに召喚される。
その後事実上の軟禁状態に置かれるが……。

ヴィクトリア編にて

ヘドリーの推し？

テーマ曲

ヘドリーの印	一角に焼けた跡が残るノート。そこには作戦の結果だけでなく、戦火の灰燼の合間に息づくサルカズたちの生活が記されている。
採用契約	サルカズの傭兵・ヘドリー、戦火を纏いあなたのもとへとやって来た。
採用契約	これは彼自身が選んだ道ではない。サルカズに残された道はそう多くないのだ。

↑

公式ツイッターの紹介 †

元サルカズ傭兵団のリーダー。ロドスの古馴染。
ベテランの傭兵であると同時に、学者気質で読書好きな一面も併せ持つ。

「……戦争はいつまでも変わらないな。」

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